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「悪の教典 下」 貴志祐介

『悪の教典 下』

悪の教典 下

 著者:貴志祐介
 出版社:文藝春秋





<簡単なあらすじ>
(上巻)ハスミンこと蓮実聖司は晨光学院町田高校2年4組の担任で英語を教えており、職員からは信頼があり生徒からも絶大な人気があった。2年4組は問題児を抱えたクラスだったが、それはIQが高いハスミンが意味あって自ら引き受けたのだった。反社会性人格障害(サイコパス)のハスミンは学校内で自分の思い描くシナリオ通りに実行していくが、それは悪夢の始まりだった。それに気付いた者は…。
(下巻)期末試験に向け、カンニングの防止と真相究明するためハスミンは対策を練る。一方、クラスの生徒:早水はハスミンの正体を暴こうと1人動き出すが…。その後、9月に行われる文化祭に向けてクラス皆で準備する2年4組の生徒たち。本当の悪夢はここからだった。

<感想>
上巻を読んだのが昨年の7月、その時に下巻を図書館で予約してやっとやっと手元にきました!

上巻では、ただ邪魔だから、あるいは自分に不利な人物は殺したらいいだけ…と感情なく容赦なく実行に移してきたハスミン。下巻では文化祭を前に想定外のことが起こり、どう収拾するのかと思っていたらとんでもないことに!!「木の葉は森に隠せ」とは!!ハスミン、これはおおごとだよ?!絶対どこかでボロが出るよ?無理だって~と思いながら読み続けました。論理ではなく直感で救われてきたハスミン、果たして吉と出るか凶とでるか。上巻でもそうでしたが、かなり前から計画してた訳ではなく、その場その場で計画を立てて実行という究極のパターン?

文中である人物に「殺人が一番明快な解決法だとわかっていても、ふつうの人間は躊躇する。どうしても恐怖が先に立つから。しかし俺はそうじゃない。やれると確信さえできれば最後までやりきることができる。途中でためらうとかえって危険だが、思い切って突っ走れば案外走りきれるもの」と言っていた。が、あるシーンで躊躇するシーンが。でも恐怖からというのではなく別の意味のような?人間らしい感情を取り戻したのかと思ったのもつかの間、その後の行動はもうバトルロワイヤル状態。

いやいや、よくこんな計画が思いついたもんだ。生徒たちは各々の性格や立場によってそれぞれの行動を取るわけで。自分よりも大事な人を守りたいと思う人、自分1人だけは助かりたいと思う人。上巻よりも下巻のありえない状況で、個々の性格が赤裸々にわかってきました。話の流れからしてこの生徒たちはきっと残るんだろうなぁというのは想像通りでしたが、とにかく2年4組の生徒だけには絶対、絶対になりたくないです~(><。)。

今作品で完結なのかしらん?下巻ではアメリカ時代のエピソードがあったのですが、これってのちのち続編があった時のための前置き?!考えすぎ?続きが読みたい気もしますが、アメリカに行くには物理的に無理な状況なので、もし続編があるあら身近なとこからの復讐とか?

ってか、下巻でやけくそのような行動ではなく、もっとサイコっぷりを見せてほせいかったなぁ。あと学校の先生がブログをしているのはまぁいいとして、学校内で起こった事件、学校内で隠しておきたいこと、職員会議のことを書くだろうか?ちょっと安易なような気がする…。
「ん?」と思うシーンもありましたが、全体的に「一体どうなるの?!着地点はどこ?」とさくさく読み進めることができた作品でした。

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