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「些細なこと」 <パン・ホーチョン、お前は誰だ!?> 

『些細なこと』  破事兒  Trivial Matters

破事兒

製作年:2007年
製作国:香港
監督:パン・ホーチョン(彭浩翔)

パン・ホーチョン監督第8作目『ドリーム・ホーム』の公開を記念して、1999年~2011年までの監督の劇場未公開作を「パン・ホーチョン、お前は誰だ!?」でコメディ、ラブストーリー、サスペンス、ホラー等々多様なジャンルから5作品を公開。『些細なこと』はそのうちの1本で監督が21歳の時に書いた短篇小説を映画化したオムニバス作品。ちなみにデビュー7年目の7作品目で7話から構成されています。


不可抗力(原題:不可抗力)
CAST:チャン・ファイホン(陳輝虹)、ジャン・ラム(林海峰)、クリスタル・ティン(田蕊妮)
妻との性生活に不満を持っている教授は、カウンセラーにその内容を打ち明けビデオカメラに向かって話し出す。一方、妻も夫との性生活に不満を持っており、カウンセラーに話し出す。

互いが性生活に不満を持っており、教授は改善方法をいろいろと考え実行に移すわけですが、どうやら妻はその夫の行動全てにご不満の様子。カウンセラーが夫婦の行為を想像しようとすると2人から「私のセックスを想像しないで。別の人に置きかえて!」と言われ教授役は自分に差し替え。女性は…誰だろう?彼女かどうかはわかりませんがとりあえず教授の妻よりははるかに若い女の子w物語の半分はエッチなシーンですが、シュールでかつユーモアに描いているので全くいやらしくなく、むしろ面白い。夫が出した妻に似た写真は超ツボにハマりました。

公共マナー(原題:公徳心)
CAST:エディソン・チャン(陳冠希)、ステファニー・チェン(鄭融)
男性がクラブで女性に対し、自分が行っている公共マナーを英語で話し出し、いかにマナーを守っているか得意顔。だが彼女は嫌そうな顔でそれを聞いていた。

7編の中で1番短い話(ホント短いです)。公共マナー??いや、マナーというよりちょっとした善意という感じ?善意というかこだわり?正直、彼が言っていることはわからんでもないけど女性にはちとムリかなー。それよりこんなところでエディソンのドヤ顔が見れるとは!しかも公共マナーについて語るとは!!ちょっとお下品なマナーのネタなのでまぁいいっか。←何がいいんだ?尺の短さがちょうどいい感じでした!

祝日(原題:做節)
CAST:イーソン・チャン(陳奕迅)、イザベラ・チャン(陳逸寧)
付き合って1ヵ月で同棲し始めた2人。だが彼女は結婚まで頑固として体を許さないと言う。だが家の中で彼女は下着姿でウロチョロし、男は欲求不満を増していく。だがクリスマスの日、祝日(記念日)ということで彼女があることに応じてくれる。それ以来、男はコツを覚えエスカレートしていく。ところがある日…

同棲OKエッチNGという男にとってはとても辛い日々。そこで男はクリスマスを境に調子に乗り始める訳ですが…。バカバカしすぎて逆に面白すぎ(笑)。陳奕迅の自然すぎる演技もある意味素晴らしい(笑)。特に彼女が泣いてる横で、ぷって笑ってる姿に男のしてやったり感が…。なんだかんだとうまくいってる(?)2人ですが、ある日突然…ギャー!!それにオチ、ブラックすぎてちと怖いよ~((;゚;Д;゚;)) でもこの男ならいつも通り楽しみそうだわ。。かなり下ネタちっくで、シニカルな笑いとホラーが融合してるかのような内容で7作品の中で一番好きなストーリーでした。

タッガー星(原題:徳雅星)
CAST:ケニー・クァン(關智斌)、Angela Baby、パトリック・タム(譚耀文)
タッガー星。はるか彼方の未来でその星の由来を人類の子孫が語る。それは香港でのこと――ある男子校生は同じクラスに彼女がいた。彼女の誕生日プレゼントを買うお金なくどうしようかと悩んでいる時にある星の命名権の記事を読み…。

なんか可愛らしい雰囲気の作品ですが、これまでの3作品とはかなりパターンが違い(下ネタじゃなくなっただけ)なにかどこか物足りない感じ。←別に下ネタを期待していたわけではないですけど~(笑)。せめて出演者たちだけでも堪能しようと思っても、顔がアップになるわけでなく画面も少し見づらいので堪能できず。。7作品の中で一番「そんなことどーでもええわっ!」と思えるストーリーでした。

おかっぱ頭のアワイ(原題:大頭阿慧)
CAST:ステフィー・タン(麗欣)、ジリアン・チョン(鍾欣桐)、ジュノ・マック(麥浚龍)
女子高生のケイはアワイとカラオケで歌の練習をしたり、夜遅くまで電話でいろんな相談されたりと少し鬱陶しく思っていた。ある日、アワイは整備の仕事をしているイーグルに声を掛けられ、彼女も彼を気になり出す。それ以来、彼とのことをずっと相談されるがケイは自分以外に興味を持ってほしくて肯定的な返事をし続ける。そしてケイのアドバイス通りの道を進んだアワイには幸せな生活が待っていた。一方、ケイは…。

これまた前の4作品とは全く違う雰囲気の作品。時代背景は李嘉欣がミス香港の時代から陳百強が亡くなる頃までなので1988~1993年頃を描いてるようです。アワイの方は親友だと思っていても、ケイはアワイのことを友達の1人しか思っていない。そんなケイとアワイは同じような状況になり、アワイと同じ選択をしたにも関わらず2人は全く別の人生を歩むことに。作品中で2人のアイドル的存在なのが陳百強。亡くなったというニュースが流れた時にケイは大泣きするのですが、きっと高校時分の楽しい時を陳百強と重ねてたんだろうなー。亡くなったことで自分自身の何かも終わったみたいな。同窓会でのアワイの態度は幸せだからこその1人よがり。
最後のケイの顔がとても印象的。自分で選択した人生だけにやるせない思いがひしひしと…。かなり皮肉がかった内容で7作品の中で一番印象に残った作品でした。

チャージ(原題:増値)
CAST:チャップマン・トー(杜汶澤)、張錚
『做節』に主演している陳奕迅との打ち合せ後、プロデューサーの男はホテルで中国大陸からやってきた娼婦と会う。事が終わってから、その彼女は広東語がよくわからないため携帯のチャージを男に頼む。男は一瞬、中国大陸からきた娼婦ならではの頼み事かと緊張するが、全くの勘違いだとわかり携帯のチャージを黙々とする。

冒頭、陳奕迅が登場したので『做節』の続き?と思ったら本人役で『做節』に出演するための打ち合せ。シャレた冒頭で監督のセンスが光ってる♪もう一つ面白いのは大物俳優の名が2人出てくること。名前だけの出演?と思っていたら本人たちには許可を取ってないらしい…。なんでもオリジナル版ははっきりフルネームを言ってないのでバレてもごまかしが効くらしいですwで、内容はというと娼婦と一時の時間を過ごすだけなんですが、チャージをしてあげてる時に彼女に対しての気持ちに変化が生じるという…。その後の男の行動を見てると、なんか哀愁が漂ってるというか切ないというか。どうして切なくなっちゃうんだろう、切なくなるような話?きっと音楽のせいだ。そうに違いない。
きっと男はロマンチストなんだろう。もし男が勘違いした内容のような頼み事だったらきっとドラマが始まりそう。といっても男1人よがりの(笑)。

ジュニア(原題:尊尼亞)
CAST:フォン・シャオガン(馮小剛)、ピーター・カム(金培達)、ショーン・ユー(余文樂)、コンロイ・チャン(陳子聰)
理髪店にいるウォンのもとに、いつも利用している殺し屋の営業マンがやってきて様々なサービスを説明し始める。その中にマイルサービスというのがあり、ポイントが貯まれば1人無料で暗殺してくれるという。ウォンは既にポイントが貯まっており、1人無料暗殺サービスを依頼することに。だが無料だけに殺し屋はベテランではなく見習い殺し屋だった。

この殺し屋営業マンによると逆暗殺サービスというのもあり、依頼者の暗殺依頼が入ったら教えてくれ、料金2倍払うとその相手を暗殺までしてくれるそうな。ポイント制も導入してたりで、この時点でこのストーリーはきっと面白いに違いないと期待。さて余文樂演じる見習い殺し屋ですが、ターゲットを見つけたところまではいいのですが…。これって見習い云々は関係なくない?ただ単にこういう性格なんじゃ…(笑)。際立ったストーリー性やドラマ性はないですが、7話の中で1番「なんじゃそれ~」と思った作品でした。←かなり褒めてます。

7話とも基本は"些細なこと""どうでもいいこと"がテーマになっているのですが、中にはどうでもいいことと割り切れないものも。それぞれの尺も丁度良く、バカ笑いではなく「ふふん♪」ってなぐらいの笑いがうまく描かれておりよかった!ちなみにパンフにセックスやヴァイオレンス、ブラックでシニカルな笑いを散りばめてると書かれてるんですがまさしくそんな感じ。全体的に下ネタが多いですが監督らしい発想で面白かったです!

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