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「キケン」 有川浩

『キケン』   

キケン

 著者:有川浩
 出版社:新潮社





<簡単なあらすじ>
成南電気工科大学機械制御研究部、略称【機研】。新入生の元山と池谷はあれよあれよというまにユナ・ボマーこと部長の上野、大魔神こと副部長の大神が仕切っている機研に入部することになった。新入部員のふるい落とし作戦会議をするため上野の家に行った2人は、ユナ・ボナーというあだ名の由来となるものを見せられ、クラブ説明会では強烈なイベントを披露。この年から元山、池谷ほか数名の新入部員をむかえた上野と大神体制による機研の黄金時代を描いた話。

<感想>
タイトルが「キケン」なのでてっきり「危険」な何かを表しているのかと思っていたら「機研」だとは…。でも一応"危険人物に率いられた危険集団"とのこと。うん、確かに危険人物に率いられてはいるかもしれないけど、それほど超ぶっ飛んでるってわけじゃないような?確かにアブないことはやってるけど^^;私にはそんなのが簡単に作れるだなんて頭いいなーって逆に思ってしまった。。

この黄金期は"今"ではなく、当時の新入生の1人が奥さんと一緒に結婚アルバムを見ながら楽しかった大学時代を振り返り話し聞かせているという形で進んでいきます。

確かに大人になってから「学生時代、こーいう先輩がいたんだよねー」と話のネタにするような感じの内容かも。その学生時代を知っている人たちは何度聞いても面白い。でも当時を知らない人が聞かされている場合は「ふーん、楽しい学生生活だったんだね」としか言いようがなかったり。。この物語の聞き手は愛する旦那さんの学生時代の話だから色々と聞きたがるだなーと思うと微笑ましい^^

女性の有川さんが男ばかりの学生生活ぶりを書くと、楽しいんだけどキャラ設定とか会話とかがどこか魅力的な男性になってしまうw実際、今時の20歳前後の男子学生って物語に出てくるような子たちとはちょっと違うような気がする…。男性作家が書いた方がリアリティはあったかも~なんて思ったり。

あとがきに男子しか共有できない世界があり、その世界に女子が1人でも居合わせると「本来の姿」ではなくなってしまう、1人でも女子が混ざると「よそいき」の顔になってしまうと。だから奥さんに聞かせる話も「本来の姿」ではなく多少「よそいき」の話ということで登場人物が魅力的になってしまってるのか!なるほど、そう考えると男同士の嫌な部分やヤバい会話がないのもうなずける(笑)。

新入生へのクラブ説明、学際での模擬店、ロボット相撲大会など機研の部員は熱くて楽しそうな雰囲気いっぱい。恋愛もほんの少しありますが、ホントほんの少しだけ。ここまで恋愛を抑えた有川さんは珍しいかも?!なにはともあれ楽しい学生生活の内容で読んでていてこちらまで楽しくなる1冊でした。ホロりとするオチもよかったデス。

-2 Comments

孔雀の森 says...""
こんばんは~
私も「危険」だと思いましたよ!でもこれってひっかけじゃないかしら、ね!

>楽しいんだけどキャラ設定とか会話とかがどこか魅力的な男性になってしまう

ほんと、そうですね!おっしゃるように奥さんに聞かせている話、という設定が、
男のニオイを消してしまっているのかもしれませんね。

ここに出てくる人たちはみんな夢中になれることが
あって、今を一生懸命に生きています。
みんながこうだったら、未来はきっと明るくなるはず!
というわけで、私も何となく明るい気分になって本を
閉じたのでした。
2010.09.24 19:25 | URL | #W/rA3xXw [edit]
TKAT says...""
おはようございます、孔雀の森さん☆

この本を読んで、誰もが自分の学生時代を思い出したはず(笑)。
でもここまで熱血でエキサイティングな思い出はないなぁ~。
男子ならではの世界は同性じゃないとわからないなら、
女子の世界ももちろんそう。
というわけで次は女子学生の世界を有川さん目線で書いて欲しいわ~。

有川さんが学生時代の頃ってちょうどバブルの時だから
その時代の女子の世界は…考えただけでコワい(笑)。

そうそう、来月「東京国際映画祭」がありますね!
今年は台湾電影ルネッサンスもあり、結構アジア映画多いですよね。
真剣に東京に行こうかと考え中。。
2010.09.25 09:57 | URL | #- [edit]

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キケン
著 者: 有川 浩 出版社: 新潮社 刊行年: 2010年1月 <あらすじ> 元山高彦と池谷悟は、成南電気工科大学に入学直後、機...
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