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「星空」 <第7回大阪アジアン映画祭2012>

『星空』  Starry Starry Night

星空

製作年:2011年
製作国:中国/台湾/香港
監督:トム・リン (林書宇)
原作:幾米『星空』
出演者:シュー・チャオ(徐嬌)、リン・フイミン(林暉閔)、グイ・ルンメイ(桂綸鎂)、レネ・リウ(劉若英)、ハーレム・ユー(瘐澄慶)、ジャネル・ツァイ(蔡淑臻)、リー・リエ(李烈)

<簡単なあらすじ>
山の上の小屋で祖父母と暮らしていた少女は、両親の家に戻るが孤独さが募るばかり。隣に越してきた男子転校生と出会い、彼も孤独で境遇が似ていることから心を通わせていく。しかし、愛する祖父の死後、少女の両親は離婚を決意。自分の世界が崩れていくことを感じた少女は、この世で最も美しい星空を見ようと、男の子と家出し、かつて暮らしていた山小屋へ向かうが……。絵本作家:幾米の原作絵本を映画化した透明感あふれる感動ストーリー。
(公式パンフレットより引用)

<感想>
映画が始まる前に監督の挨拶があり、幾米がこの作品の映画化を望んでいたこと、過去に香港で映画化された作品(おそらく『地下鉄』と『ターンレフト・ターンライト』)のような商業的ではなく、絵本の良さを表現してくれる内容であることを要望したそうな。なので監督は絵本の内容を忠実に再現したそうです。←多分、こんな内容のことをおしゃってたと思いますが間違ってるかも…

数年前に原作を読んだこともあり、この映画化はぜひ観たいと思ってました!絵本の感想はこちら
しかも大好きな作品『九月に降る風』と同じ監督。昨年台湾に行った時に、11月公開だった『星空』を観ようと思ってたんですが時間がなく断念。でもこんなに早く日本語字幕版が観れるだなんて感謝感激です(涙)。

絵本を忠実に再現したとありましたが、確かにそういう内容でした。なんだろ、原作のストーリーに沿いながら、登場人物のストーリーを少し付け足したという感じ?原作では描かれてなかった小傑(少年)の家庭事情が盛り込まれてたり、小美(少女)の両親の事情も描かれてます。映画では小美と母親の会話も割とあり、母親自身の感情も描かれてました。母親がある映画を見て覚えたダンスを一緒に踊るシーン。なんていう映画だろう?↓

星空2

動物たちが出てくるシーンや電車のシーンは、最初、メルヘンチックな印象でしたが、原作を忠実に再現しようとしたんだなと思うと幾米ワールドに思えてきました。同じ道を歩く2人が上下の画に分けて映し出されるシーンは特に幾米っぽい!原作本ではこのよう2つに分けてるシーンはないですが、他の幾米本では何度かあったような気がします。

家族を繋いでいたジグソーパズルが絶妙なバランスで物語に挿入されおり、ラストにそれがまた生かされてるのが上手い!出演者欄にルンメイちゃんの名前があり、一体どこで登場するのかと思っていたら……そこだったのか!

観終えて、本当に幾米の世界が充実に再現されてて素晴らしい作品でした。ラスト付近の小美の「残酷な世界なので~~優しくしてください」というセリフにはぐっときちゃった。是非とも一般公開して欲しいなぁ。第7回大阪アジアン映画祭で計8本観た中、今作品は私の中で2位でした♪

ところで小美と小傑が乗っていた3列席の電車、これはどこを走っている列車なんだろう?台湾に実際存在する電車ならちと乗ってみたいかも☆


上映後、監督によるQ&Aがあったのですが、上映されてたスクリーンでは次の作品が上映されるため(時間が迫ってた)、そのスクリーンの上の階にある小さな会場でするとのこと。整理番号30番までという制約で。といっても次の上映作品を観る人や帰る人もいたため、実際は70~80番台の方でもOKだったようです。私もこのQ&Aがめっちゃ聞きたかったのですが、次に上映される『アジア次世代最強短編』を観る予定だったので、泣く泣く断念。ってかQ&Aが次の上映作品の時間と被ってるって悲しすぎるよ~。どんな話が聞けたんだろう?大阪アジアン映画祭さん、早く内容をアップしてくださーい^^

-4 Comments

milou says...""
あのダンスは、ゴダールの『はなればなれに(64)』の中でアンナ・カリーナ、サミー・フレー、クロード・ブラッスールの3人が踊る“マディソン”です。『星空』で2回登場しますが掲載写真にある1回目は場所もレストラン内で異常な長さも引用していますね。

ということで、この作品にゴダールの影響を特に感じることはないが、2回も使うからには明らかに監督に思い入れがあるようです。
ちなみにタランティーノのプロダクション名BANDE A PARTは『はなればなれに』の原題です。
2012.03.24 09:26 | URL | #- [edit]
TKAT says...""
>milouさま

やはり主人公の母親と縁があるフランス映画だったのですね!
私は『はなればなれに』を観たことはないのですが、
作品を調べてみると、3人のダンスシーンは有名なんですね。
ルーブル美術館内の全力疾走もあるようで、
興味が沸いてきました^^
機会があればぜひ見てみようと思います♪

milouさま、教えてくださりありがとうございました!
2012.03.24 21:29 | URL | #- [edit]
孔雀の森 says...""
こんにちは♪
誘惑に負け(笑)、ネットでちょこっと観てしまいました。
劇場での公開があれば行き、なければDVDを購入して、
それからレビューを書きたいと思いますが、今まさに、
言いたいことがた~くさん!です。
観る前に絵本を再読して、もし少年がマジシャンだったり、
怪獣だったり、鯨さんだったり、あるいは小美の夢オチだったりしたら
どーしよー、なんて心配(?)してしまいましたが、
予想よりもずっと現実的で、ある意味安心しました。
おっしゃるように、ジミーワールドを尊重した作りだと感じます。
折り紙や粘土の動物たちから、創作感が伝わってきました。
ルンメイちゃんとのバトンタッチも、自然で違和感ありませんでした。
やはり劇場で味わいたい作品ですね。
2012.03.27 08:36 | URL | #W/rA3xXw [edit]
TKAT says...""
こんにちは、孔雀の森さん☆
大人でも理解するのが難しい幾米原作を映画化!
原作の良さを失わず、主人公にどうストーリーを付け足すか、
どう幾米ワールドを表現するかにかかっていると思いますが、
トム・リン監督は、そりゃまぁ上手いこと映像にしてくれてます♪

原作を読んでなくても十分面白いですが、
幾米ワールドを知っていれば、動物や電車のシーンがより楽しめ、
そして大人になる前の小美の台詞がジーンときます。

>ルンメイちゃんとのバトンタッチも、自然で違和感ありませんでした。

おおっ!少女から大人へのバトンタッチもご存知でしたか!
結構あらすじご存知じゃないですか~(^m^)
こちらもルンメイちゃんらしい(?)役で、全く違和感なかったです^^
一般公開されたらぜひぜひご覧になってくださいまし~。
2012.03.28 13:00 | URL | #- [edit]

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