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「乱暴と待機」

『乱暴と待機』   

乱暴と待機1

製作年:2010年
製作国:日本
監督:冨永昌敬 
原作:本谷有希子
出演者:浅野忠信、美波、小池栄子、山田孝之

<簡単なあらすじ>
木造平屋建ての市営住宅。そこで英則と奈々瀬は奇妙な共同生活を送っていた。兄弟でもないのに英則を"お兄ちゃん"と呼び、英則はマラソンに行くと言って出かけ、屋根裏の天井隙間から奈々瀬を覗いていた。彼は20年前に起きたある出来事で奈々瀬にこの世で最も酷い復讐を夜な夜な考え、奈々瀬はその復讐がされるのを待っている毎日。そんな中、近所に番上と妊娠中の妻あずさが引っ越してきた。あずさは奈々瀬の顔を見て高校時代に自分を酷い目に合わせた同級生だと気付き、怒りを爆発させる。さらにあずさの目には奈々瀬が番上にまで気を引こうとしているように見えただけでなく、浮気現場を目撃し包丁を持ち出し奈々瀬に詰め寄るが…。その様子を天井裏から見ていた英則は…。

<感想>
予告編で面白そうだなと思い観てきました!
初めて本谷有希子さんの作品を観ましたがとっても独特の世界なんですねー。それほど突拍子もない奇想天外なストーリーではないんですが、英則と奈々瀬ペアは…現実にいたらかなり変だよね?英則は何かを読んでいるような話し方、奈々瀬はいつも他人の機嫌を伺ってるおどおど喋り。いたって真面目にこれらの口調で話してるのを見てると滑稽に見えてきちゃう。と最初は思っていたのですが、観ていくうちにだんだんと慣れてきちゃいました。最後には2人はこれでいいんだと思えてきちゃうのは本谷ワールドなのか?!

番上とあずさカップルはどこにでもいそうなカップル。特にあずさは無職で女も生活もだらしない夫を持つしっかり者の姉さん女房で一番まともな考えを持ってると言えそう。多少気が短いけどwってか窓であろうが仏壇であろうが崩壊し放題にはちと驚いた。。いくら映画とはいえ仏壇はどーだろ^^;番上夫妻と比べると英則と奈々瀬カップルは…どうみても異色。いや、比べなくても一般的にみても異色。。

後半はいつまでも復讐をしない英則、拘束されてるわけじゃないのにそれを何年も待ってる奈々瀬。「永遠の愛は疑ってしまうけど、永遠の憎しみなら信じられる」と思ってるようで意外にも純愛な2人なんだなと。ただ単に不器用なのか変わり種の2人なのかは紙一重っぽいけど(笑)。
前半は変なカップルという感じで見てたのですが後半はちょっと見方が変わりました。2段ベッド上下に分かれて寝ている時に英則が質問し奈々瀬が答えるシーンや、奈々瀬が胸の内を正直に話した時はいじらしく思えてきたり。。

パンフによると、英則は「週間少年ジャンプを読んでいた中2あたりで止まっている」らしく、漫画がアニメ化された時のような喋りかたになったんだそうな。
奈々瀬はとにかく人に嫌われるのを極端に恐れいつも他人の顔色を窺ってる。人を傷つけないようにするがそれがいつも裏目に。さらに人と話している時トイレに行きたくても我慢し失禁してしまうほど。どこかいじらしく見えてしまうのか男に好かれるタイプ(利用されるタイプでもある)。要は同性に嫌われるタイプ(彼氏に合わせたくないタイプ)。

そんな奈々瀬を見てるとイライラがつのるあずさなわけですが、夫が無職のため妊婦でありながら頑張って働き、たくさん悩み誰よりも泣きたい気分なのに奈々瀬と比べるとどうしても強い女レッテルを貼られてしまう。思わずあずさに共感してしまうのですが、女性なら奈々瀬のように嫌われたくない、面倒な女と思われたくないために断りきれないって部分もあるような。

一言でこの作品の感想を言うなら「なんて屈折した愛なんだ!」。←やっぱコレかな。
なんとも言えない空気感、効果音、4人の独特のキャラ、そして独特のユーモアがありまぁまぁ面白かったデス。4人の俳優女優さんも役にピッタリだったのも良かった^^特に小池栄子さんはまさにハマり役!が、最後の最後まで英則のキャラだけはイマイチ理解できなかった…(-ω-)

乱暴と待機2

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