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「医療防衛 -なぜ日本医師会は闘うのか-」 海堂尊

『医療防衛 -なぜ日本医師会は闘うのか-』

医療防衛 なぜ日本医師会は闘うのか (角川oneテーマ)

 著者:海堂尊
 出版社:角川書店 角川oneテーマ





<簡単なあらすじ>
日本医師会の常任理事の今村聡氏が、「医療とお金の基礎知識」「行政と報道に虐げられる医療」「日本医師会というそしき」「日本医師会の未来展望」について説明。読者の理解を容易にするため、聞き手として『螺鈿迷宮』の医学生:天馬大吉と新聞社勤務の別宮葉子が登場し、今村氏にあれこれ質問するといった流れになっています。

<感想>
巻頭の海堂氏によるはじめにを読むと、この本を読んで「日本医師会は、開業医の利益団体」ではないということを理解してほしいとのこと。だとすれば一体何の団体?どんなことをしているの?その答えが本書に書いてあるそうです。日本医師会は「医師の代表機関」。医師を代表するわけだから医療を守るための民間団体でもある。医療を守る=市民社会を守る。このことを一人でも市民に理解してもらいたいとのこと。

聞き手を小説の登場人物にしたことで、専門家から見ればかなり噛み砕いたわかりやすい説明になってるんでしょうが、全くの素人の私にはまだまだ難しく、読んで理解できていない箇所が多々…。

医療費三分の計、中医協もわかったようなわからなかったような…。
中には診察料や薬代に記載されてる点数とか、興味があったり詳しく知りたい!と思う記述もあるんですが、私には説明が難しくてイマイチよくわかりませんでした(><)。でも医療分業で、薬剤師が専門職種として技術料を取る、医療機関は処方箋を発行する技術料を医療費からもらう、処方箋をもらう薬剤師は処方箋に応じ薬剤師としての責務で調剤し、患者さんに説明をして技術料をもらう。要は、診察と薬を分けることは本来の薬の単価意外に二重の技術料が発生。薬の説明を詳しく受けれるというメリットもあるが、慢性疾患の方は何度も同じ説明はいらない。確かに!また、医療分業によって病院の収入は激減したとか。医療側の事情なんて、こんな風に説明してくれなかったら多分永遠に謎のまんまなんだろうな。

アメリカの国益と財務省の省益が一致する日本の医療市場化。この話が進まないのは日本医師会が反対しているから。なぜなら患者の負担が増えるから。税金で面倒を見ているので国民が直接支払う医療費は無料のイギリス、市場化されたアメリカ、この2ヵ国は全く違いますがどちらも高度化した医療に対応していないそうな。そうなんだ。医療費がタダなんていいなーなんて単純に思ってしまいますが、その国にはその国の諸事情があるもので、なかなか完璧とはいかない模様。医療制度のモデルになるような国を挙げるには難しく、実は日本が他国に先行。構造問題で一番影響が出ているので外国モデルはないんだそう。

東日本大震災で日本医師会は一億8500万あった災害積立金を都道府県医師会に拠出したとか、開業医は必ずしも金持ちではなく(もちろん収入が多い人もいる)比較する相手が悪い。医療は大変なのに、羽振りがいい所にだけスポットライトがあたり、正当性がある内容でも患者が傷ついたり亡くなったり、また悪いことをする先生がいるとそこにもスポットライトがあたる。メディアが悪いんだ!と主張。

また、財務官僚にとって日本医師会はイヤな存在だとか。政治力に力をもってる団体ってかなり裏がありそうな存在に見えますが、本作では財務省に意見を言える、財務省独裁を防ぐのは我々だけだ!という。

このようにいろいろと努力しているのに、メディアによって「日本医師会は、開業医の利益団体」と市民に植え付けられているので誤解を解きたい!と主張?自分たち日本医師会がいかに世の中に貢献しているか知って欲しい!日本国民のことを第一に考えてるんだ!と。

とにかく日本医師会は私たちの生活を守ってくれてるというのが言いたいみたい。確かにそうなんだろうけど、私たちにとってマイナスの部分や、日本医医師会にとって不利なことは書かれてない。なのでこれを全部信じていいのかどうか…。本当の医療を知るにはこの本だけでは難しいのかも。←偉そうなことを言いましたが素人には何を信じていいのかわからんのです…。

医師会がいかに国民のことを考えてるか、また医師会の現状を国民に知ってもらうための1冊だったかなと思いました。全体的に私にはまだまだ難しい内容だったので、もう少し噛み砕いた内容だったら嬉しかったかな~。

2012年(の何月?)、『螺鈿迷宮』の続編である『輝天炎上』が角川書店から出るとのこと。これは嬉しい!でも『螺鈿迷宮』を覚えてないんだな^^;でも今から楽しみ♪

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「医療防衛 なぜ日本医師会は闘うのか (角川oneテーマ)」海堂尊、共著・今村聡
情報操作から医療を守れ! 医療の敗北は「市民社会」の敗北だ。海堂尊のベストセラー医療小説『螺鈿迷宮』主人公の医学生・天馬大吉らが日本医師会に乗り込んだ! そこでわかった本当の真実とは・・・? 日本医師会常任理事と、勤務医でありAiの提唱者であるベストセラー作家による一冊です。 日本の医療と日本医師会について、攻撃していると考える国家行政とメディアへの提言。 常につきまとう、開業医の利益...
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