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「オー!ファーザー」 伊坂幸太郎

『オー!ファーザー a family』  

オー!ファーザー

 著者:伊坂幸太郎
 出版社:新潮社





<簡単なあらすじ>
高校生の由起夫は6人家族。由起夫、母親、そして4人の父親。賭け事が好きな鷹、体育会系教師の勲、物知りな大学教授の悟、色男で女性に接するのがうまい葵、外見も職業も性格も嗜好もまるで異なる4人の父親と由起夫はあることを思い出す。「知代さん(母親の名前)の長期出張中のときは、いつも不吉なことがおこる」と。そしてその言葉どおり、母親の長期出張中にある事件に巻き込まれてしまう。

<感想>
母親1人、父親が4人という設定はある意味スゴイ(笑)。だって式も挙げてるんだよ?!
4人がそれぞれ自分が父親だと主張しているんですが、なぜかその4人と由起夫と母親は仲良く暮らしてます。しかも皆で協力し合って子育てしてるし。。現実なら4人の男性と同時に結婚、母親1人父親4人ってあり得ないけど、この小説の父親たちは"母親と由起夫への愛情"が一致。だけどそれを共有しようとする考え自体がもう凡人ではない…。だって冷静に考えたら自分だけを愛していてくれてたんじゃないんだよ?!4股だよ4股(笑)!

会話や行動で父親たちの性格や特徴がよくわかります。鷹は意地っ張り(照れ隠し?)、勲は男気あって悟は冷静で現実的、葵は異性のことならまかせろとまさに多種多様。これだけ違う性格の4人、それぞれの得意分野がちゃんと生かされてるだけでなく由起夫にもちゃんと反映されてたりします。
小さい時からいろんなことを教え続けてきたため、由起夫はそれぞれ異なる教えをゃんと覚えており実践。うーん、4人も父親がいると皆の意見を聞かなきゃいけないから大変だ^^;それが凶と出たり吉と出たり…。

今作品はいつもより伏線が多めにちりばめられていたような気が…。というより最後の方で一気に伏線を拾いにいってるのでそう感じるだけなのかなぁ。でも伏線がちゃんと繋がり明らかになると読んでいて楽しいのでよし♪
全体的に登場人物たちの軽快なセリフ回しも良いです。もしドラマされたらこの個性的な人物たちは誰に演じてもらおう?って思わず想像もしちゃった。。

隣の席の殿様(愛称)、同級生の多恵子も由起夫と父親4人に負けずいいキャラでした☆多恵子は最後まで読めば読むほど味が出てきてよいねー。そういや伊坂作品でお馴染みの"田中さん"が少しだけ登場してる~!

母親がこの4人に惹かれたのはわかるような気がしないでもないですが、長期出張中ということもあり肝心の母親の魅力がイマイチわからなかった…。だってここまで違うタイプの4人に愛されるってどんな母親なのか興味津々。
4人のうち誰か1人とは本当の親子なんだろうけど、意外と5人目がいたりしてw続編、あるいは母親が4人の父親と結婚するまでのアナザーストーリーが読んでみたいです。

-2 Comments

藍色 says...""
とてもおもしろかったです!!
何より、にんまり笑えるセリフが多く、楽しめたことが一番です。
トラックバックさせていただきました。
2011.02.19 02:34 | URL | #- [edit]
TKAT says...""
藍色さま

本書は奇想天外な設定、ありえないストーリー展開なんですが
会話やキャラが面白く楽しく読めますよね♪
今となって母親を表に出さなかったのが逆によかったかも?
と思えてきました。

TBありがとうございます!私もさせていただきました~☆
2011.02.20 18:10 | URL | #- [edit]

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「オー!ファーザー」伊坂幸太郎
みんな、俺の話を聞いたら尊敬したくなるよ。我が家は、六人家族で大変なんだ。そんなのは珍しくない?いや、そうじゃないんだ、母一人、子一人なのはいいとして、父親が四人もいるんだよ。しかも、みんなどこ...
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