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「マドンナ・ヴェルデ」 海堂尊

『マドンナ・ヴェルデ』  Madonna Verde

マドンナ・ヴェルデ

 著者:海堂尊
 出版社:新潮社





<簡単なあらすじ>
桜宮市に1人で住んでいる未亡人:山咲みどりのところに、帝華大で産婦人科医をしている1人娘の曽根崎理恵が1年ぶりに帰ってきた。久しぶりに帰ってきた娘から、自分は子供が産める体ではないので代理母になって欲しい、私の子供を産んで欲しいと頼まれる。突然で耳慣れない言葉に戸惑いながらも、たった1人の肉親である娘のために代理母を承諾。だが日本ではまだ認められておらず、さらに理恵のある言動からみどりはある決心をするが…。

<感想>
『ジーン・ワルツ』の姉妹編みたいなもので、『ジーン・ワルツ』で理恵の子の代理母となった理恵の母親:みどりの視点から描かれています。そんな内容だと知らずに図書館で借りて読み始めたので、みどりの娘があの理恵だと知ってちょっと驚きました。。しかも『ジーン・ワルツ』で起こっていることと全く同時期の話で、それを理恵の母親目線で描くとは!理恵の患者さんや清川先生ももちろん登場♪

みどりが住んでいるマンションは東城大学医学部付属病院のすぐそばで、また東城大学海洋学研究所もありボンクラボヤの名まで!かたつむりそっくりの碧翠院桜宮病院(例の事件は今作品の2年前とのこと)の名前も登場。名前だけの登場でもなんか懐かしい感じがし、ひょっこり白鳥が出てくるんじゃないかと思っちゃった(笑)。

理恵といえば旦那さまはゲーム理論学者の曽根崎伸一郎。海外に住んでおり登場しませんが、義母のみどりと手紙のやりとりをしてます。そういや『医学のたまご』でも息子とメールのやりとりで登場。一体いつになったら本人が登場するんだろう。。
みどり目線ですが理恵と伸一郎の出会いもわかります。が、この2人が夫婦だったというイメージはどうも薄い。伸一郎本人が登場しないし一緒に生活もしていないので仕方がないといっちゃ仕方がないんだけど…。それにしても伸一郎はどんな状況でも相変わらずだわ~。

『ジーン・ワルツ』で理恵という女性には共感できないと思ってましたが、本書を読み、肉親であり実の母親であるみどりに対する言動をみてるとますます共感できない女性だなと思えてきました。彼女の医者としての信念は心強いけど、人としてやってはいけないことをし母親としても愛情が大きく欠けている。戦略と論理で生きてきたクール・ウイッチ、産婦人科医ではなく人の命に関わらない違う方面に進んでいたら違った活躍できただろうになぁ。

冷淡でドライで理論的に物事を割り切る理恵に対し、母親のみどりはやわらかいほんわかした雰囲気。娘の理恵と母親のみどりは対照的のように描かれており、みどり自身も娘に対し距離を置いている時もあったり…。「お腹の子は授かり物ではなく預かり物」と55歳で娘の子を宿しているみどりが言った言葉が印象的。

『ジーン・ワルツ』だけでなく本書を出したということは、海堂さん、代理母についてよほど何か言いたいことがあるのでしょうか?読者にちゃんと伝わってるといいですね~。ちなみに私にはあまり…伝わってないかも…。、すみません…^^;

『ジーン・ワルツ』→『マドンナ・ヴェルデ』→『医学のたまご』と読むと時系列がしっくりくるかな。『医学のたまご』では生まれた双子の1人であるかおるくんのお話でしたが、双子のもう1人しのぶちゃんは元気なのかな?私の予想では近いうちにしのぶちゃんが登場する話がきっと出版されるはず。。というか出してくださ~い☆

-2 Comments

孔雀の森 says...""
こんにちは~
私もようやく読みました。
人気本のようでリクエストが回ってくるまでに相当かかりました。

>この2人が夫婦だったというイメージはどうも薄い。
私には彼らが仲良くしている場面がなかなか想像できません。
お互いどこに惹かれて学生結婚しちゃったのかしら。
別れもさばさばしすぎて…う~ん、理解できない…。

>産婦人科医ではなく人の命に関わらない違う方面に進んでいたら違った活躍できただろうになぁ。
ですよね。なぜこの職業を選んだのかもわかりません。
高校時代の進路選択でどんなことを考えたのかも気になります。

曽根崎伸一郎、そしてしのぶちゃんが登場するお話を、
ぜひ期待したいものですね!

2010.11.07 14:11 | URL | #W/rA3xXw [edit]
TKAT says...""
おはようございます♪
今作品、人気本なんですね~。
海堂氏の著書を順番に読んでいってる人が、たまたま今作品で
停滞してるのかしら?あるいは意外と理恵先生のファンが想像以上に
多かったりして(笑)。

理恵先生は冷静に物事を考え即実行、優秀なだけあって
後々のこともちゃんと計算済み。
これほどまでの行動力と頭脳があるならホント違う分野で
生かして欲しいと何度でも思っちゃいます。

>私には彼らが仲良くしている場面がなかなか想像できません。
>お互いどこに惹かれて学生結婚しちゃったのかしら。

ですよね~。伸一郎も独特の個性を持ってますが、
理恵先生とは全く違う個性。理恵先生を受け入れられるのは
普通の男性じゃ難しそう…^^;伸一郎だからこそっていうのが
あるのかもしれないですね。

といっても伸一郎はいつもメールと手紙の中。
等身大の伸一郎を知りたいなぁ。伸一郎目線の外伝があれば嬉しいかも♪
あっ、もしあったとしても『ジーン・ワルツ』と『マドンナ・ヴェルデ』と
同時進行の姉妹編だったりして(笑)。
海堂氏はこの問題について積極的なので案外ありうるかも…
2010.11.08 06:42 | URL | #- [edit]

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マドンナ・ヴェルデ
著 者:海堂 尊 出版社:新潮社 刊行年:2010年3月 <あらすじ> 山咲みどりは、産科医の娘、曾根崎理恵の依頼に驚愕する。代理母として理恵と夫伸一郎の子供を妊娠、出産してほしいと言うのだ。...
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