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「よしきた、ジーヴス」 ウッドハウス 

『よしきた、ジーヴス』 RIGHT HO, JEEVES

よしきた、ジーヴス
 著者:P・G・ウッドハウス (Pelham Grenville Wodehouse)
 訳者:森村たまき
 出版社:国書刊行会 ウッドハウス・コレクション   





<感想>
第1弾「比類なきジーヴス」は短編集を編集し一編の長編として整えたものだったのに対し、この2弾は長編。
理事の1人であるダリア叔母から頼まれたグラマースクールの表彰式スピーチからどうやって逃れるか、イモリの生態を研究している友人のガッシーが恋焦がれる女性とうまくいくように取り計らう、従妹のアンジェラとタッピーの婚約解消を取りやめさせることなど、今回は問題が山積み。そしてまたまたバーティーの着るもの(今回は「メスジャケット」)を巡りジーヴスとひと悶着。結果はもちろんいつもと同じ。

ダリア叔母とバーティーの電報のやり取りはまるで今のメールのやり取りをみてるようで面白い。というかダリア叔母ユーモアありすぎ!皆がそろって自分をさしおいてジーヴスを必要してることに対しバーティーは、自分の力量を見せるべく努力をするものの状況はどんどん悪化していくことに。事態をもっと悪くすることに関しては天才的です。
ジーヴスが提案する解決法をことごとく却下し自分の計画を実行する・・・が、自分が考えた計画も、本当はジーブスが考えたものじゃないかと思われる始末。しかもバーティは何を思ったか<優秀な思想家>ジーブスの事を過去のものとし、今ではすっかり鈍って落ちぶれたと決めつけ、さらにはジーヴスに対し哀れみさえ思うように。
「さようでございますか、ご主人様」「ですが、ご主人様―」という言い方にも懐疑の念が含まれ不愉快だと文句をいう。ジーヴス相手に意地を張るバーティーを応援したい気持ちもあり、そんなバーティーをギャフンと言わしてやれ!って気持ちもあったり。そんなジーヴスはバーティーをあざ笑うかのようにちゃんと結果を出してくれる。まさにタイトル如く<終わりよければすべてよし>!

「比類なきジーヴス」で登場した恋多き男ビンゴは登場しませんが、今回の登場人物の中でいい味出してるのがダリア叔母!バーティーの叔母たちはみな個性的で力強い!
前作も面白かったですが、今回の長編もそれ以上に面白いです。どうして急にウッドハウスが刊行されるようになったんだろうと思ってたら、2005年は没後30周年だったんですね。このことが理由かどうかはわかりませんが、ウッドハウスが多く読めるようになったのは嬉しいことです♪

登場人物の詳細は、『比類なきジーヴス』に引き続きRieさんの『Caramel Tea』を参照。Site Infoから見ることができます♪「バーティー&ジーヴス・シリーズ 登場人物リスト」がどんどん膨らんでいってる(笑)。

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