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「ブレイズメス1990」 海堂尊

『ブレイズメス1990』  

ブレイズメス1990

 著者:海堂尊
 出版社:講談社





<簡単なあらすじ>
1990年、東城大学医学部総合外科学教室(通称佐伯外科)の垣谷講師の国際学会発表のお供としてニースに降り立った外科医3年目の世良雅志。実は彼にはお供だけでなく佐伯教授からモンテカルロ・ハートセンターの天城雪彦部長を招聘するという任務も受けていた。そして無事日本へ連れて帰ったものの天城は新施設スリジエ・ハートセンターを創設しようとし世良だけでなく東城大にも波乱を引き起こす。そんな中、天城は東京国際会議場で行われる学会で公開手術を行う。

<感想>
『ブラックペアン1988』の2年後の話。といっても2年前に読んだので殆ど内容を覚えてない…悲しい(TT)。私にしては珍しく感想に登場人物のおさらいをしてたのでそれを参考にしながら読みました。2年後ということで登場人物がかなり被っててよかった。どうやらこちらでは世良は佐伯外科に入局したばかり。そして高階先生と渡海先生の間で翻弄してたのね~。

その世良が2年後には何の因果か天城先生に翻弄されます。この天城先生がまた濃い人物で、超型破りで存在感ありありの先生。世界中でたった1人実施できる心臓外科医で、自分流のルールがあり、自分のオペを受けるにはまず全財産の半分を差し出す覚悟があるかどうか、そして手術を乗り切る運があるかの2つ。ギャンブラーで自由奔放な振る舞いはモナコでOKなの?腕さえ確かならいいってこと?

冠状動脈バイパス術の進化型、ダイレクト・アナストモーシス(直接口勿合法)をするとのことですが、イマイチよくわからない…。でも天城先生のキャラはこれでもか!というぐらい描かれてます。財力に応じ一定の額の寄付をしてくれた人のみ手術を受けることができるというのが新施設スリジエ・ハートセンターの基本方針(予定)。"もし金持ちと貧乏人が同時に手術を希望したらどちらを優先する?"天城先生ははっきりと金持ちと答える。財力で患者を差別するのは医療としてあってはならないという当たり前のことに、天城先生は真っ向と自分の意見を言い通す。患者の命をお金で計るのかという「医療とお金」という問題提起になるのですが、天木先生の理路整然としていてビジョンが明確な発言に最後の方にはなんとなく「なるほど」と思えてきたり…。

スリジエ・ハートセンターの最終形はいつか日本が凋落した時の事を考えてのこと。まさしく1990年時点では未来はその通りに。もしかして海堂さん、この時代にこういうことをしておけば今現在の医療は違ってたと言いたいとか?

今回の高階先生は天城先生に圧倒されていて決定的となる反撃はなし。この2人が同じ病院で共存できたら最強なのになー。とふと思ったり。これからどうなるんだろう?これからってとこで終わっちゃったよ?これって続編あるよね?最後から3行目の世良の言葉が気になる…。

今までの海堂作品を読んでいれば、のちに活躍する人やお馴染みの人物が登場して楽しい。世良と花房さんのその後が知りたい。だってこの2人の未来は…ねぇ?天城先生が今の地位になった経緯、医療についての独自のルールを確立した経緯も知りたい。もう知りたいことだらけw
正直、ここまでくると時代背景、登場人物がよくわからなくなってきました~。相関図を前に時系列順に読み直してみたいかも。。読んでいて初見の人まで「どの本で出てた人だっけ?」と考えちゃう^^;そういえば「極北クレーマー」にも世良が登場するらしいのすが、こちらも既読なのにどんな風に登場したのか忘れてるし(TT)。ニースで偶然一緒になった薩摩出身の駒井も気になるところですが、未来の話に彼は出てきてましたっけ?いないような?

天城先生といいスリジエ・ハートセンターといい、駒井も未来には描かれてないような気がするのですが、今後、どのような展開になるんでしょうか??気になるので早く続編をお願いします!

-2 Comments

孔雀の森 says...""
こんにちは~
私は『ブラックペアン1988』が、もう記憶の彼方です。
続けて読めればとてもよく理解できたはず~と、
『ブレイズメス1990』のときに思ったものです。

>今回の高階先生は天城先生に圧倒されていて決定的となる反撃はなし。
高階先生と言えば、後のどっしり落ち着いたイメージが
あるのですが、こういう時期もあったのですね。
高階先生はしかるべき地位に出世していますが、
後年の天城先生はどうなるのかしら。やっぱり日本の
水は合わなかったとか?(妄想は膨らみます:笑)

>最後から3行目の世良の言葉が気になる…。
えっ? どんな言葉だったのでしょう。気になる~
2011.09.07 08:57 | URL | #W/rA3xXw [edit]
TKAT says...""
孔雀の森さん、こんばんは!
図書館で予約して手元にきた順に読んでいるので、
時系列が頭の中でこんがらがってます~。

『チーム・バチスタの栄光』から始まった田口&白鳥シリーズをベースに
海堂さんが過去に遡った本を書いたり外伝を書いてらしゃるので、
出版年順に読んだとしても同じことでしょうね^^;

これだけ登場人物が多かったら海堂さんも辻褄合わせるのに
大変だろうな…。そういえば2作品間である登場人物の年齢が合わず
辻褄を合わせるために書かれた本が1冊ありました!
やっぱり海堂さん自身も頭の中こんがらがってるんじゃ(笑)?

『アリアドネの弾丸』も佳境に入りました!
なんだか高階先生がとんでもない立場になってるようで…
2011.09.07 20:02 | URL | #- [edit]

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ブレイズメス1990
著 者:海堂 尊 発 行:講談社 刊行年:2010年7月 <あらすじ> 時代は1990年。東城大学病院に勤務する世良雅志は、ニースで講演する垣谷に付いて渡仏する。彼のもう一つの目的は、佐伯院長の命...
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