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「蘭陵王」 #29・#30・#31

『蘭陵王』 #29・#30・#31

蘭陵王 DVD-BOX2

 製作年:2013年
 製作国:中国/台湾




高長恭 → 馮紹峰(ウィリアム・フォン)
楊雪舞 → 林依晨(アリエル・リン)

安徳王 → 胡宇威(ジョージ・フー)
高緯  → 翟天臨(ジャイ・ティエンリン)
楊士深 → 李東翰(リー・ドンハン)
斛律須達 → 王天野(ワン・ティェンイェ)
鄭兒  → 毛林林(ニキータ・マオ)
高湛  → 何中華(ホー・チョンホア)
小翠  → 朱海君(チュー・ハイチュン)

宇文邕 → 陳曉東(ダニエル・チャン)
阿史那 → 王笛(ワン・ディー)
宇文護 → 鄭曉寧(ジョン・シャオニン)
尉遲迥 → 趙毅(チャオ・イー)
宇文神挙 → 王峥(ワン・チェン)
楊堅  → 韓棟(ハン・ドン)

韓曉冬 → 魏千翔(ウェイ・チェンシャン)
楊林氏 → 呂中(ルー・チョン)

※備忘録なのでネタバレ気にしない内容になってます


蘭陵王#29
安徳王が勝手に高長恭の休職を陛下に届けたことに関し、高長恭自身は納得いかなかったが、段韶や斛律光、雪舞の説得により折れるしかなかった。だが高長恭には休職中の代理に皇太子が務めることは知らされなかった。安徳王たちは、尚書令を皇太子が務めるとなると、功を焦りすぎて間違いを犯すであろうと心配し、高長恭が知ると休職を取りやめてしまうのを避けるためだった。その頃、宣徳宮では人影がないのに窓が叩かれる音で、高湛は物の怪だと騒ぎ、僧たちに祈祷させよと四喜に命じるが、兄上の亡霊だと思い込み寝れずにいた。翌朝、四喜は神水が関係しているのではないかと昨晩の騒動を高緯に報告しに行く。余に任せろと高緯は高湛に会いに行き、心配してる素振りを見せ、夜間警護し全力で魔物を追い払うと約束する。それを聞いた高湛は、災難に見舞われた時に頼れるのはやはり家族だと高緯の手を取り、高緯と長恭を最も頼りにしていると告げ、高緯にもっと長恭を見習ってほしいと。高長恭の名を出されたことで、高緯は四喜に窓に塗る神水を倍に増やせと命じる。その夜、また窓を叩く音で高湛が兄上の亡霊に悩まされていると、高緯がやってき窓に聖水をかけ魔物を退散させる。そのことで高湛に褒められ、どのように解決したか聞かれた高緯は、解決に導く助言をした功臣がいると告げ祖珽に会わせる。功を立て皇太子の陳情もあり、以前の罪も反省してることで翌日から太卜宮に戻り天象を観測せよと高湛から命ぜられる。そのすぐ後に高湛に呼ばれた高長恭は、休暇を快諾してもらい早く跡継ぎが見たいと言われる。その頃、蘭陵王府では雪舞、安徳王、段韶、斛律光らが陛下からもらった女媧廟の土で泥人形を作っており、帰ってきた高長恭も一緒に酒を飲みながら泥人形作りに加わる。

一計だけで己の身分を取り戻し、高緯にも父上の信頼を与えた祖珽を高緯は労っていた。そして太卜の再起を願った者がいると鄭児を呼び、二人が最も頼りにする腹心だから和解して欲しいと告げる。そして祖珽は殿下が皇帝を即位する策を用意していた。一方、高長恭の生家で休暇を楽しむ高長恭と雪舞。いつもは暗くなるのに光を増している赤い星を見つけた雪舞は不安になるが、祖珽はこの星を殿下を皇帝にする吉兆の星だと高緯に告げる。赤い星は凶星で乱世の予兆、天下を統一できぬ支配者に災いが訪れ、十中八九、病魔に侵されると。祖珽は上皇になられるよう陛下を説得し、皇帝には殿下がなると約束する。翌朝、祖珽は町へ行き、貧乏親子に大金を払い幼いその息子を皇太子府に引き取る。その後、高湛に拝謁し、物の怪が戸をたたく事象を調べたところ、星を読んで真相が明らかになったと報告。赤い星による災いの発端と思われると。赤い星は100年に1度出現する凶星で天下の転変を表し、君主に災いをもたらす。凶星は君主を呪い死に至らしめるが、逃れる策はただ一つ、上皇となり新たに皇帝を立てること。ただ上皇の位で実権は譲らず、新帝をただの飾りとして置けばいい、尊称が変わるだけと高湛に進言。ちょうどその時、迷っている高湛のもとへ皇太子の第二皇子が焼死されたと報告が入る。凶星のたたりだと言う祖珽に対し、いつ譲位すれば魔力から逃れられるか聞くと、赤い星は天帝の星を弱らせるためあと2か月の猶予しかないという。だが蘭陵王が戻るのは3か月後。無能ではないが国を治める才能がない皇太子に譲っていいのか迷う高湛は、しばらく考えることにする。だが第二皇子の焼死した遺体は、祖珽が町で買った幼い少年だった。祖珽は、高湛はおそらく譲位するだろうと高緯に報告。そして本物の第二皇子の姿を陛下に見せぬよう念を押す。新帝を選ぶにあたり高緯と蘭陵王の間で迷っていると聞き、勝ち目のない高緯だったが、堂々と蘭陵王に勝つ姿を官吏の目に焼き付けてやると意気込む。以前、蘭陵王が後宮から財宝を調達したことに対抗し、豪族に金を出させ慢性的な赤字を解決するつもりでいた。

高湛は上皇になる決意をし、まずは天と祖先を祭り、晋陽から戻るまでのひと月あまりの期間、国政を高緯に任せると告げる。そして県令が朝廷のために献上した財宝をに対し、「よき行いだ。国を思い寄付をするとは」と高湛が言うと、祖珽はこの案を考えた皇太子が次の帝位ということを強調して言い、これこそ天意だと告げる。高湛は祖珽に先に都へ戻り手はずを整え、譲位ついて民に告げる日を選んでおくよう命じる。その時、高湛は「もう暮らせない」と多くの民たちが逃げて行くのを目の当たりにする。

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祖珽が高湛を苦しみから救ったということで、恩赦を賜り豚小屋から大卜宮にカムバック!あ~、兄上の亡霊に苦しむあまり、祖珽の仕組んだことにまんまと引っかかってしまった高湛。夜になると人影がないのに窓が叩かれる音がしたのは……【最も生臭い田鰻の血に独自の工夫を加え、特別な水として高湛の神殿に塗る。すると夜になればコウモリが臭いに誘われて集まる。血を舐めようと不気味な音だけが闇に響く】という祖珽の案。どうしてこんな悪事ばかり働くんだろう。高湛も高湛。高緯に対し高長恭の名を出したらダメだって。高緯を褒める時や信頼してる旨を言う時は、高緯一人に対し言わないと。でも確かに高緯より高長恭の方がはるかに優れてるから仕方がないといっちゃ仕方がない。だって高湛は重臣であり甥でもある高長恭のことを信頼しており、国祖である神武帝が残した書簡を高長恭に預ける。貴重な物なので書き写してから返すと高長恭は言うが、高湛は返す必要がないと。すると高長恭は「ではこれは皇太子に」とあくまでも高緯を補佐する立場として遠慮するが、高湛は「才ある者に渡すと決めたのだ。皇太子も帝位を望まねば幸せになれるものを…」 高湛はどんな時でも皇太子を立て補佐に回る高長恭を理解し、褒めたり大事な物をあげたりするんだけど、これが高長恭にとってはありがた迷惑な話。

しかし祖珽はひどい。町で買った幼い少年を第二皇子の代わりに生きたまま焼死さすなんて。でも第二皇子が亡くなったことになると、本物の第二皇子はどうなるの?高湛の目が黒いうちは表舞台に出れず幽閉?第二皇子が焼死したという嘘はかなり無理があるような気がする。絶対バレそうな気がする。もしや高湛自体を消そうとしてるとか?!その高湛、今回の話のラストで民たちが斉では暮らせないと逃げて行くのを目の当たりにしてたけど、何か対策するんだろうか。これらのことを高長恭が知ったら……、ダメダメ、しばらくは生家で雪舞とゆっくり過ごしてもらわないと。


蘭陵王#30
高長恭と雪舞は二人で楽しく過ごしていたが、高長恭は宮中に残された段太師たちが苦労していることを気にしていた。経験豊かな段太師なら政務を任せても大丈夫と雪舞は言うが、尚書令代理は段太師ではなく皇太子だということを高長恭は気付いていた。皇太子は野心があり素質もある、ただ経験がないだけと評価している高長恭は、自分がいれば力を発揮できないので、休暇をとってる間に経験を積んでもらえればいいと思っていた。だが民と同じ生活をしている中でも、段太師や安徳王から情報をもらい、都の状況を配下に報告させるなど国事のことをずっと気にかけていた。その中でも皇太子が寄付を集めたが、金の出どころが不明で段太師が調べていることを特に心配していた。

皇太子府では、陛下が近く鄴城に戻り、上皇となって帝位を譲るつもりだと祖珽が高緯に報告。王座まであと一歩となった高緯は酒宴で祝おうとするが、鄭児が止める。譲位が近いなら行動は慎重に、今は陛下の目があるので正式な即位のあと存分に祝えばいいと。高緯は納得、祝宴は即位したあとにすることにし、その時に蘭陵王に剣舞、楊雪舞に酌をさせてやると意気込む。

高湛が戻り、自分が不在中に尚書令を任せた皇太子が短期間に驚くべき額の資金を集めたことを褒める。祖珽も横から殿下は民思いだと褒めるが、高湛がいきなり「民思いだと?すべて大うそだ」と立ち上がる。実は晋陽で「ひどい役人だ、早く逃げよう。こんな重税とは朝廷もむごい。斉はもうおしまいだ」と多くの村人が家財を持って逃げ出すのを目の当たりにし、その行列の先導者から「ひと月前、この地の富豪が県令となり、もともと腹黒い奴が地位を得たもので民を虐げ銀子を要求します。渡さねば牢に入れられます。生きていけないので他の県城に移ろうと」と聞いたのだった。苦しむ民の姿を見て高湛は激怒し、村人たちに安心して村に戻るように言い、5日のうちにその役人の首を斬ると約束する。そして段太師に皇太子が登用したのはどんな輩か調べさせていた。そして段太師から「殿下が選抜なさった地方官は、その地の富豪や王族。殿下は尚書令の職権で官位の額を決め、金を納めた富豪たちを登用なさいました」と報告を受ける。高緯が売官で資金を集めたことに高湛は大激怒。だが反省するどころか短期間に巨額の資金が集まったことを強調する高緯。売官を始めれば敵国との戦ではなく、民の恨みで国が滅びることを知っている高湛は、高緯に対し「小賢いだけで国を治める道理も知らぬ。地方官なら問題ないとでも?大金で官位を買った富豪どもは元を取るために民を搾取するのだ!」と。それでも「搾取させねばよい」と反省の色が全くない高緯。高湛はとうとう「皇太子の代えはいるが国は一つ、朕が選ぶべきものは?六部は上皇即位の準備を始めよ。蘭陵王が戻り次第、譲位の手配だ!」と。そして数十年の付き合いである段太師、斛律大将軍を呼び、腹を割って話したいことがあると高湛。「答えてくれ、朕は誰に位を譲るべきだ?皇太子か、それとも蘭陵王か」

父上は蘭陵王に位を譲るつもり、もし蘭陵王が即位したら余はただでは済まぬ…とこぼす高緯は、鄭児に「余と共に皇宮を出よう。平凡な夫婦となるのだ」と提案するが、祖珽と鄭児から「蘭陵王が即位すれば隠棲できる場所はどこにもない。蘭陵王は禍根を残さぬように殿下とその派閥を根絶やしにするはず。残された道はたった一つ、蘭陵王が戻る前に皇位の簒奪を」と言われ、高緯は鄭児の策に従う。そして民の恰好をし鄭児と共に町中を歩くことになった高緯。「隠し事は市でせよ」と言う鄭児は、衆人の目が集まる朝堂が陛下の暗殺にふさわしい場所、明後日の柔然の式典で実行しましょうと提案する。毎年この時期に友好関係にある柔然族の使者がやってき、祭祀に使った羊を献上。陛下は友好の印に肉を一口食べるのが習わし。毒入りかどうかまずは段詔が確かめる。だが供物を切り分ける短刀に毒を塗れば、陛下は毒入りの肉を食べることに……そして殿下は柔然族か段詔に罪を着せて身代りに。陛下はおそらくこの式典の場で後継者を発表するはず。だから蘭陵王の名が出る前に陛下に毒を盛る、これで万事解決。だったはずが、高湛の身には何も起こらず、新たな皇帝の名を発しようとしたその瞬間、祖珽が本日は凶星の力が強まってるため、後継者の発表をなされば災いがと言って止める。だがそれを気にせず詔を四喜に読ませようとした瞬間、今度は皇太子が止めに入る。その時、毒が回ってきた高湛が倒れ、高緯は急いで抱きかかえ寝殿に向かう。鄭児の言ったことを思い出し毒酒を飲ませようとするが、高湛が気づき「皇太子を廃する、早く蘭陵王を呼べ。廃太子だ」と。それを聞いた高緯は思わず香炉で高湛を殴りつける。詔書に高緯に譲位する書かれていることを知った祖珽が急いで高湛と高緯のところへやってくるが、既に高湛は死んでいた。悲しむ高緯だったが、祖珽に今すぐ重臣たちの前で皇位を継承した方がよいと言われ…。そして陛下は崩御され、皇太子が即位することとなった。

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本当の尚書令代理は皇太子なのに、段太師だと雪舞や安徳王らが嘘を言っていたこをちゃんと知っており、自分を休ませようとしてのことだと承知の高長恭。だが皇太子が尚書令に就くのは悪い話ではなく、むしろ腕もふるえるし鍛えられると。国を治める力がないのは経験がないから。皇太子は野心があり素質もある、乱世の明君となるはずと皇太子を評価する高長恭。段太師たちが"狭量で道を誤りやすい"と言ってることに対しても、皇太子も人間、過ちを犯さぬ人間などいない、その過ちを教訓にすればいい。となんとも寛大な評価。しかも休暇をとったのは皇太子に経験を積ませるためだったとは。その思いが伝わっていればいいけどと雪舞は言い、皇太子が国を思えば斉の民は幸せになれると高長恭は思う。が、当然、そんな思いは高緯には全く届いておらず、またやらかしてしまいます。

売官で資金を集めたことが高湛に発覚。苦しみ逃げ出す民を目の当たりにした高湛は高緯に国を治める道理を言うが、高緯は自分がしたことの何が悪いのか全く理解しておらず反省の色なんてこれっぽちもない。「集めた資金は納めた者に返却、売官などせぬと天下に布告を!」と高湛に言われ、「それでは私の威信が~!」と高緯、「国の存亡より威信が大事か!」と一喝されてしまう。このままだと蘭陵王に位を取られてしまうと思った高緯は父上に聞きに行くが、「高長恭をしっかり見習え!長恭に何一つ勝てぬ息子を持ったとは……実に不本意だ!」と。これは心底からの本音なんだろうな。「なぜ臣下と比べるのか、父上が見るのは高長恭に劣る点ばかり。私の努力など見もしない」とまたもや高緯は子供のようなことを言う。さらに「私が邙山で勝手に兵を出したのは、機会も与えらえず奴と比較されるから。父上の目には蘭陵王しか見えない!高長恭こそが血を分けた息子で、私など赤の他人なのでは?」と言ってしまい、高湛に引っ叩かれてしまう。何一つ出来ない息子を蘭陵王と比較することで、蘭陵王を超えるよう努力してほしいと願った高湛、ずっと蘭陵王と比較されてき、蘭陵王より勝っていると父上に知ってほしく勝手に行動をし失敗し続ける高緯。心の中では互い思ってるのに、表現の仕方が誤解を生み、こんな歪んだ親子関係になってしまったのか?高湛からは褒められ、高緯からは憎まれることになった高長恭は一番の被害者(><)。

蘭陵王が即位したら居場所がなくなる高緯、鄭児に皇宮を出て平凡な夫婦として暮らそうと提案するも、鄭児にはそんな気は全くなく、またしても祖珽と鄭児によって高緯はそそのかされてしまう。その結果、父上である高湛を殺してしまう結果に。亡くなってから後悔しても遅い。位にこだわってせいでこんな悲しい結果に……。高湛が誰に位を譲ればいいのか段太師、斛律大将軍に相談した時に、「蘭陵王は務まりませぬ、皇太子こそ適任かと。蘭陵王は慈愛に満ちた気性、情に流されます。平和な時であれば明君となるでしょうが、今は乱世。蘭陵王は君主の器ではありません。皇太子殿下はその正反対。少々冷徹な所はあれど、よき導きさえ受ければ乱世の覇者となれる。最も肝心なのは、陛下も皇太子殿下に譲位したいとお考えでは?迷っておられても、やはり殿下への譲位を望んでおられる。成長に期待なさっている。蘭陵王のことは殿下の補佐役として見ておられるだけ。名将、忠臣に過ぎぬと」と二人は高湛の思いを見抜いていた。そして皇太子が即位された後、蘭陵王には謀反の心はないので骨肉の争いだけは…とお願いすることも忘れずに付け足す。なのに高緯は父上を殺してしまった。高緯は後悔し悲しむも、彼の周囲には祖珽と鄭児しかいない。即位し、高緯はますますこの二人に操られ(特に鄭児)、その魔の手は高長恭と雪舞のもとにやってくるに違いない。鄭児の女の嫉妬劇場が終わったら、次はお家事情劇場……。物語の最初の方で描かれていた高長恭や宇文邕の勇姿は一体どこへ?もういやだ、こんなドロドロ劇場は~(TT)。


蘭陵王#31
「皇帝陛下のおなり」という言葉で入ってきたのは高緯。「陛下は突然の悪疾により崩御された。陛下は生前に詔書を遺された。段太師から世継ぎの名を発表してもらう」と祖珽の言葉に続き、段太師が「陛下は殿下に譲位されました」と高緯に詔書を渡す。それを読んだ高緯は泣き崩れる。父上が最初から自分を認めてくれていたことを知った高緯は、鄭児と祖珽を責める。お前たちが父上を殺せと朕をそそのかした、そなたらのせいだと。だが鄭児は高緯に対し、泣いている場合ではない、まずは死因を疑われないよう葬儀を急がねばと告げる。祖珽が「先帝は最初から皇太子に譲位するおつもりだった、皇太子を疑う者はおるまい」と言うが、鄭児はまだ邪魔者が一人いると言う。「先帝より上位の人よ、宮殿に戻る前に始末しないと。あの人に見破られたら全てが水の泡に」と。その頃、先帝の崩御の報告を受けた皇太后は悲しみ、菩薩様に「我が斉の国と蘭陵王をお守りください。今上陛下と蘭陵王が一心同体となり、決して殺し合いなどおこりませんように」と祈祷を続けていた。だがそこに刺客が入り、皇太后は暗殺されてしまう。

安徳王、段太師、斛律大将軍のもとへ皇太后が亡くなったという知らせが入る。先帝崩御の一報を受け、悲しみのあまり自害されたという。そしてお供の侍女もあとを追ったと。段太師らは今回の即位は高長恭に不利だと心配し、安徳王は高長恭のもとへ皇太后と先帝の崩御を知らせに行く。その頃、胡皇后がよく弾いていた曲を鄭児が琴で弾いていた。母上を恋しがる高緯に、「先帝に罪悪感を抱きながら母君を思うのですね、母君が最も望んでおられたのは陛下が即位することでは?陛下は何も悪くありません。悪いのは先帝です。いつも陛下を蘭陵王と比べておられた。あれでは誰だって不愉快になります。今や母君の願いを叶えたのです。元気を出してください」と慰める鄭児だった。

目を覚ました雪舞は、怖い夢を見たことを高長恭に言う。このまま一生ここで暮らせたらどんなに幸せか…と雪舞は思うが、高長恭は朝廷が心配だということも理解しいた。そんな雪舞に対し、高長恭は手のひらに描かれた人の顔を見せ和ませる。幼い頃の母との穏やかな暮らしを思い出した高長恭は、雪舞と子供たちとここで暮らす夢を語る。その後、安徳王から祖母上の崩御を聞いた高長恭と雪舞。陛下に実子同然に扱われ、祖母上にも可愛がられた高長恭は葬儀に参列するため都へ戻る決心をする。雪舞にはここに残れと言うが、朝廷がどう変わっているか気掛かりの雪舞は一緒について行くことに。

一方、周の奉天殿でも高湛が崩御し、後継に高緯がなったと知らせが入る。蘭陵王ではなく愚か者の高緯を後継者にするなんて自滅も同然と、阿史那皇后は天の助けだと喜ぶ。蘭陵王と王妃が都に不在と知った宇文邕は、停戦を終わりとすることに決める。

即位式に遅れた高長恭と雪舞、安徳王は高緯から理由を聞かれ、遠路のため故意ではないと伝える。だが高緯は、朝廷で四兄が朕を軽んじていると異論が噴出していると言う。高長恭はそれは単なる讒言で、陛下に対し二心はないと。すると高緯は「四兄のいう事を信じる、皆おぼえておくがよい、四兄を中傷する言葉は二度と聞きたくない、分かったな」と皆に命じる。そして高長恭と雪舞だけを残し、即位の日なので共に美酒を味わおうとすすめられるが、毒が入っているのではないかと心配した雪舞は、お祝いの品として持ってきた杯を出し、これを使うようすすめ高緯も了承。そして高緯は高長恭に復職し、朕に力を貸してほしいと言う。だが高長恭は自分は武将、この太平の世に私の力は無用では?雪舞と一緒に隠居させて欲しいと願うが、国事に関わらぬと妻と約束したという高長恭に対し、「一人の女のために朕に逆らう気か」と言われ、無理やり復職させられてしまう。

入浴している鄭児に、「我が斉で朕を見ても挨拶しないのは鄭児、そなただけだ」と言う高緯。すると「この斉の国で陛下に寄り添えるのもこの私だけです」と言い、鄭児は裸のまま風呂から出てくる。朕と寄り添いたいのは心だけかという高緯に対し、「陛下が即位し、祖珽も大卜宮に戻ったのに、私だけです。何も下さらないのは。なのに私にはすべてを差し出せと?」と鄭児。かつて罪人だったため、人目を忍び倚霞殿(いかでん)に閉じ込められているため、誰にも会えずどこにも行くことが出来ない状態だった。高緯からは「罪人のそなたを妃に封じれば、皆に何と言われるか」と言われてしまう。

鄭児は幼い頃からの親友、馮小燐(ふうしょうれん)を呼び出す。鄭児の様々な噂を聞き、心から心配していた小燐は再会を喜ぶ。鄭児は側にいた楽師らを下がらせ、二人だけでお茶を飲もうとする。だが小燐が差し出されたお茶を断ると、鄭児は「いいえ、飲んでもらうわ。あなたが聞いた噂はすべて本当よ」と。

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ぎゃ~~!とうとう皇太后まで暗殺されてしまった~(><)。ひどい、ひどすぎる。しかも暗殺なのに自害したことにされてるし。皇太后という立場の人が暗殺されたっていうのに、こんなに簡単に片づけられてしまうなんて!これで一番の理解者で後ろ盾になってくれていた皇太后がいなくなってしまった。高長恭と雪舞は一体どうなってしまうんだろう。

高湛がちゃんと自分に譲位すると決めていてくれていたことを知ってから、高緯は誰とも会いたがらず意気消沈。罪悪感でふぬけ状態の高緯に、またしても鄭児がいらぬことを吹き込む。蘭陵王には負けぬとなぜか元気になる高緯。もう自分が陛下になったんだから蘭陵王のことはほっといたらいいのに、鄭児が絡むと蘭陵王まで巻き添えに。

即位の日、遅れてきた高長恭らに対し、朝廷で朕を軽んじていると噂になってると言い、高長恭が陛下に対し二心はないと言えば、なぜか高緯は皆に四兄を中傷する言葉は二度と聞きたくないと命じる。さらにさらに、隠居する予定だった高長恭を無理やり復職させてしまう。それも「四兄には朕にない才能がある、斉を守るためにも手放すわけにゆかぬ。確かに以前は四兄を疎ましく思っていた。先刻のように大臣たちにも仲が悪いと思われていた。だが朕は今や一国の君主、四兄を従わせるのは簡単だ。こんなふうに下手に出る必要はない。これも国を思ってのことだ。ひざまずいて頼まねば駄目か」と、ここまで陛下に言われてしまうと高長恭も従わざるを得ない。高緯が心を入れ替えた…とは思ってなくても、朝廷の一新かもしれぬから様子を見ようとまたもや甘い考えの高長恭。

そして雪舞にも甘い。小翠からハスとナツメの汁粉を出され、自分の分のハスの実を雪舞の椀に「君の好物だろう?」と入れる。それを見ていた安徳王は「いちゃつくのも子作りも閨に行ってやってくれないか」と。さらに「四兄と義姉上は本当にお互いしか目に入らぬようだ。羨ましいよ。うちで汁粉を出そうもんなら側女たちの争奪戦だ。"ハスの実が欲しい""ナツメは私のよ"と。私には汁だけだ」。安徳王の女性ネタはホント面白い☆小翠にまで口説こうとしてる。ってかもしかしてもう手を出しちゃったとか?雪舞に「側女の文句を言うより、女遊びをやめたら?優しくすれば相手も変わるわ」と言われ、安徳王は「もしくは一筋に愛せる女をもう一人娶るか」と。一筋という言葉を聞いた高長恭は「お前が言うとどうも気味が悪い」って言うが、逆に高長恭のことを「昔、こんな異名があったな。人呼んで"鄴城一の好色将軍」と言ってからかう。安徳王の女性ネタは場が和み楽しい♪

が、すぐその後に鄭児の入浴シーン……。楽しい気分が一気にブルーに……。かつて罪人だったため、人目を忍んで誰とも会うことなく暮らしている鄭児は、どうしても表舞台に立ちたい様子。昔の旧友である小燐を呼び出し、なにやらまた悪事を企んでいる様子。小燐は鄭児のことを「誰よりも心のきれいな人」と表現し、実の姉のように慕ってる。宮殿を去ってから今までの間、鄭児のしてきた悪事を全て知ったら、小燐は腰を抜かすどころか気絶するに違いない。それより鄭児に何かされそうでこの先がおそろしい。

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