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「アマチュア手品師失踪事件」 イアン・サンソム

『アマチュア手品師失踪事件』 移動図書館貸出記録2   MR DIXON DISAPPEARS

アマチュア手品師失踪事件 (移動図書館貸出記録2) (創元推理文庫)

 著者:イアン・サンソム (Ian Sansom)
 訳者:玉木亨
 出版社:東京創元社 創元推理文庫




<簡単なあらすじ>
タムドラムで移動図書館の司書として働き始めたイスラエル。ロージーが助手として手伝ってくれ、北アイルランドの田舎町にも慣れ、ここでの生活もそう悪くないかも…と思い始めていた。が、100周年を迎える地元百貨店の経営者でありアマチュア手品師のディクソン氏が忽然と姿を消してしまい、その上開店前の百貨店の金庫から大金も無くなっていた。行事の手伝いで現場にいたイスラエルは警察から容疑者扱いされヒドい目にあう。容疑を晴らすために自ら事件を解決しようとディクソン氏を捜し始めるが…。『蔵書まるごと消失事件』の続編で移動図書館貸出記録シリーズ弟2弾。

<感想>
感じの良いロージーを助手に従えやっと移動図書館での仕事が始まった!と思っていたら、たまたま現場にいただけなのに失踪&盗難事件の容疑者扱い、このことで上司のリンダからは停職処分を言われ、上の許可なしにロージーを手伝わせたことから懲戒聴聞会に出席するこになり、移動図書館のヴァンは取り上げられ、ロージーからも公明正大な雇用じゃなかったことで責められ、ジョージに借りた自転車まで盗まれる始末。ここまで物事がうまい具合に悪い方向にいくなんて踏んだり蹴ったりもいいところ。

『蔵書まるごと消失事件』では司書としての仕事ぶりが全くなかったのでシリーズ弟2弾は期待してたのですが…
相変わらずイスラエルの周囲の人たちは冷たいのね…。テッドだけはいいこと言ってた。「本からはどんなふうに嘆き悲しめばいいのか学べない。自分で体験するしかないんだ」と。本への愛情に対し疑問を持ち始めたイスラエルにとって勉強になったことでしょう!さらにテッドのおかげで事件解決にむかったも同然。このシリーズの事件解決者は一体誰なんだ(笑)?

あとがきに本書の大きな魅力の一つはイスラエルのキャラだと書かれているのですが、とことん頼りなく動けば動くほど事態は悪くなり、考えれば考えるほど的から外れていく。口下手で口を開けば不利になることばかり言ってしまう…。これをイスラエルの魅力だと思うかは読者次第。。

前回の話では、まぁド素人探偵なんだから鈍くさくてもいいかな?程度に思ってたんですが、疑われたり質問されたり何か言われる度に「ぼくは司書だ!」と言うのが訳わからない。。司書だから何?と私まで聞き返してしまいそう~。司書=無害という意味を込めて言ってるのかどうかはわからないけど、「ぼくは司書だ!」と場違いなことを言うイスラエル君自体、意味不明…

図書館の本を返却期限どおりに返さないのを"社会の崩壊"と"世界の破滅"と"宇宙の週末"と"終焉の到来"と"究極のマナー違反"がひとつにあわさった行為と言うイスラエル。ものスゴイ例えwここまで強い意志を持っているのに、どうして他でこのような意志を見せないのだ?!自ら事件を解決しようとする意欲はあるものの(ホントにあるのか?)何もせず考えなさすぎ…。

彼女(?)の存在はまだまだ引っ張りそーな感じ。この彼女自体もよくわからない存在なので、次作ぐらいではっきりと結論を出して欲しいところ。これだけ主人公に愛着が持てないシリーズは珍しいかも。。

P.S イスラエル君のダッフルコートのポケットにジーヴスの本が入っててちょっと嬉しい♪しかし本ををはじめ、カセット、チョコ、携帯電話などなど、いろ~んなものをポケットに入れてるんだね!

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