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「GOSICKsⅡ -夏から遠ざかる列車-」 桜庭一樹

『GOSICKsⅡ -夏から遠ざかる列車-』

GOSICKsII―ゴシックエス・夏から遠ざかる列車― (角川文庫)

 著者:桜庭一樹
 出版社:角川書店 角川文庫





<簡単なあらすじ>
夏休みに入った聖マルグリット学園。貴族の子弟たちはみな豪華な休日を過すため学園をあとにする。何も予定がない久城一弥だったが、アブリルから地中海に行こうと誘われ荷造りを始めようとしたところ、寮母さんが一弥宛ての手紙を持ってきた。それを持ってヴィクトリカの所に行く。ヴィクトリカが1人学園に残ることを知った一弥は、アブリルの誘いを断り学園に残ることにする。一弥とヴィクトリカ、2人の長い夏休みが始まろうとしていた。『GOSICK』の外伝短編集第2弾。

<感想>
地中海に行ったアブリルからの手紙に書かれている亡霊話「花降る亡霊」、ヴィクトリカが学園内で偶然見つけた手紙「夏から遠ざかる列車」、一弥の姉からの手紙に書かれていた不思議な事件「怪人の夏」、村で起こった絵画消失事件「絵から出てきた娘」、ソヴェールの警視総監婦人がブロワ警部に話すある出来事「初恋」。夏休みに起こった(もたらされた)これらの謎を、学園にいるヴィクトリカが謎を解くという1冊。
『GOSICKⅣ -愚者を代弁せよ-』のラストでは夏休みまであと2日、『GOSICKⅤ -ベルゼブブの頭蓋-』の第一章の冒頭では夏休み最後の日と書かれているため、本作はその間の出来事のようです。

アブリルの誘いに一度はOKした一弥。だがヴィクトリカが学園に1人寂しく残ると知り、一緒に残ることを決めた一弥。うー、アブリルが気の毒。ショックだろうにそれを表に出さず明るく振舞い、何事もなかったように旅先から手紙を書くアブリルは高感度UP!

本作では『GOSICKs -春来たる死神-』でヴィクトリカが一弥の兄に問題を出した<仔馬のパズル>の解答が発表!でも私には何がなんだか全く理解できず…^^;その兄からヴィクトリカの挑戦問題が。負けず嫌いですぐムキになり答えるヴィクトリカは相変わらず可愛い☆兄とヴィクトリカは意外と似てたりして?!

今回、夏休みということで一弥は制服を着ておらず、なななんと、藍色に染められた着物を着て、黒い帯を締め、下駄を履いてる!でも頭にはいつもの山高帽。服装がいかにもザ・日本人って感じで良いわ~。が!ヴィクトリカといる時は彼女が日に当たらないようひらひらフリルのピンクの日傘を片手に持っているという…。どこまで優しいねんっ(笑)。

個人的に好きな話はタイトルにもなってる「夏から遠ざかる列車」。学園に通うミス・ラフィットと、メイドのゾフィの話。最初は誰?って思いながら読んでいたのですが、うまいこと今に繋がってる!ミス・ラフィットは相変わらずで、彼女の陽気でお調子者なところは昔からだったのね。面白可笑しい友情物語で面白かったです^^

あと一弥の姉:瑠璃の話である「怪人の夏」。女学校に通う美少女瑠璃には取り巻きがいて、ヨーロッパに留学している一弥の事を皆で「一弥め」「一弥め」と言ってるのには笑った。遠い日本でこんなことになってるとは知る由もない一弥は、退屈しているヴィクトリカのために、事件やちょっとした奇妙な出来事を見つける毎日送ってるよ^^;今物語は久城家の人たちが登場するのも嬉しい。瑠璃自身や、彼女の周囲の人たちの今後の展開が気になる~。

「絵から出てきた娘」では、ブロワ警部の部下2人の名前が判明。さらにずっと手を繋いでいる理由も判明!なのにそれほど気にしてない2人はいいキャラだ。しかもとんでもない勘違いをしてるし(笑)。この2人の天然キャラは今後も期待!

「初恋」はブロワ警部と警視総監婦人:ジャクリーヌの話。ここでブロワ警部のドリル髪がどうして二股になったのか判明!ブロワ警部ってイメージがどんどんアップしていってるような気がする。でも天然なのかわざとなのかわからないけど、あれだけわかりやすく君のことなら何でも知ってるオーラを出しているのに、それを全く気付かないジャクリーヌは一体…。この小説には鈍感な人物が多すぎるような気がちらほらしてきた。あまりにも鈍感過ぎると、一弥もブロワ警部の二の舞になっちゃうかも?!いや、それはないか(多分)。

夏休みで他の生徒がいないということで、ヴィクトリカは図書館を出て屋外の東屋だったり、庭園だったり、寮母さんがいる男子寮の台所だったり、一弥がいる男子寮の廊下だったりと、学園内ではあるけれど様々な場所にいるのでなんだか新鮮^^解決するのはヴィクトリカだけど、今回は準主役級、あるいは脇役の人たちがメインになってることが多いので、それぞれのキャラがよりわかってよかった♪全体的にほのぼのしてます。手紙がこのシリーズの特徴なのかな?

本編で謎だったことも、この短編集でわかることもあるのでなんだか得した気分☆個人的な感想だけど、私のように記憶力の悪い人は、『GOSICK』を全部読んでから外伝短編集『GOSICKs』を読むより、発行順で読んだ方がいいかも?
本編のように大きな事件ではなく、身近な人たちの周囲で起こった事件や出来事を、楽しく、また恋愛ちっくに描かれているので読んでいて楽しい一冊でした!

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