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05/16 「フランダースの犬」 実写版
04/12 「ぼくは怖くない」
03/23 「ジェリー」
03/04 「父、帰る」
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2006.05.16 Tue

『フランダースの犬』 A DOG OF FLANDERS

  製作年:1999年
  製作国:アメリカ
  監督:ケビン・ブロディ
  出演:ジェレミー・ジェイムズ・キトナー、ジェシー・ジェイムズ、
      ジョン・ヴォイト、ジャック・ウォーデン、ブルース・マクギル

<感想>
日本で誰もが知っているアニメの「フランダースの犬」の実写版。
ウィーダ原作本もかなり昔に読んだのであまり覚えてなく、アニメもところどころしか覚えてないのですが、映画では赤ちゃんのネロが母親に連れられておじいさんの家に来るところから始まります。
アニメのおじいさんのイメージが強すぎて実写版のおじいさんはどうも馴染めなかったのですが、対照的にネロはアニメを割と忠実に再現してる感じ。
といってもアニメのような素直で優しくおじいさん思いの少年というより、正直で純粋だけども絵画に対する向上心は強く、言いたいことははっきり言うというアメリカ的(?)な少年になってます。
実際映画の中ではルーベンスの銅像の前で知り合った画家のグランデさんとの交流が多い!

アニメでは晩年のおじいさんの世話をする甲斐甲斐しい姿に感動したもんですが、実写版ではおじいさんの世話、さらにはパトラッシュとの交流が殆ど描かれておらず普通に飼ってる犬扱い。
この映画にこのタイトルを付けるのはかなり違和感はありますが、それでも泣かせるシーンは万国共通。
アロアの父親から辛い仕打ちを受けていたのにラストの辺りでネロに対する誤解が解け、アロア一家が雪の中ネロを探すシーン。
アニメでわかっちゃいるけど目頭が熱くなってきます・・・。

ただ残念なのは、後半のアロアだけがネロよりかなり成長して、アニメのような可愛らしい少女ではなくネロより身長の高い立派なレディになってるってこと。
さらにはネロとアロアの恋話まで・・・
原著やアニメでもなかった展開がこの映画では取り入られている!!これが良いのか悪いのかは見る人によって意見が分かれるところ。
ただラストはどうだろ・・・。私は去年テレビの放送で見たので編集の加減で変な終わり方なのかも?
DVDにはアメリカ版と日本版の2通りの終わり方があるらしいのですが、機会があれば両方見てみたいもんです。

ちなみに実写版ではパトラッシュは黒い犬となってますが、本来この犬種は黒い犬なんだとか・・・。
当時アニメで感動した名残を持ったまま期待して映画を見ると物足りないかも知れないので、アニメとは切り離してみるのがいいかも。

23:18 | 洋画・・ヒューマン/ドラマ | edit | trackback(0) | comment(0)

2006.04.12 Wed

『ぼくは怖くない』 IO NON HO PAURA

ぼくは怖くない
  製作年:2003年
  製作国:イタリア
  監督:ガブリエーレ・サルヴァトーレス
  出演:ジュゼッペ・クリスティアーノ、マッティーア・ディ・ピエッロ、
      アイタナ・サンチェス=ギヨン、ディーノ・アッブレーシャ、
      ディエゴ・アバンタントゥオーノ


<簡単なあらすじ>
ヴィアレッジョ賞を受賞したニコロ・アンマニーティによる同名ベストセラー小説の映画化。
イタリアのある小さな村に両親・妹と住んでいる少年。廃屋で偶然に穴を見つけ、宝物の詰まったほら穴だと思って覗くとそこには鎖に繋がれた男の子が。
それと同時に親たち大人がある事件に関わっていることを知った少年は誰にもそのことを言えず、1人悩んだ末の結末は・・・。

<感想>
兄弟や子ども同士の会話・遊びは微笑ましく、一面麦畑の中デコボコ道を自転車で走る姿は見ててほのぼの。
子どもたちの中でも既にボス的存在の子もいたり、年齢が幼なすぎる妹の無邪気さも子どもらしさが出てていい感じ。
しかし少年の成長をのんびり描いた作品かと思いきや案外ミステリーやサスペンス系が入っており、その中で少年の葛藤を描いてる作品といったところ。
少年が謎の男の子を自分の中で勝手にどんな子かと想像するシーンでは、子どもが数人しかいない閉鎖的な村で暮らしているせいなのか、はたまた寂しがり屋なのか、それとも想像力豊かな子なのか?!

大きな秘密を抱えた少年、自分に利となる交換条件(子ども同士、子どもと大人)から引き起こる展開、母親の葛藤、そして友情。
麦畑を背景にゆったりと展開するストーリーなのにいろんな要素が入った作品でキャスティングも良い。
DVDのパッケージを見て興味本位で借りたのですが、個人的にはかなり好印象の映画かな。

00:37 | 洋画・・ヒューマン/ドラマ | edit | trackback(0) | comment(0)

2006.03.23 Thu

『GERRY ジェリー』 GERRY

ジェリー デラックス版
  製作年:2002年
  製作国:アメリカ
  監督:ガス・ヴァン・サント
  出演:マット・デイモン、ケイシー・アフレック




<感想>
予備知識なしで見ると、一体何がしたいんだろうと思うはず(予備知識があって映画を見ても理解できず)。
ストーリー性が明確なわけでもなく二人の背景の説明もなし、会話も少なくただひたすら歩くのみ。そして響く足音。
映画としてどう解釈していいやら・・・。
この映画全体を≪人生≫に置きかえて見る人もいるようですが、正直私には置きかえて見れるほどの要素がこの作品には見出せなかった・・・。
生と死の極限状態を狂気的に描いてるわけでもなく、心理的描写も見てる側にそれほどインパクトがなく、娯楽映画として見るとかなり理解しにくいかも。
会話の中で「何度もジェリった」とか「完全なジェリーだ」「ジェリーの元だ」など、ジェリーが隠語(?)のように使われているのが特徴といっちゃ特徴かな。

久々に何も感想が浮かばない映画を見た感じです・・・。  
つまらないとも言えるし、何かメッセージがあるのかもしれないとも思える映画でしょうかね。
景色を楽しむにも壮大なる荒野と砂漠だけなので、「○○紀行」といった景色だけをずっと流してる地理番組としてなら納得?!
この映画をジャンルに分けると一体何になるんだろう。緊張感がないサスペンスドラマ?とりあえずヒューマンに入れてみたものの何か違うような気がする・・・。

ちなみにケイシー・アフレックはベン・アフレックの弟。

21:39 | 洋画・・ヒューマン/ドラマ | edit | trackback(0) | comment(2)

2006.03.04 Sat

『父、帰る』 VOZVRASHCHENIYE

父、帰る
  製作年:2003年
  製作国:ロシア
  監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ
  出演:コンスタンチン・ラウロネンコ、イワン・ドブロヌラヴォフ、
      ウラジーミル・ガーリン




<簡単なあらすじと感想>
第60回ヴェネチア映画祭で金獅子賞と新人監督賞を受賞したアンドレイ・ズビャギンツェフ監督によるロシア映画です。

ある日アンドレイ(ウラジーミル・ガーリン)とイワン(イワン・ドブロヌラヴォフ)の兄弟が家に帰ったら、そこには写真でしか見たことがない父親(コンスタンチン・ラウロネンコ)の姿が。
久しぶりに帰ってきたのにも関わらず、何事もなかったように一家の団らんを仕切る父親に対し何も語らない祖母の存在、そして戸惑いが見れる母親の態度。
そしていきなり息子2人と明日から旅行に出ると言う父親。なぜ父親が急に帰ってきたのかをベッドで兄弟2人いろいろと話すシーンでは、父親と過ごす旅行に対して不安と期待があるのですが・・・。

旅行の車の中、父親は「息子らしくパパと呼べ」とイワンに強要したり、何事も多数決で決める態度に次第に怒りを覚える弟のイワン。
徐々に本当に父親なのかさえも疑うようになり、そんな場から早く逃げ出し家に帰りたいイワンはことごとく父親に反発するのに対し、兄のアンドレイは、正直な気持からなのか素直にパパと呼ぶことができ、父親として接してる様子。

12年ぶりに家に帰ってきて、息子2人を無人島に連れていったのはなぜなのか?
長い間どこで何をしていたのかも全く語らない父親は、息子たちに何を伝えたかったのか?
劇中で何しに無人島に行ったのかはわかりますが、そのことに対してのヒントも何もないので見てる人の想像にまかせるといった感じ?
そしてイワンが自分の気持ちを正直に父親にぶつけるシーン、父親はどんな気持ちでそれを聞いてたのだろう。
ラストはどうなるかと思いきや、想像以上に意外な結末でした。
結局のところイワンの口から父親に対しパパと素直に呼べたのはこのシーン。

正直謎ばかりが残りますが、なぜかズンと心に残る作品。
エンドロール前にある白黒写真の最後の1枚を見ると、さらにグッときました。
無人島に行くときと帰るときとの船の中の兄弟2人、同じようなアングルで撮っており、表情の違いがはっきりとわかるようになっていて私にはとても印象的なシーンです。

特典でメイキング「映画についての映画」が1時間ほど入っていますが、まずびっくりしたのがイワンの成長した姿!
映画の中ではまだ幼さが残ってるのですが、インタビューではその面影がなくてちょっと残念。
またウラジーミル・ガーリンのオーディションの様子も入ってます(彼は本作撮影後、不慮の事故で溺死)。
そのほかには監督や関係者のコメントも聞くことができ、撮影風景では細かなこだわりを感じることができます。少し特典映像は長いですが、是非こちらも見てほしいところ。

22:47 | 洋画・・ヒューマン/ドラマ | edit | trackback(0) | comment(0)

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