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「仙台ぐらし」 伊坂幸太郎

『仙台ぐらし』  

仙台ぐらし

 著者:伊坂幸太郎
 出版社:荒蝦夷




<簡単なあらすじと感想>
あとがきによると、このエッセイ集は基本的に、仙台の出版社である荒蝦夷で発行している雑誌『仙台学』に連載していたものをまとめたそうです。伊坂さんはエッセイが苦手なので「エッセイに見せかけた作り話」にしたらどうにかなるかと思ったそうですが、これがなかなか難しかったらしく、結果的にほとんどが実話をもとにしたエッセイ集に^^本当は2011年6月に発売予定だったそうですが、震災でそれどころではなくなってしまったそうです。震災に関するコメントや文章を求められる仕事があったそうですが、基本的に全て断り、地元の媒体のいくつかへの寄稿と荒蝦夷からの依頼は例外的に受けており、震災に関係するエッセイも本書には少し含まれています。ラストは短編小説ですが、これは石巻でボランティア活動をしていた若者2人をモデルにしたフィクションになってます。

収録中の10編は「~が多すぎる」をテーマに書かれており、どれも日常の伊坂さんを垣間見ることが出来て面白い^^声を掛けられるたび自分の本を知ってる人かなと思い、返事をするもそうでないことがしばしばある話や、いろんなことを考えすぎてしまう話が印象的。自分のことを自意識過剰で被害妄想だという伊坂さんですが、そんなことないよーと思えるものや、確かにそれは考えすぎだってって思えるものまで多々。隣の家で起こってるかもしれない事件はさすがに考えすぎ~(笑)。

「僕がこれだけ心配しているからこそ、何も起きないのだ。」と心配することが自分の役割、安心してはいけないという使命感を持ってる伊坂さん、心配事が尽きないからこそこうやってエッセイに書き、それを「伊坂さんってこんな方なんだ~」と面白く(面白いっていっちゃ失礼?)読めてますます伊坂さんのファンになっちゃう。
猫を女性に例えてるのも面白い。嫌いでもなければ好きでもない女性とか、悪い女とか、その例えがホントぴったりなので笑えました^^
喫茶店で焦りながらパソコンで原稿を書いている時、知らない男性に話掛けられ「このおじさんと話をすべき、これも何かの縁」とパソコンを閉じて話を聞く。そんな人柄だからきっとよく声を掛けられるんだろうなー。

震災後に書かれたエッセイもいくつか。原稿に何を書けばいいのかと思っていたという伊坂さんですが、その時の想いや状況を綴ってくれてます。今後は、伊坂さんが書かれているとおり楽しい小説を今後も書き続けてもらいたいなと思います。

小説が面白いのはもちろんのこと、エッセイも面白い!ご本人は苦手とおっしゃってますが、日常の些細なことが伊坂さんの筆にかかるとたちまち伊坂ワールドになるんだからしょうがない^^現在、図書館で『PK』と『夜の国のクーパー』を予約中。早く読みたいな♪

-2 Comments

藍色 says...""
住んでいる身近な地元のことをどう書いているのか知りたかったのですが、震災をどう受け止めたのか知ることにも興味がありました。
自分に出来ることは何か、再考させられる一冊です。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
2013.01.08 16:45 | URL | #- [edit]
TKAT says...""
藍色さま

返事が遅くなり申し訳ないです。
遅くなりましたが明けましておめでとうございます♪
本作品は、伊坂ワールドでありながら、
仙台を愛する伊坂さんだからこその内容になってたと思います。
今後の楽しいいつもの小説が楽しみですね^^

TBありがとうございます。私も今からさせていただきますね♪
本年もよろしくお願いいたします。
2013.01.12 20:49 | URL | #- [edit]

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