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「境遇」 湊かなえ

『境遇』

境遇  

 著者:湊かなえ
 出版社:双葉社





<簡単なあらすじ>
高倉陽子、36歳。政治家の夫と5歳の男の子を持ち、自らは絵本作家となり絵本大賞新人賞を受賞。晴美、36歳。新聞記者として働いており20歳の頃から陽子とは親友。この2人はともに生まれてすぐ親に捨てられ、滋養養護施設に預けられた同じ境遇だった。陽子が絵本作家として注目され始めた頃、陽子の息子が誘拐され「世間に真実を公表しろ、白川渓谷意見を思い出せ」という脅迫状が届く。陽子は自由に動くことが出来ず晴美に協力を仰ぐ。犯人の狙いは一体?そこに隠された真実とは?

<感想>
読み終えて知ったのですが、これって昨年12月に放送されたドラマ化『境遇』のために書き下ろされた作品だったみたいです。松雪泰子さんとりょうさんが主演だったらしいですが、名前だけ拝見し、どちらが陽子、晴美を演じたのかイメージ沸きません(。-_-。) ドラマを見ていないのでなんとも言えませんが、雰囲気的にお2人とも晴美のイメージがあったり。。

本当の親を知らないもの同士という境遇の2人、20歳の時にあるきっかけで知り合ってから親友になった2人。タイトルにもなっている境遇という言葉がやたらと出てきます。まぁ確かに境遇がポイントになってるわけですが…。

『告白』のようにショッキングでもなく、『花の鎖』のように凝った関連性もなく、全体的にあっさり。←この2作品しか長編は読んだことがない私がえらそーに言うのもなんですが^^;どうしても『告白』と比較されてしまうのはちょっと気の毒ですが、あまりにも『告白』が衝撃的すぎたので仕方がないといっちゃ仕方がないような気も。

高倉陽子にしろ政治家の夫にしろ、基本的に人間が出来ておりいい意味でも悪い意味でもどこか冷静。お互いの意思を尊重しすぎなんじゃ?夫婦なんだからもっと2人で相談しようよと思っちゃいます。ってか息子が誘拐されたのにこの冷静さ(もちろん心配はしてますが)、ちょっと不自然かなー。しかも真相を語るのにどうしてあの番組を通さなきゃいけないの?もっと違う方法があっただろうに。

やはりドラマ前提で書いてるのでこういう淡々とした雰囲気になっちゃうのかな?ドラマはどんな風に仕上がってるんだろう。ドラマのHPを見るとミツコ役は野際陽子さんとのこと。ここはやっぱり本家本元にして欲しかったw

全体として面白くなりそうな内容なのに、全てにおいて淡々としていたのが少し物足りなかったです。でもこの本を読んだ後に、あるアンソロジーに入っている湊かなえさんのショートストーリーを読んだのですが、そちらは面白かったです!

-2 Comments

藍色 says...""
一気に読みました。
晴美さんと陽子さんの立場が、逆でよく有るストーリーで、その辺が少しつまらなかったです。
トラックバックさせていただきました。
2012.10.23 17:49 | URL | #- [edit]
TKAT says...""
藍色さま、こんばんは^^
やはりドラマ用に書き下ろしたものだからか、
少し物足りなかったですね。

ドラマ版は見てませんが、また違った雰囲気で
ドラマとしては面白いのかもですね。

TBありがとうございます!私もさせていただきますので
よろしくお願いします。
2012.10.24 18:26 | URL | #- [edit]

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