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「父、帰る」

『父、帰る』 VOZVRASHCHENIYE

父、帰る
  製作年:2003年
  製作国:ロシア
  監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ
  出演:コンスタンチン・ラウロネンコ、イワン・ドブロヌラヴォフ、
      ウラジーミル・ガーリン



<簡単なあらすじと感想>
第60回ヴェネチア映画祭で金獅子賞と新人監督賞を受賞したアンドレイ・ズビャギンツェフ監督によるロシア映画です。

ある日アンドレイ(ウラジーミル・ガーリン)とイワン(イワン・ドブロヌラヴォフ)の兄弟が家に帰ったら、そこには写真でしか見たことがない父親(コンスタンチン・ラウロネンコ)の姿が。
久しぶりに帰ってきたのにも関わらず、何事もなかったように一家の団らんを仕切る父親に対し何も語らない祖母の存在、そして戸惑いが見れる母親の態度。
そしていきなり息子2人と明日から旅行に出ると言う父親。なぜ父親が急に帰ってきたのかをベッドで兄弟2人いろいろと話すシーンでは、父親と過ごす旅行に対して不安と期待があるのですが・・・。

旅行の車の中、父親は「息子らしくパパと呼べ」とイワンに強要したり、何事も多数決で決める態度に次第に怒りを覚える弟のイワン。
徐々に本当に父親なのかさえも疑うようになり、そんな場から早く逃げ出し家に帰りたいイワンはことごとく父親に反発するのに対し、兄のアンドレイは、正直な気持からなのか素直にパパと呼ぶことができ、父親として接してる様子。

12年ぶりに家に帰ってきて、息子2人を無人島に連れていったのはなぜなのか?
長い間どこで何をしていたのかも全く語らない父親は、息子たちに何を伝えたかったのか?
劇中で何しに無人島に行ったのかはわかりますが、そのことに対してのヒントも何もないので見てる人の想像にまかせるといった感じ?
そしてイワンが自分の気持ちを正直に父親にぶつけるシーン、父親はどんな気持ちでそれを聞いてたのだろう。
ラストはどうなるかと思いきや、想像以上に意外な結末でした。
結局のところイワンの口から父親に対しパパと素直に呼べたのはこのシーン。

正直謎ばかりが残りますが、なぜかズンと心に残る作品。
エンドロール前にある白黒写真の最後の1枚を見ると、さらにグッときました。
無人島に行くときと帰るときとの船の中の兄弟2人、同じようなアングルで撮っており、表情の違いがはっきりとわかるようになっていて私にはとても印象的なシーンです。

特典でメイキング「映画についての映画」が1時間ほど入っていますが、まずびっくりしたのがイワンの成長した姿!
映画の中ではまだ幼さが残ってるのですが、インタビューではその面影がなくてちょっと残念。
またウラジーミル・ガーリンのオーディションの様子も入ってます(彼は本作撮影後、不慮の事故で溺死)。
そのほかには監督や関係者のコメントも聞くことができ、撮影風景では細かなこだわりを感じることができます。少し特典映像は長いですがオススメ!

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