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「蘭陵王」 #35・#36・#37

『蘭陵王』 #35・#36・#37

蘭陵王 DVD-BOX3

 製作年:2013年
 製作国:中国/台湾




高長恭 → 馮紹峰(ウィリアム・フォン)
楊雪舞 → 林依晨(アリエル・リン)

安徳王 → 胡宇威(ジョージ・フー)
高緯  → 翟天臨(ジャイ・ティエンリン)
楊士深 → 李東翰(リー・ドンハン)
斛律須達 → 王天野(ワン・ティェンイェ)
鄭兒  → 毛林林(ニキータ・マオ)
高湛  → 何中華(ホー・チョンホア)
小翠  → 朱海君(チュー・ハイチュン)

宇文邕 → 陳曉東(ダニエル・チャン)
阿史那 → 王笛(ワン・ディー)
宇文護 → 鄭曉寧(ジョン・シャオニン)
尉遲迥 → 趙毅(チャオ・イー)
宇文神挙 → 王峥(ワン・チェン)
楊堅  → 韓棟(ハン・ドン)

韓曉冬 → 魏千翔(ウェイ・チェンシャン)
楊林氏 → 呂中(ルー・チョン)

※備忘録なのでネタバレ気にしない内容になってます


蘭陵王#35
陛下に娶られることになった雪舞。だが民たちから「陛下、お考え直しを。天女は蘭陵王の妃です。勅命を撤回してください。あまりにも非道です」と野次が飛ぶ。すると鄭児が「陛下は干ばつを解消するために天女を娶られる」と言うが、民からは「干ばつと何の関係が?天女のせいじゃない!」と。「斉の皇后として事実を告げねばならぬ。楊雪舞は天女などではない。妖女の転生だ」と言う鄭児に対し、民たちは猛反対し「妖女はお前だ!王妃さまじゃない!」と石を投げつける。その隙に雪舞は「殿下、先立つ私を許して。この非道な暗君と妖妃を道連れにするわ。生かしても民が苦しむだけだもの」と爆弾を取り出したその時、高長恭が入ってき、「この干ばつは天災ではなく人災、督水師が水門を開けたのが災いの元。私の妻は妖女ではない!災いを起こした者こそ妖女です!陛下、事件の黒幕を暴いてください」と言う。その時、雨が降り出す。民たちは「暗君と妖妃の非道に天も涙した。殿下のおかげで干ばつに勝った!蘭陵王と天女は民の望みだ!妖妃が去ったとたんに雨が!第四皇子こそわが君主、民の希望だ!」と大喜びし、高長恭は雪舞を抱きしめる。

高緯に宮殿に呼ばれた高長恭は、「民のために朝政に専念してください。督水使は不問に付します」と切に願う。「朕も明君になりたい。だが常に不安を覚え専念できぬ。そなたに死んでほしい。分からぬか?民心を一身に集めた四兄が目障りなのだ!そなたが死ねば朕は民を敵に回すこともない。一つききたい。民の安寧と引き換えに己の命を捨てられるか?」と高緯に言われた高長恭は、自らの死を望む。高緯は驚き、「皇后の言ったとおりだ。朕が非道に走って国の蓄えを浪費し、兵を飢えさせ楊雪舞を奪おうとしたら、あやつは自らの命を差し出した。朕を明君にするためにな。これでいいのか?」と鄭児に聞く。鄭児の答えは「蘭陵王に死を」だった。だが皇后の言う事は理解していても、高緯はそう簡単に決断することはできなかった。が、陛下は必ずや天下の覇者になると言われ、決断してしまう。

蘭陵王府に戻った高長恭は雪舞に心配かけまいと「議論の末、陛下も非を認めてくださった。もう心配はいらぬ」と言うが、雪舞は陛下の今までの言動から非を認めるわけがないと信じない。だが高長恭は「うそではない。先帝が急死され陛下も混乱しておられた。国をよくする術を知らなった。陛下も反省している」と本当のことは言わなかった。「高緯が明君になれると本気で思っている?」と聞かれ、高長恭は幼い頃の高緯の話をして雪舞を安心させる。雪舞が寝床に行った後、陛下が天女を娶ると聞いた安徳王がやってくる。参内したあと何の話をしたのか聞きたがったが、雪舞が陰から聞いているのに気付いた二人は、陛下が反省している話をする。雪舞が去ったあと、高長恭は高緯から死ねと言われたことを話す。それを聞いた安徳王は、高緯に殺される、すぐ義姉上を連れて逃げ国を出ろと言うが、高長恭は「殿下は私が死ねば圧政をやめ、民を大事にすると言った。私の死で民に安寧が戻るなら、それで本望だ」と。そして安徳王が何を言おうが決意は固かった。一番の心残りである雪舞のことは「お前しかいない。雪舞を頼む」と安徳王に頼む。残された時間は明晩の亥の刻まで。陛下は王府の者は見逃すと約束したが、安心できないため高長恭は皆を避難させて先手を打つことにする。

翌朝、挨拶にきた鄭児に「今日で悩みの種が消える。そう思ったら安心して眠れた」と高緯は言い、逆に鄭児の顔色が悪いのに気づく。鄭児は化粧のせいにするが、実は高長恭に拾ってもらったかんざしを未だに大事に持っており、当時を思い出していたのだった。鄭児に呼び出された祖珽がやってくる。鄭児は獲物を逃がさぬよう陛下の計画を後押していておいたと言い、祖珽は鄭児の指示どおり、蘭陵王府に禁衛軍を送り監視させる手はずを整えていた。

蘭陵王府では、髪をとかす雪舞に高長恭は冗談を言い、場を和ませていた。そして雪舞の髪をとかしていると「夫が妻の髪をすくと、その夫婦は生涯仲良く添い遂げられるそうよ」と言われた高長恭は、雪舞を後ろから抱きしめ「これからは毎日髪をすくんだぞ。きれいに髪をとかせば心のわだかまりも解け、すべてうまくいく。たとえ私がいなくても…ちゃんと髪をすくんだぞ」と。だがこの時、雪舞は高長恭の心意がわからず「お断りよ。あなたに任せるわ」と無邪気に答え、朝食のあと、一緒に行きたい場所があると言う。前に二人で行った場所で、"柳"には"留"の意味があり、生涯そばにいるという話をした場所であった。雪舞はそれから"柳"が好きになったと告げる。そして雪舞は剣術を習うと言い出す。武術の基礎があれば危険な目に遭っても自衛できるし、殿下も守れると言われた高長恭は、柳の枝を剣に見立てて雪舞に教える。そのあと町中で、肌身離さず持っていて欲しいと雪舞に銀の櫛を買いプレゼントする。

二人が出かけている間、安徳王が小翠、曉冬、王家令に用があるとやってくる。飲み物に睡眠薬を入れることに対し小翠は戸惑い「あとで夫人に恨まれますよ」と言うが、安徳王はたとえ恨まれようが、四兄の最後の命令であるためやり遂げるしかなかった。そこへ雪舞と高長恭が帰ってき、豪華な料理に驚く。昨日、大変な目に遭ったことで、安徳王が夫婦円満を祝ってご馳走を用意するよう命じたと知った雪舞は、「なら毎日お祝いしなくっちゃ。永遠に夫婦円満だもの」と。二人に最後の時間を過ごしてもらおうと、安徳王らは部屋をあとにする。

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雪舞と蘭陵王が民から慕われていることを知っていながら、どうして鄭児は民たちの前で雪舞のことを妖女呼ばわりする?民たちが納得し「陛下が天女を娶ってくださり干ばつから解消された、ありがとう!」なんて言うとでも思ったんだろうか?んな無茶な。当然、民たちは鄭児の方が妖女だと思うのは当たり前。その様子を見て、なぜ高緯は鄭児の考えは皇帝をダメにすると悟らないんだろう。それどころか、高長恭に「朕は明君になりたい。だが民心を一身に集めた四兄が邪魔だから死んでくれ」だなんて、ありえない。明君になりたいなら高長恭をそばにおいて利用すればいいのに。高長恭は陛下を補佐する立場を重々承知してるから、自分が立てた功でも陛下の功のようにちゃんと立ててくれ、民心を陛下の方に向く方に仕向けてくれるのに。ちゃんと助言してくれる人が側にいればこんな馬鹿な事は考えなっただろうに。高長恭をいかに孤立化させるかなんて考えずに、どうやったら明君になれるか、民に対してどのようにすればいいのか考える心の余裕があったら…太師と大将軍を遠くに行かさず側に置いてたら…。なんて考えてももう後の祭り。兄弟のように育ってきた高長恭を殺すことに戸惑いがある高緯に対し、鄭児は「蘭陵王に死を。このまま生かしてはなりません。民心を集めている者が一番危険。昔から偉大な功績を立てた者ほど往々にして君主の大敵となるもの。でも蘭陵王され殺せば陛下は当代の覇者となるはず。もし蘭陵王を殺さねば陛下の英知が天下に伝わりません」と説得されてしまう。鄭児しか相談者がいない高緯はホント不幸な皇帝。

それに対し、民が救われるなら命を捨ててもいいと言う高長恭もバカだ(TT)。どこまで高緯のことを信じるんだろう。安徳王が言うように、高緯は昔のような心優しい少年じゃない。暴虐非道でコンプレックスのかたまりの君主。そのことに対しても「私のせいかもな。私がいなければ明君になるかもしれぬ」と。無理無理、絶対なれないって~。生涯を共にすると約束した雪舞はどうするの!雪舞のことを頼まれた安徳王だって困るよ!「誰よりも自分を可愛がってくれ、何をするにも一緒。それなのに殺されるのを黙ってみてろと?私は面倒ばかりかけたが、こんな難題を押し付けないでくれ」と、安徳王の心は涙で溢れてる。「お前を信じてる。最後にもう一度この兄を助けてほしい。あとのことは……任せたぞ」と高長恭に言われ、覚悟を決めた安徳王。

高長恭は最後の時間を雪舞とゆっくり過ごし、それとなくこれからは自分がいないことを言っちゃってるけど、雪舞には全く気付く気配なし。今日の殿下はどこか変?と思いながらも楽しい時間を過ごしてる。雪舞だけ睡眠薬を飲まされるよう細工してたけど、これは真実を知ったら何があろうが絶対高長恭のそばにいると頑なに雪舞が言うため、あるいは蘭陵王府に残っても、いずれ高緯らに殺されてしまうと危惧し、眠らせてどこか違う場所に雪舞を逃がすという計画?そんなことととはつゆ知らず、無邪気に楽しそうにしている雪舞が切ない(TT)。

エンディングに流れるシーンが徐々に劇中に流れるようになり、「このシーンに使われてたんだ!」とか「そんな意味があったんだ!」と。一番気になってるシーンはまだ流れてなく、どの場面で使われているのか気になってます。全46話だからあと11話で終わり。はー、長すぎる。日本のドラマに慣れてるせいか、全46話はやっぱり長すぎる(><)。早く見終えて楽しい内容のドラマが見たいよ~。


蘭陵王#36
安徳王からこっそり渡された解眠薬を飲んだ高長恭は、せっかくの晩餐なので一緒に飲もうと雪舞にお酒をすすめる。お酒を飲んだ雪舞は、何か入っていたことに気付き高長恭を見ると、「すまない」と涙を流していた。朦朧とする雪舞を抱き、「約束を守れない、どうか許してくれ。君まで死なせたくない。時が経てば私を忘れられるだろう。今回ばかりは君を連れていけない」と肩を震わせ泣く高長恭であった。小翠が雪舞のフリをし見張りの者たちを遠ざけてる間、曉冬は高長恭から先方宛ての書簡を託され、眠っている雪舞を連れて馬車で蘭陵王から逃げ出す。安徳王も高長恭に一緒に逃げようと提案するが、高長恭は「これから話すことを守ってくれ。敵を討つことなど考えてはならぬ。陛下を憎むな、何事もなかったように生きていけ。この一件が落ち着いたら雪舞の様子を探り、無事の確認を」と話す。雪舞は悲しみのあまり命を絶ちかねないとと言う安徳王に対し、「あの者が止める。そう信じて送り出した」と。

雪舞と曉冬は鄴城を出て、小翠は安徳王府の侍女に、その他の者たちもお金を渡し故郷へ帰したため、蘭陵王府には高長恭と王家令の二人だけになった。高長恭に「そなたも出ていくのだ」と言われるが、王家令は「私の家はこの王府です」と、ここに残り最後まで殿下と供にする決意をしていた。そして二人は酒を飲み交わす。しばらくし、高緯、鄭児、祖珽らが蘭陵王府にやってくる。「高長恭が民の財産を収奪していると多くの大臣から訴えがあり、公正を期すために捜査をせねばならぬ」と高緯。すると書房で2つの箱が発見され、中から多くの民の財産が発見される。高長恭は陛下に対し申し開きをせず、臣下は君主の命令に従うのみ、そして約束どおり善政をしいてくださること心より願っているとだけ告げる。それを聞いた高緯は「朕は約束を守る。そなた亡きあと斉の民を守る」と約束。雪舞の姿がないことを知った鄭児は、雪舞を捕らえ葬るよう祖珽に命じる。そして高長恭の刑の執行は鄭児自らがすると高緯に告げる。鄭児から渡された毒入りのお酒を飲み、高長恭は死んでしまう。大患はなくなったと喜ぶ鄭児に対し、高緯は放心状態で「……宮殿に戻ろう」と言うのが精一杯だった。

馬車の中で目を覚ました雪舞は、曉冬に馬車を止めるように言うが、曉冬は「もう遅い、殿下は…」と言ってしまう。雪舞は高長恭に何かあったのだ、みなで私を騙して眠らせたと悟り、曉冬に何があったのか聞き出そうとする。高長恭は死を下命され、夫人を遠ざけたと知った雪舞は、「殿下と運命を共にする。一人生き延びるより殿下と一緒に旅立たせてほしい」と曉冬に懇願。曉冬は戻る決心をするが、追っ手がすぐそこまで来ており戻れない状態だった。崖にさしかかり二手に分かれて逃げることを雪舞は提案。馬車を崖から落として追っ手を欺き、曉冬は馬の踏雪と逃げるように言い、雪舞自身は一人なら身を隠せると。何がなんでも王府に戻って殿下に会う!と言う雪舞に対し、一人では都に帰せないと言う曉冬だったが、道中、農家を見かけ女一人なら頼み込めば匿ってもらえると雪舞が言ったため、曉冬は二手に分かれることに同意する。だが雪舞は祖珽に見つかってしまい崖から落ちてしまう。曉冬は道中、眠っていた雪舞が農家を見たはずはないと気付き戻ろうとするが、追っ手が迫っており先に進むしかなかった。

高長恭の遺体は宮殿に運び込まれていた。高緯は遺体を前にし、「死んでいるのか?」と鄭児に聞く。何かが引っ掛かってる様子の高緯に対し、鄭児は侍医に死亡を確認させるが、それでも高緯は「まだ心配だ。四兄はとても偉大で優れた人物だった。生きている間は心に刺さるとげだった。死んだはずの今も、それはまだ、ここに残っている気がする。さらに深い所まで入り込んでいるようだ」と自分の胸に手をあて、剣で高長恭の死体を刺そうとする。鄭児は戸惑いを見せる高緯の手を取り、その剣を力強く遺体に突き刺す。剣に付いた黒い血を見た高緯は、高長恭が本当に死んでいると言い、遺体を上からまじまじと見下ろす。そんな高緯を見て鄭児は遺体を運び出すよう命じる。その後、祖珽から雪舞が崖から転落したと報告を受けるが、死体を見るまで納得できない鄭児は捜索を命じる。

以前、天女に縫ってもらった履物を日に干すために川にやってきた阿文とその母親は、川辺に人が倒れているのを発見する。助けようとする二人は、それが天女だと知り驚き、息があったため急いで家に連れて帰る。医者が、外傷はあるが幸い内臓は無事と言ったのに二人は安堵。さらに身籠っていると医者は付け加える。

朝廷では、高緯の体調が優れず登朝しないことで散会となる。段太師が蘭陵王の再審理を求め、別の大臣が陛下のご決断を支持し蘭陵王は罪人だと言い、この二人が口論になっていることを四喜は高緯に報告。段太師が蘭陵王の潔白を証明しようとしていることに対し、高緯は「段韶らの忠誠心は相変わらずだ。死んだ蘭陵王のために自らの進退も懸け、大胆にも奏上しようとするのか」と。鄭児は陛下を心から敬う大臣らもおり、忠誠を表している。天下の民と私の心も陛下のものだと慰めるが、高緯は「蘭陵王の話はききたくない」と言うだけだった。そんな力を落としている高緯に鄭児は、蘭陵王を手厚く葬るという聖旨を下して、天下に知らしめるべきだと提案。縁者に対する陛下の寛容さを示しつつ雪舞をおびき寄せる、雪舞が生きていれば墓前に現れたところを捕らえられると。雪舞はもう死んだと言う高緯に、決めつけて用心を怠ってはいけない、陵墓を東の山頂に作ってすぐ完成させましょうと説得。そんなことはもうどうでもいい高緯は、「好きにせよ」と言ってしまう。

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今度ばかりは雪舞を残しておくわけにはいかないと、睡眠薬で眠らせ、曉冬に馬車で連れ出してもらった高長恭。周囲に危害が及ばぬよう何もかも手を回し、独りで逝く決断をした高長恭に対し、安徳王は黙って見送るわけにはいかない。だけど自分が逝ったあとに守って欲しいことを高長恭を託され、「来世でも必ずまた兄弟となろう」と言われた安徳王は泣き崩れるしかない(TT)。蘭陵王府に戻った高長恭は、雪舞にもらった白い帯を手に出会った時のことを思い出し、その帯を自分の腰に巻きつける。このシーンを見て、私もその頃のシーンを思い出して思わず目頭が(TT)。どうしてこんな風になっちゃったんだろう。これじゃ楊林氏が予言したとおりになっちゃうじゃない。

高長恭、眠っている雪舞にお別れする時は泣いていたけれど、その他のシーンでは自分が殺されるとわかっていても堂々としてる。高緯らがやってきた時も、「お待ちしてました。お迎えせず失礼いたしました」と。どんな時も民のことだけを考え、いつ何時も冷静な高長恭だから、余計に高緯は憎さが倍増するんだろう。もし高長恭が少しでも怯えた素振りをみせたり、泣いてすがったりしたら、もしかしたら高緯は「はははっ、四兄は軟弱で朕の助けがなければ何もできぬ。よって恩赦を与えよう」と言ったかもしれない。鄭児も「私を苦しめた蘭陵王が、今では私に許しを乞おうとしている。ちょっとは許してやってもいいかも」なんて思ったかもしれない。←前者はあり得ても、後者はないか^^;高長恭が正々堂々と振る舞わない男だったら……、いやいや、そんな高長恭は見たくない(><)。そもそも高長恭がそんなんだったら、雪舞も鄭児も好きになってないから物語が成り立たなくなっちゃう。毒酒を飲む時でさえ、前を見据えて堂々と飲む姿はかっこいいけど、結果、死んでしまったらどうしようもなさすぎる。楊林氏が亡くなった時、私は実はまだ生きていて、雪舞のために楊林氏は自分自身が死んだと偽り、どこかで見守っているような気がすると書いたけど、その後どこにも登場なし……。高長恭も実はまだ生きていて…と思いたいけど、確かに毒酒を飲んだし剣でも刺されてた。これはちょっと絶望的。

高緯は自らの手で誰かを殺す時、いつも罪悪感のかけらが見え隠れしている。父上である高湛を殺した時、そして血の繋がった従兄の高長恭に毒酒を飲ませようする時。でもそんな高緯のほんのひとかけらの良心を握り潰してしまうのが鄭児。さらに高緯にさまざまな事を吹き込み、更なる悪事がまた増え……。朝廷に顔を出さなかった高緯は元気がなく、それにつけ込み、鄭児は蘭陵王のお墓を作ることを提案。罪人の墓を作ることで、陛下の縁者への寛容さを知らしめるためでもあるけど、一番の目的は雪舞をおびき出すこと。高長恭が死んだ今、高緯にとっては雪舞のことなんてどーでもいいって感じなんですが、もうこれ以上聞きたくないのか、上の空なのか、ぼーとしてたのか、「好きにせよ」と。そばで鄭児がニンマリ。高緯は、高長恭が死んだ今もごちゃごちゃ言ってくる鄭児のことがウザくないのかな。高緯にとっては高長恭だけが目障りだったはず。「もう目的は果たした。これで終わり!」と鄭児に向かってピシャっと言えばいいのに。ぼーとしているのは、死んだ高長恭のことをまだ考えてるから?罪悪感から?

今回の話は、高長恭、安徳王、小翠等々、みんなの涙を見るたびに私も涙(TT)。雪舞、崖から落ちたのに助かって良かった。しかも高長恭の子を身籠っているとは!めでたいけど、この時点で雪舞は、高長恭に死の下命があったことは知ってるけど、既に亡くなっていることはまだ知らないんだよね?知ったらどうなるんだろう。さらに、鄭児が雪舞ご懐妊を知ったら……考えただけでも怖い。


蘭陵王#37
蘭陵王の墓を作り、雪舞をおびきよせて取り押さえるという鄭児の提案を高緯は承諾。鄭児は四喜に「公布せよ。"蘭陵王は尚書令の立場で民の金を横領した。よって毒酒の刑に処した。生前の戦功をたたえ埋葬を許すが、民は陵墓を訪れ死者を悼んではならない"と。すぐさま手配させよ」と命じる。そんな鄭児に対し、「相当な自信だ。楊雪舞が生きていても危険を承知で墓など訪れまい。ありえぬ」と高緯は言うが、「愛のためなら危険を冒すでしょう。夫に寄せる思いの深さに賭けてみます。楊雪舞は蘭陵王の最期を知りません。陵墓の場所を知れば、罠が待ち受けていても必ず訪れます」と自信たっぷりの鄭児。高緯は「小燐(鄭児)、同じ立場ならどうだ?罠と知りながら死を覚悟して、墓に来てくれるか?」と聞く。「何をおっしゃるの。陛下と鄭児は末永く、仲むつまじく暮らすのです。死など考えません」と鄭児は質問の答えは言わずごまかす。町では蘭陵王の死の告示を見て、民たちは蘭陵王を失った斉はすぐ滅ぼされると噂し、阿文もこの公示に気付く。

一方、黄河の周国境。蘭陵王が罪に問われ刑に処され、雪舞は消息不明と報告を受けた宇文邕は、神挙に必ず捜し出せと命じる。その時、曉冬がやってき、蘭陵王からの手紙を宇文邕に渡す。そこには「この文が届く時、長恭はこの世にいない。君主が望めば臣下は死をも辞さぬ。潔く旅立つのみ。雪舞の安否だけが気にかかる。天下は広くとも雪舞を託せる者はただ一人。我らは親しく酒を飲み、兄弟とも思う。敵ながら情と義を感じた。貴兄の助けあらば、もはや後顧の憂いなし。来世でこの恩に報いん。 高長恭 最後の筆」と書かれていた。それを読んだ宇文邕は、理不尽な蘭陵王の死に悔しさのあまりただ怒るばかり。曉冬から、周に向かう途中に谷で追っ手が迫り、雪舞とはぐれてしまったと聞いた宇文邕は、敵に見つかれば捜索が難しくなるため、目立たぬよう少数部隊で谷を捜索することにする。

目が覚めた雪舞は、阿文から蘭陵王が横領の罪に問われ、陛下から死を賜ったと聞く。信じない雪舞は阿文の家を出て行こうとするが、阿文の母親に高長恭の子を身籠っていることを聞かされる。「もうお一人の体ではありません。蘭陵王のため、お子のために体を大切になさってください。強く生きるのです」と言われた雪舞は落ち着きを取り戻す。お触れ書きを持って帰っていた阿文は、そこに陵墓の場所も記されているので天女に伝えようとするが、今はまだ駄目、回復されたらお伝えしようと母親に止められる。その後、阿文の母親はお粥を作るが、雪舞は全く食べようとしない。見かねた母親は、以前、雪舞が縫った履物を見せ自分の息子たちの話をし始める。泣きながら高長恭への思いを話す雪舞に、「ご自身の命に代えて、あなたとお子を守られた。ですから殿下のため、お子のために生きてください。蘭陵王が守った命なのです」と。雪舞は差し出されたお粥を食べ始める。

倚霞殿にいる高緯は、蘭陵王が死を賜ってから眠らずにお酒ばかり飲んでいた。だが鄭児に慰められ、やっと眠りにつく。紅萼に戸を閉め誰が来ても通してはいけないと命じた鄭児は、頭巾をかぶりこっそり倚霞殿を出ていく。

鄭児は雪舞の遺体が見つからず、罠をかけた陵墓にも現れないことから苛立っていた。一方、高緯は蘭陵王府を通りかかった時、大勢の民が弔問するのを見て苛立っていた。「負けた、朕は初めから負けていた。民は蘭陵王を崇める。四兄は死んだのでもう永遠に勝てない」と。祖珽に「民を気にかける必要はございませぬ。無知で愚かな者どもです」と言われ、高緯は「無知で愚かだと?それはおぬしだ!高長恭を殺させた。横領の罪を着せたが民はだませなかった。蘭陵王の無実は子供でも知っておる!言ってみろ、誰が無知なのだ!」と物を投げつける。鄭児は落ち着かせるために祖珽が調合した陰陽水を持ってこさせるが、高緯は命乞いしなかった高長恭が理解できないでおり、一人になるため皆を下げる。

体調が良くなった雪舞は、阿文に硫黄と取ってきてもらい、助けてもらったお礼にすぐ火がつく"発火俸"を伝授する。そして町に行くことがあれば蘭陵王の陵墓の場所を聞いて欲しいと頼む。雪舞が待ち伏せされるのを心配した阿文は墓参りに反対。それでも生きる支えが欲しい、遠くから見るだけでいいと懇願され、とりあえず承諾し、雪舞に家の中で休むよう促す。すると役人がやってき、阿文を連れて行こうとする。仙都苑の完成に向け皇后が男を徴収するよう命令を出していたのだった。家の中で隠れていた雪舞だったが、見るに見かねて高価なかんざしを役人たちに渡し、見逃してもらえるよう頼み込む。役人は天女だと気付いたかもと心配する母親、だが雪舞はかんざしを奪って味を占めた役人が、数日後にまた現れることを心配していた。そして鄭児が強制労働を課していることも知る。一方、宮殿に戻った役人は、かんざしを差し出した女が皇后が捜している蘭陵王妃だと知る。鄭児はその役人から雪舞が身籠っていることを知り、急いで阿文の家に向かう。阿文親子は雪舞のことを悪く言い、向かった方向を鄭児らに教える。だがこれは雪舞が計画したことだった。鄭児たちがいなくなり、阿文親子は雪舞の言いつけどおりに家を出る。鄭児たちは阿文親子に騙されたことに気付き、急いで戻るがもう家には誰もいなかった。だが阿文が落とし忘れた蘭陵王の陵墓の場所が書かれた告示書を見つけ、鄭児は雪舞が陵墓に向かったと推測。その頃雪舞は、阿文の母親に教えてもらった陵墓を目指し歩いていた。

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高長恭が曉冬に書簡を託した宛は宇文邕。手紙には、いかに宇文邕を信用しているかよくわかる。それを読んだ宇文邕も、幾度も我が軍を破った軍神・蘭陵王が主君の手にかかり命を落としたことに怒り心頭。なぜ暗愚な主君に蘭陵王がおとなしく従ったのか納得がいかず、自分と協力すれば太平の世を作れたはずと。高長恭は最高の人物に雪舞を託そうとしてくれてる。宇文邕のところに行けばひとまずは安心。宇文邕、頑張って雪舞を捜して!

高緯は蘭陵王の死から眠らずお酒を飲んでばかり。「気分が沈む。突然、心の中が空っぽになる」と言ってるので、最初は一緒に育った高長恭を死に追いやったことで罪悪感いっぱいなのかと思っていたら、どうやら微妙に違うみたい。「高長恭とは一緒に育ち、どんなことも比べられ褒められるのは蘭陵王だけ。憎んだが死んでしまうと不意に思う。蘭陵王の意のままでは?今後、誰と比べられるのか……朕は突然、怖くなる」とな。登場するかどうかさえもわからない、比較される新たな人物に怯えてただけだなんて。ダメだこの男は。救いようがない。「高長恭は死に、民からもすぐに忘れ去られるでしょう。しかし民の記憶に残るお方も。それは陛下。斉の国を天下を統べる皇帝陛下ですもの。陛下はその名を後世に残す明君になります」と鄭児に言われてやっと眠りに。しかも鄭児のひざまくらで寝たいとおねだり。蘭陵王を弔問する多くの民たちを無知で愚かな者と言った祖珽に、「それはお前だ!」と言ってるけど、一番の無知で愚か者は高緯自身。己が罪悪感を覚えているのかさえも分からないみたいだし。なぜ高長恭が命乞いをしなかったのか、もし頼まれたら殺さなかったのにと言う高緯には、高長恭の気持ちなんぞ一生理解できないでしょう。高湛、あなたが即位させた高緯は、成長を期待されていたのにますます暗君になってますよ!あなたが大事に思っていた民たちも、蘭陵王が亡くなって斉は滅びると言ってます。亡霊の姿で毎日高緯の枕元に立ち、喝を入れてやってください!

妊娠を知り、とりあえず落ち着いたものの何も食べずに放心状態の雪舞。「最後に過ごした日、たくさんの約束をしたのはずっと一緒だと信じてたから。今になって思うの。彼はどんな気持ちで聞いていたのかしら。心が痛む。独りぼっちで蘭陵王府で死を待っていたのよ。寂しかったはず。そばにいられなかった自分を恨むわ。私が殿下を守ると約束したのに、結局のところ殿下が私を守ったの」と大泣き。阿文の母親に慰められ、やっとお粥を口に(TT)。雪舞、頑張って!

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