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「比類なきジーヴス」 ウッドハウス

『比類なきジーヴス』 HE INIMITABLE JEEVES

比類なきジーヴス
 著者:P・G・ウッドハウス (Pelham Grenville Wodehouse)
 訳者:森村たまき
 出版社:国書刊行会 ウッドハウス・コレクション   





<感想>
図書館で予約してた本がやっと、やっと手元に!!そういえばこのウッドハウス・コレクションが発売されてからというもの、私が住んでる市の図書館では貸出中の多いこと・・・。ちなみに文藝春秋のウッドハウス選集も同様。ウッドハウスの人気を改めて知ることが出来ました。というかイギリスでは超有名なのに日本では翻訳本が少なすぎ!翻訳されてても絶版本多すぎ!!なのでウッドハウスを読もうと思っても、アンソロジーに収録されてるほんの一握りの短編集しか安易に読むことが出来なったんですもんね~。思えば私も図書館で当時の翻訳本(おそらく戦前本)を借りた記憶も・・・。友人にウッドハウスを教えてもらい、それからジーヴスものを数冊読んでファンになった私。そしてこのウッドハウス・コレクションは待ちにまった本。だったら買おうよ~と言いたいところですが1冊2000円はかなりお高い・・・。でもやっぱり次作から買おうかな~(迷)。

この「比類なきジーヴス」は、短編集として発表された小説を何編か集めて加筆し、一編の長編として整えたもの。なんだろう、現代語訳になって読みやすくはなってるものの、戦前に翻訳された本の方がユーモアがひしひしと感じる気がするのはなぜなんだろう。難しい昔の漢字があったり当時の仮名が読みにくもあったりしつつ、淡々としててセリフも必要最低限でとても面白く読んだ記憶が・・・。やっぱり訳者が違うとここまでイメージが変わるのかと正直思ってしまった(どちらが原書に近い翻訳をしてるかはわかりませんが)。

なんて言いつつやっぱり面白い!ポーカーフェイスでご主人様に忠実で貴族らしからぬ服装を嫌い、さらには交友関係も広い保守的な執事のジーヴス。そんな完璧なジーヴスに一目置いており、なぜかいつも損な役回りをしているご主人様のバーティー、その友達でいつ何処でも恋をしているビンゴ、そしてバーティーが頭が上がらない何かとお節介をやくアガサ叔母、従兄弟で双子のクロードとユースタス・・・それぞれ愛すべき個性豊かなキャクター。
自分の仕事を誇りもってるジーヴスとバーティーのやり取りや、バーティーは本物のイギリス貴族だけどどちらかと言えばおちゃらけ貴族っぶりは楽しめます。
改めて読んでウッドハウスのユーモアはやっぱり凄い!とても約80年前に発表されたとは思えない。戦前の翻訳本と読み比べるのもいいし、このウッドハウス・コレクションを制覇するのもよし。とりあえず私は第2弾「よしきた、ジーヴス」を読むのが楽しみ♪



登場人物のリストがあればいいのになと思っていたら、Rieさんの『Caramel Tea』で一覧が作られていました!!
人物名とプロフィール、そしてどこに登場するのかわかるようになっておりとっても見やすいです。ありがとう、Rieさん♪

-2 Comments

kazuou says...""
僕もウッドハウスファンです。
最初に読んだのは創元社の〈世界大ロマン全集〉の『地下鉄サム』と一緒に併録されていたジーヴスもの。あとは筑摩の〈世界ユーモア文学全集〉のマリナーもの、創土社の『スミスにおまかせ』など。どれも手に入りにくくて参りました。
そういうわけで、昨今のウッドハウスラッシュはとても嬉しいところ。とはいえ買うだけで、もう6冊も積読になってます(笑)。
『比類なきジーヴス』だけは読んでるんですが、たしかに翻訳はむかしのものの方が味があるかなー、と思うところも少々ありました。むかしの翻訳は、かなり不正確、というのが定説ですが、日本語としてかなりこなれているものもけっこうありますよね。水谷準とか乾信一郎の翻訳なんか、今でも面白く読めるように思います。
個人的にはウッドハウスは、ジーブスものより、マリナーものとかスミスものの方が好きなので、そっちの方をもっと出してほしいところです。
2006.07.27 19:44 | URL | #- [edit]
TKAT says...""
そうなんですよね、ほんと今まではウッドハウスの本は手に入れにくかった!それなのに急に翻訳ラッシュがきたのは何故なんだろう。
私が昔の翻訳を読んだのは確か乾信一郎訳でした。確かに今読んでも面白く、ユーモア小説とは何ぞや?をちゃんと踏まえているような気がします(クリスティの本も数冊訳してるんですね。これは気付かなかった!)。
私もマリナーもの、スミスものも読みたいので是非このラッシュにのって出版して欲しいですね~。
2006.07.27 20:59 | URL | #- [edit]

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