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「決断 : 阪神引退からのリスタート」 赤星憲広

『決断 : 阪神引退からのリスタート』  

決断~阪神引退からのリスタート~

 著者:赤星憲広
 出版社:集英社





<簡単なあらすじ>
2009年9月12月、ダイビングキャッチを試みて生命の危険を伴うケガを負った。激痛や痺れに耐え、リハビリを続けていた中で球団から言い渡された突然の引退勧告。「なぜ?」「まだやれる」。しかし、医師の口からは「最悪、命にかかわる」と…。引退を「決断」するまで、悩みに悩んだ。その間の気持ちの葛藤、チームメイトとの絆、両親の言葉、球団との話し合い、そして阪神愛…。赤星憲広が初めて明かす心の叫びのすべて―。(本の帯を引用)

<感想>
2009年12月9日に突然の引退会見を行った元阪神の赤星さん。覚えてますこの会見。9月12日のダイビングキャッチも見てました。まさか命に関わるかもしれないほどの症状だったとはとショックを受けたのを鮮明に覚えてます。突然の引退に「なぜ?どうして?本当なの?」とかなり動揺しました。

本書は赤星さんの現役最期の試合となってしまった運命の日2009年9月12日の試合から始まります。倒れた瞬間のこと、診察結果、怪我をしてから1ヵ月間の状況や気持ち、リハビリ、回復の兆しなどが事細かに書かれており、9月から引退までの流れと赤星さんの本音を知りました。

その中で球団側から呼び出されたことも書かれており、赤星さんは最初、年俸減額の話だと思っていたそうな。引退したほうがいいのではないかという話。回復云々ではなく、脊髄損傷という怪我の深刻さ、次に同じようなことになったらここまでの回復は望めない。最悪、命の危険がある。ということを球団側は重視。確かに復帰しても、もし何かが起こってからだと遅い。赤星さんの状態を知った上で復帰させ、取り返しのつかないことになれば社会的な問題になりかねない。球団の立場としては適切な判断。でも当の赤星さんは引退ということは全く頭になかったようで、「なぜ、どうして?回復の経過を全く見ずに怪我をしてたった1ヵ月で見切りをつけるのか?」と混乱したそうです。

生まれつき脊柱管が狭いらしく、衝撃によるダメージを受けやすいとのこと。過去にもダイビングキャッチをした時に同じ診断を受けたそうなんですが、現実的な問題として受け止めておらず、今回の怪我。リスクを抱えながらプレーを続けることは難しいとわかっていても、プレーを続けられる可能性を模索する赤星さん。

赤星さんがショックだったのは、球団側が何とか復帰するための解決法を全く見出そうとしなかったこと。引退の2文字だけ。とにかく球団に親身になって欲しかったと。だけど現実を見つめ直し自分の気持ちとしっかり向き合った結果、引退を決意したそうです。そうだったんですね、記者会見だけでは釈然としなかったのですが、引退までの経緯を今作品で初めて知ることが出来ました。正直、まだ出来るのでは?なんて安易に思ってたのが恥ずかしい。ってか阪神のファンなのに今頃になって今作品を読むのは遅すぎ?!

引退までの経緯だけでなく、幼少・小・中・高・大学時代、JR東日本時代を経て2001年にドラフト4位で阪神に入団までも書かれています。背番号について、用具メーカーとの信頼関係も書かれてます。そして!盗塁のコツ・気をつけていたこと・盗塁するにあたり必要なことももちろん書かれてます。あと「前向きに考えたほうがいい」という言葉があるが、言っていい時と悪い時があると。確かに。私も今まで「前向きに」なんて軽々しく口に出していたので、ちょっと考えさせられた言葉です。

生涯タテジマを貫くと公言していた赤星さん、いつも全力でグラウンドを走る姿がとても印象的でした。赤星選手が登録で抹消になると、「赤星選手の代わりはいない。センターは赤星選手じゃないと安心できない!早く戻ってきてー」「(他の選手がセンターの時)これが赤星選手だったらきっと取れたはずなのになー」とよく思ったものです。それだけファンからは信頼されていた選手の1人。

前からダイビングキャッチをし、グラウンドに体が跳ねるのみて「体に影響ないんだろうか?スローで見ると首に影響ありそう」と思ってましたが、今作品を読んで、今後、ダイビングキャッチをする選手の姿を見ると心配してしまいそう。

もう一つ、星野監督についても言及が。監督からは厳しさと執念を教わった。熱い気持ちが選手に伝わるし気配りも抜群で、選手を操縦するのがすごくうまい監督だと。というか、星野監督の厳しさと執念、熱い気持ちはファンにも痛いほどよく伝わってましたww赤星さんは引退後、阪神戦の解説でも真弓元監督のくだりで、星野監督、岡田監督の特徴を述べて比較されてましたねー。赤星さん、今更ですが9年間ありがとう!

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