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「聖なる夜の犯罪」

『聖なる夜の犯罪』  MISTLETOE MYSTERIES

聖なる夜の犯罪

 編者:シャーロット・マクラウド
 訳者:中村保男ほか
 出版社:早川文庫 ミステリアス・プレス文庫 




・『クリスマスに保温カバーを』 シャーロット・マクラウド
・『クレセント街の怪』 ピーター・ラヴゼイ
・『クリストファーとマギー』 ドロシー・ソールズベリ・デイヴィス
・『カープット』 エリック・ライト
・『生きたクリスマス・ツリー』 ジョン・ラッツ
・『三人の不良少年』 ハワード・エンゲル
・『当たりくじはどこに』 メアリ・H・クラーク
・『サンタクロースがやってくる』 ビル・プロンジーニ
・『小さな敷居際の一杯』 シャーリン・マクラム
・『クリスマスを愛した男』 ヘンリー・スレッサー
・『妖精コリヤダ』 エドワード・D・ホック
・『笑うオランダ人』 アーロン・エルキンズ
・『追いつめられたオート』 スーザン・ダンラップ
・『ホッ!ホッ!ホッ!』 アイザック・アシモフ
・『聖夜』 マーシャ・ミュラー

以上、15編からなる短編集。このうちいくつかの感想を。
『クレセント街の怪』
クリスマス・イヴに幽霊が出るという屋敷を所有者の許可を得て留守中に調査する元警官。夜中、隙間風が入ってきたので部屋を調べていくと屋根裏部屋から女性が現れた。彼女は一体…
このストーリーは私の想像力を活発にしてくれます。。ことごとく私の想像は間違っていたわけだけど(笑)。女性の正体は?幽霊が出るという真相は?この2つの謎解きがテーマになっているのですが両方ともちゃんと解決というかオチがあるのでよかったよかった。

『生きたクリスマス・ツリー』
クリスマスまであと5日。4歳の息子は本物のクリスマス・ツリーが欲しいと口をとがらせ、父親のクレイトンはクリスマス騒ぎを最小限に食い止めようとしていた。そんな時、刑務所に入っているクレイトンの兄ウィリーが本物のツリーを持って家にやってきた。刑務所の善行プログラムでクリスマスが終わるまで出してもらえたというのだ。そしてクリスマスの翌朝、彼は姿を消した。
郵便詐欺罪で服役している兄ウィリーは若い頃から詐欺で生計を立ててる人間だけど誰からも好かれるような人柄。そんな兄が連絡もなしにクリスマス前に突然家にやってきた。この物語はクリスマスにふさわしい正統派という感じで心温まりつつせつない話。なんとなくラストは想像できますが、うん、良いストーリーでした。

『当たりくじはどこに』
クリスマス特別くじで200万ドルを当てたアーニーは外泊中の妻を驚かせようとしていた。その晩に当たりくじを下着にピンで留めバーへ行ったアーニー、思わずくじで200万当たったことを喋ってしまい盗まれてしまう。それを知った妻は犯人と思われる人物の家に夫と行くが…。果たして当たりくじは戻ってくるのか?
妻が姉の家に泊まりに行ってる間にクリスマス特別くじが当たっていることが判明。妻さえ家にいてくれれば夫がバーに行って当たったことをべらべら喋らずにすんだのに(><)。だけど200万ドルが当たったくじをそう簡単に諦める妻ではなかった!そりゃそーだ。頼りない亭主にこの妻ありという話でラストも粋。

『小さな敷居際の一杯』
大晦日の夜、空き巣に入ったルイスの前に住民と思われる老婆が2階から降りてきた。だが悲鳴を上げるわけでもなくルイスに対し接待し始めた。我に返り空き巣としての仕事をし始めようとしたその時…
すっかり老婆のペースに呑まれてしまったルイス。読んでいて「そろそろおいとました方がいいんじゃない?」と声を掛けたくなっちゃうよ。スコットランドの踏み始めの話は本当の話?オチを考えると信じちゃうかも。

『笑うオランダ人』
弁護士のクロードは金持ちの顧客のわがままで一緒に画廊に行くことになった。そこである絵画を見つけクロードは犯罪という行動に出ることを決心する。
わがままで傍若無人な振る舞いをする顧客にクリスマス前日の買い物に付き合わされたクロード。その彼が絵画をめぐり犯罪を犯すのですが何とも言えない結果に。お気の毒。。画廊側のずる賢さには感心。最期の言葉のやりとりもGOODでした。

『聖夜』
家出をした14歳の甥をクリスマス・イヴの日に捜すことになったシャロン。都会の危険地帯やいかがわしい場所や路地裏を捜していると甥と一緒にいた少女に出会う。この少女から甥の話を聞いたシャロンは…
クリスマスプレゼントにモペットというバイクを欲しがっていたのに両親に買ってもらえなかったから甥は家でしたとシャロンは思っていたが、どうやら違うようで。思春期の少年には少年なりの考えがあり、今回の家でにもちゃんと理由があるようです。このストーリーを最後にもってきたのはいいかも。


なぜ今頃クリスマスの本?それは積読本を1冊でも減らしたくて一番右にあった本を取っただけという(笑)。本編が別にあり番外編が収録されてたり、ファンタジーっぽいのがあったり、ミステリー等々いろんなものが詰め込まれている感じ。中には意味がよくわからないのもありました(これは私だけがそう思うのかも^^;)
なのでこのアンソロジーって個人的にはちょっと微妙だったかも…。欧米のクリスマスものって宗教的なものや風習などが大きく絡んでたりするので、縁のない私にはいまいちピンとこなかったのかなと自分自身を無理矢理納得させてます^^;
そんな中でも良かったなと思ったのは『生きたクリスマス・ツリー』、『当たりくじはどこに』、『笑うオランダ人』かな。クリスマス時期に読んだらもう少し面白く読めたかも?

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