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「海の底」 有川浩

『海の底』

海の底 (角川文庫)  

 著者:有川浩
 出版社:角川書店 角川文庫





<簡単なあらすじ>
米軍横須賀基地でイベントが開催され、多くの観客が見物する中、ザリガニのようなエビのような巨大な赤い甲殻類が海から大量に発生し、陸を這って人々を襲い食べ始めた!海上自衛隊実習幹部の夏木と冬原は、数人の民間の子どもたちを保護するため潜水艦「きりしお」に逃げ込み孤立状態となった。一方、陸では事態は警察の対処能力を超えており、自衛隊に出動させるべきだと考えるが…。そうこうしているうちに米軍が横須賀爆撃の準備を始めていた。防衛には機動隊が任務に就いていたが、壮絶な戦いになっていた。巨大甲殻類を封じ込めることはできるのか?「きりしお」に取り残された者の運命は?

<感想>
『塩の街』、『空の中』と読んで、今回の 『海の底』で自衛隊三部作をやっと読了!三部作を通して大まかな筋書きは似てます。今回は巨大な甲殻類が人類を襲うという…。これだけを聞くと笑っちゃいそうですが、突然、目の前でこのような光景に出くわしたら大パニックにもなるよ。現場からの避難者は大混乱で、そこはまるで血の海。最初は昔のアメリカのパニック映画のようなだなと思いました。

自衛隊の災害派遣に基づいて、陸海空の救難隊や輸送隊はすぐ出動したものの、武器使用が一切認められてないので防衛線の守備は県警の機動隊。しかし機動隊だけでは太刀打ちできない。米軍の襲撃を承認するか、自衛隊を出すか。自衛隊の軍事出動を決定させるためには官邸に警察の敗北を見せないといけない現実。なんてこった。

海上自衛隊の潜水艦「きりしお」には13名の子どもと海上自衛官2人。食糧や水などの備蓄があるためある程度の期間は安全に過せる。が、問題は縄張り問題で停泊場所が米軍施設内にあるということ。自衛隊の災害救助だけではどうすることもできない。

読んでいて政府の対応の遅さにイライラしぱなっし。なんか日本の現実を叩きつけられているような感じ。現実にこういうことが起こったら(いや、巨大生物が現れ人物を食べまくるって現実はないけど^^;多分…)、民間人にはわからないところでこういう堂々巡りが行われるのかと思うと怖いです。

全体的に2つのストーリーが軸になっており、一つは停泊中の潜水艦「きりしお」に閉じ込められた15人のストーリー。子供たちの間での対立、さらに個々の子どもの問題、家庭事情等々を入れながらの展開。もう一つは陸側で県警の明石、警察庁の烏丸の2人が主役。こちらではいかに自衛隊の軍事出動させるかという駆け引きが行われてます。

最初は最初は巨大エビが大量発生し、人間を食べていくというトンデモナイ設定だ!と思ってましたが、内容は結構奥深く、陸側の自動隊を出すまでの展開は現実味があって興味深かったです。そしてラスト、そうだよね、有川さんのことだからやっぱこうこなくっちゃね(^m^) この内容にはこのぐらいのちょい甘がちょうどいい感じ♪

巻末の解説に、本書の登場人物たちのその後は『クジラの彼』に収録されてるとか。さらに『空の中』の主役2人も登場する話も。今年1月に図書館で既に予約済みなのであとは手元のくるのを待つばかり☆

-2 Comments

孔雀の森 says...""
こんにちは~
ほとんど内容を忘れている中で、主役二人とそのうちの
一方を好きになった女の子はよ~く覚えています。
たぶん『クジラの彼』を読んだからでしょう。
またまたTKATさんが『クジラ~』を読んだものと思い込んで
ネタバレしてしまうところでした…。
この中の子供たちについても、何か後日談があれば
面白いかなあと思った次第です。
2012.03.12 09:10 | URL | #W/rA3xXw [edit]
TKAT says...""
こんばんは☆
ホント奇想天外でしたが、読んでいくうちに、もしかしてありうるんじゃ…
なんてふと思ってきちゃうのが有川さんワールド。
神戸も海が近いので、一瞬、私ならどこに逃げようかなんて考えちゃいました。
でも冷静に考えるとやはりありえない巨大ザリガニ(笑)

さきほど気づいたのですが、孔雀の森さんが今作品の感想を書かれたの
2007年だったんですね。古い日記にコメントしてしまいスミマセン^^;
そう考えると、未だに6ヵ月の予約待ちって…。おそるべし有川さん人気!!
クジラの彼も予約してはや3ヵ月。この調子だとお盆あたり?!
2012.03.12 22:55 | URL | #- [edit]

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有川 浩『海の底』
出版社: メディアワークス 出 版: 2005年 横須賀に巨大ザリガニ「レガリス」の大群襲来!! なんだって、横須賀?うちまでは2時間強。ここまでは来ないだろう。いや、安心してはいられな...
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