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「殺しのリスト」 ローレンス・ブロック

『殺しのリスト』  HIT LIST

殺しのリスト (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)

 著者:ローレンス・ブロック (Lawrence Block)
 訳者:田口俊樹
 出版社:二見書房 二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション




殺し屋ケラー・シリーズ第2作目で長編。感想というより、どこへ行き、ターゲットは誰か、そして後にどんな内容だったか私が思い出せるようにストーリーの特徴だけを書いた覚書です。若干ネタバレあり

<あらすじ>
仕事の依頼を受けて空港に降り立ったケラー。そこには迎えの男が待っており、ケラーにケンタッキー州ルイヴィルに住むターゲット:ハーシュホーンとその家族が写った写真、ガソリン満タンの車と銃を渡す。夜、ケラーの泊まっている部屋を誰かがノックするが部屋を間違えただけだった。さらにその部屋は真上の騒音でうるさく、ケラーは部屋を替えてもらう。仕事を終えて翌日帰ろうとしたところ、ケラーが最初に泊まっていた部屋でカップルが殺されていた。とりあえず無事に帰ってきたケラー。今度の依頼はニューヨーク、ターゲットは画家のニズワンダー。だがケラーはニズワンダーの絵が気に入ってしまい、挙げ句の果て…。
次はオハイオでターゲットはスティルマン。その後、画廊で知り合ったマギーの紹介で占星術師ルイーズの所に通うようになったケラー。そこでケラーの仕事の話になり…。今度の依頼はボストン、ターゲットはサーナー。仕事は順調に終えたが、カフェで傘と緑のコートを盗まれその後、そのコートを着た男性が死体なって発見される。イリノイ州、ターゲットはクリンガー。だがケラーが手を下す前に誰かの手によって先に始末されてしまう。アルバカーキ、ターゲットは連邦政府の保護下にいるペトロージャン。またもやケラー手を下す前に心臓発作で死亡。ドットとケラーはこれらのことから同業者ロジャーの仕業だと結論を出す。次の仕事ではケラーがまだ到着する前に自殺。セントルイス北部、ターゲットはマリー。仕事を終えたあと、依頼人がキャンセルしていたことを知る。次はボルティモア、ターゲットはマクナマラ。仕事をこなすそんな中、ケラーは陪審員に選ばれ…。その後、ドットとケラーは用心し続けていたが、2人は結束しロジャーをおびき出す作戦を考える。

<感想>
殺し屋ケラー・シリーズ第2作目。
"親爺さん"ことホワイト・プレーンズの男が亡くなってからも、ケラーとドットの仕事が大きく変わることなく、いつもと同じようにドットが電話で依頼を受け、報酬の額を決め、手筈を整え、利益を分配。ケラーは現地に出かけ、様子をさぐり仕事を果たして帰ってくる。

飛行機を降り立ち、判読不明の出迎えカードを持っている人物をケラーの迎えの人物と間違い近くまで寄ってしまったこと、本物の迎え人から渡されたターゲットの名前入り家族写真。この時点でケラーはこうした一切合切が気に入らなかった。さらにモーテルでは誰かが間違えてノック、騒音がやかましく部屋を替えてもらうと今度は最初の部屋で殺人事件。イヤな感じでいながらもケラーは次の仕事へ。

場所はニューヨーク。ケラーにとってニューヨークは住むところで帰る場所。仕事をする場所ではないと思っていたが、ドットから話を聞き依頼を受けることに。ターゲットは画家だったが、悪いことにケラーは彼が描く絵を気に入ってしまい、さらに依頼人までわかってしまう。ケラーの取った行動は殺し屋としてOKなのかどうかわからないけど、とりあえずケラーは自分のへまだと。そりゃそうだよ。ケラーの感情でこんな結果だなんて、殺し屋・依頼者の関係崩れまくり…^^;

今回、画廊でマギーという女性と知り合い時々会う関係に。ある日、彼女から「あなたは人殺しの親指をしている」と言われてから、ケラーはそのことを考え、次第にハーシュホーン始末の時にケラーが泊まった部屋、そのあとに入ったカップルが殺されたことまで思い出す始末。

なんだかんだとありながらも仕事はちゃんとしているケラー。だけどケラーと勘違いされた人物が殺されたり、依頼を受けたケラーが仕事をする前に誰かがターゲットを始末したりと奇妙なことが続く。ずっといやな気持ちが抜けきれないケラー。星術師ルイーズの所で思わず泣いてしまったケラー。思えば1作目の『ケラーの最後の逃げ場』で愛国心から素直に依頼を受けたり、今回も素直にルイーズのことを信じたりと、意外とケラーは人をすぐ信用するみたい。そしてケラーを現実に戻してくれたり助言をくれたり処理をしてくれるのがドット。

正直、同業者の話はさほど飛び抜けて面白いというわけではなかったですが、ケラーの素の部分が何度か見れたのは良かった。そしてあいかわらずのドットとの軽妙でウィットに富んだ会話が楽しめて良かった。

最後に仕事先でも切手ディーラーのところに行き熱心に切手選びをするケラー。引退後の暇つぶしの積もりが切手蒐集が本格的になってきてる模様。切手ディーラーを訪ねて話を聞き、雑誌も何冊か読み、立派な表紙のアルバムを買ったり、何人かの切手ディーラーとやりとりがあったり、展示会やオークションにまで出向くことも。こりゃ殺し屋を引退できないわけだ。

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