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「ビッグ・ブルー・レイク」 <第7回大阪アジアン映画祭2012>

『ビッグ・ブルー・レイク』  大藍湖  BIG BLUE LAKE

大藍湖

製作年:2011年
製作国:香港
監督:ツァン・ツイシャン(曾翠珊)
出演者:レイラ・トン(唐寧)、ローレンス・チョウ(周俊偉)、エイミー・チャム(覃恩美)、ジョーマン・ジャン

<簡単なあらすじ>
10年ぶりにイギリスから香港に帰郷した元女優のライイーは、母がアルツハイマーにかかり自分を認識できないことを知る。再会した同級生チャンと心を通わせていく一方、母の老人仲間から彼らの生きた証を聞き取ることになったライイーは、失われた母との絆を取り戻すために、ある試みを始めるのだが……。監督の故郷の村を舞台に、変わりゆく人間関係や変わってもなお豊かな自然を残す村の様子を映し出しながら、自分のアイデンティティを見つめ直す主人公を透明感あふれる映像で綴る。老人から高校生まで、村人の息遣いが静かに伝わる演出も秀逸。
(公式パンフレットより引用)

<感想>
10年ぶりに故郷に戻ってきたライイー。そこに待っていたのは認知症になった母親だった。正常な時もあれば、時々全て忘れることもある。劇団で女優をしていたライイーだったが、今は劇団を辞めて依頼があった時だけ単発的な仕事をすることに。

一方で中学生の時に同級生だったチャンとの再会。彼は現実に向き合わず、初恋の思い出に逃げていた。そんな彼の思い出の湖を一緒に探したり、10年に一度ある村の祭りで芝居をするため村の人々にインタビューするライイー。母親にもインタビューするのですが、映画のことを話す母親は生き生きとしていて笑顔が印象的。

自然に囲まれた風景が美しいです。上映前と上映後に監督の舞台挨拶があり、舞台となった村は監督ご自身の故郷だとおっしゃってました。また、予算がなくプロの役者は2人だけで、監督のご両親も出演されていたそうです。父親はライイーの父親役、母親は…何役だっけな?他の方のブログを拝見すると叔母役だそうです。

この物語は、帰郷について、メモリーについて描いているとのこと。メモリーとは記憶がどのように揺れ動き、消えていくのか。観終えてから監督からこのメモリーの話が出た時、母親の記憶だけでなく、ライイーのこの村に住んでいた時の記憶、チャンの初恋の記憶もそうなんだと。それぞれのメモリーが静かに伝わってきました。

あと音楽を茂野雅道さんが担当されてるのですが、河瀬直美監督の作品の予告編を見て、こんな感じにと依頼したそうです。ちなみに茂野雅道さんの奥様が観に来られているとかで監督はとても感謝されてました。

ラストに20年に一度の村の祭りが映し出され、決して派手ではないですが、素朴感の中に村の鼓動が聞こえてきそうな、そんな作品でした。

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