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「プリンセス・トヨトミ」 万城目学

『プリンセス・トヨトミ』  

プリンセス・トヨトミ (文春文庫)

 著者:万城目学
 出版社:文藝春秋  文春文庫





<簡単なあらすじ>
5月31日(木)午後4時、大阪が全停止した。この鍵となったのは東からやってきた3人の調査官と、生まれた時から西にいた2人の少年少女。物語はこの10日前から始動する。会計検査院第6局に所属する、しばしば「鬼の松平」と呼ばれる副長の松平、自然と良い方向にミラクルを起こす鳥居、長身でフランス生まれの旭の3人は実地検査のため大阪へ向かった。検査されるうちの一つ、空堀中学校では1人の少年:大輔が男の子のフリをするのが辛いためセーラー服で登校していた。そんな彼を心配しつつ豪快な行動を取る女友達の茶子。ある日、大輔は父の幸一からあるビルに連れていかれ、そこで父親の口からとんでもない言葉を聞く。大阪の真実を知った大輔は…。そして調査官の3人はある社団法人を不審に思い調べていくと…。

<感想>
いまさらですが『プリンセス・トヨトミ』を読了。映画化されたのは知ってましたが、先に原作を読んでみようと思っていたのであらすじや詳しい内容は全く調べず読み始めました。

会計検査院――内閣に対し独立の地位を有しており、国会、裁判所いずれからも独立した機関で第日本定刻憲法時代から天皇に直属する機関として存在し、現在もあらゆる国家権力の影響から超然としてたたずむ機関…とのこと。こうやって書くとなんのこっちゃ?って感じですが、要は国家予算の使い道をチェックする機関らしいです。私、この物語上だけで現実にはない機関だと思ってましたが調べてみると実際ありました。そんなことも知らなかっただなんて恥ずかしくて穴があったらダイブしたい…

最初は調査官3人の仕事内容、そして大輔や茶子の置かれている状況や性格などの説明みたいな感じで、この2組が一体どのように彼らが深く関わっていくんだろうと思ってました。そしたら大輔の父親からとてつもない発言が!!あまりにも突拍子もない設定にびつくり!!そういうことになった歴史も書かれているのですが(1615年からというこれまたとてつもない歴史!)、なんかそれもアリかなと思えてしまうのが不思議。同時にここまで内密にやってこれたのが不思議。お酒が入ったらポロっとどこかで洩らしてしまいそうなのにねー。しかも大阪の異様な状況をあそこまで外部に洩らさずにいれるって…現実的には結構キビシそう~。

と、大阪城や歴史上の人物たちをうまく物語りに取り入れた話なのかなと思ってましたが、最後まで読むと、大切なもの、守っていかなければならないこと、父と子の重みがドンっときました。なるほど!ちょっといい話かも。

映画化されたのも納得。読んでて「合図」が発動してから読んでてドキドキしてきましたもん。このシーンがもし映画内であったら、こっからが面白くなりそうなシーンになりそう。現実で今後、大阪城を見たらあれこれ考えてしまいそう~。深紅に染まる大阪城を見たら…そして偶然にも電車が止まったりなんかしちゃったら…ひゃー、原作や映画を見た人はみなぎょっ!ってするに違いない(笑)。そしてやはり女性は一枚上手。大阪のお隣である兵庫県民の私は永遠に母親から何も聞かされないのかと思うと残念(TT)。いや、案外兵庫県にも姫路城あたりで何かあるかも…と期待☆←…ないよね…

本作を読んだあと、他の方の感想を読んだのですが、どうやら登場人物の名前にも歴史的に意味合い(お遊び?)があるみたいです。大阪城近辺に住んでいて歴史が好きで、さらに建築物も好きな人には「おっ♪」って思える箇所は多いと思います。すべて当てはまらない私ですが、この物語の発想はすごい!と思えエンタメとしてもよく練れらた作品でした^^んなアホなと思いつつ、現実にこんなことがあったら楽しいだろうなという夢も込めて。大阪に住んでる男性なら面白く思えるかも?
ところで鳥居が見た十字架は一体なに?作中に答え出てた??

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