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「Story Seller2 ストーリー・セラー2」

『story Seller 2 ストーリー・セラー2』  

Story Seller〈2〉 (新潮文庫)

 著者:沢木耕太郎、伊坂幸太郎、近藤史恵、
     有川浩、米澤穂信、佐藤友哉、本多孝好
 出版社:新潮社 小説新潮5月号別冊




・『マリーとメアリー』 沢木耕太郎
・『合コンの話』 伊坂幸太郎
・『レミング』 近藤史恵
・『ヒトモドキ』 有川浩
・『リカーシブル』 米澤穂信
・『444のイッペン』 佐藤友哉
・『日曜日のヤドカリ』 本多孝好
『マリーとメアリー』
沢木耕太氏が国際線に乗った時、まず最初に飲むのがブラッディ・マリー。そのお酒の名前の由来から始まり、歌の歌詞"五番街のマリーへ"、アメリカ都市伝説"ブラッディ・メアリー"などに話が広がっていきます。マリーなのかメアリーなのかという著者の想像も書かれているエッセイのようなもの。アンソロジーのトップなのでまぁ軽く読んでねという感じ。ちなみに作中で著者が深夜TVで見た"ブラッディ・メアリー"をモチーフにしたアメリカドラマ、それってまぎれもなく『スーパーナチュラル』だよね?ゴーストバスターズ風の若い兄弟って^^;

『合コンの話』
男3人女3人で行われた銀座での合コン。同時に近くで恐ろしい事件が起きるも合コンには全く無関係。合コン中に様々な出来事が起こるもそのことにより人生は変わらない。もちろん世の中に何の変化ももたらさない。いわゆる普通の合コンの話。
普通の物語とは違い描き方がちと面白い。あと合コンの人数の定義(のようなもの)、どの子が気に入ってるかのサインの出し方、会話の心理など勉強になりました!といっても合コンに行く歳じゃないので参考に出来ないのが残念!

『レミング』
今年からチーム・オッジの単独エースとなった石尾。だがレース中に失速、さらに次のレースではリタイアと立て続けにらしくない結果となる。補給のトラブルが元だがこれは意図的なのか、それとも考えすぎなのか――。
『story Seller』同様に『サクリファイス』の外伝。「プロトンの中の孤独」ではエースの久米がいることからその後の話。エースとアシストの役割分担はホント割り切ってないと難しそうに見えます。怪我を経験した選手の意地でもレースに出たいという想いも半端ないなぁ。しかし『サクリファイス』の外伝っていくらでも続きそう。

『ヒトモドキ』
小学6年の時、我が家に突然やってき一緒に暮らすことになった父方の伯母。異常なほどの倹約ぶりでお金をかけないということに関しては天下一品だった。やがて行き過ぎた行為が家族に被害をもたらし近所にまで悪い噂が立ってしまう。のちに出て行くが新たな住む場所はやがてゴミ屋敷に。人の常識が全く通じない人間の姿をした伯母"ヒトモドキ"の話。
うー、すごい話です。とにかく常識を遙かに超えまくりの倹約ぶりで周囲に迷惑かけまくりの傍若無人ぶり。作中にもあるけどたまにTVで放送されるゴミ屋敷見て「身内の人はなぜここまで放っておいたんだろう?」と思ってましたが、このストーリーを読んで少し考えが変わったかも。こりゃ説得なんて無理ってもんだ。『story Seller』の時といい有川さんの話はインパクト強すぎる~。

『リカーシブル』
母親の故郷へ親子3人で越してきた。私は新しい中学校でなんとか馴染んでやっているが、弟のサトルは「これから
怖いことが起こりそうな気がする」と不安がる。鬱陶しい弟だがもしかして未来が見えるのか?
『story Seller』では「玉野五十鈴の誉れ」を書いており、思わずこれが収録されてる元の本が読みたくなり『儚い羊たちの祝宴』も借りて読んだ私。今回のストーリーはもしかして続きがあるのかな?なんか語り手から見た弟サトルの描写はあるものの、はっきりとした性格(というか持っているもの?)がよくわからず全体的にミステリっぽくなってるような気が…。好きな作家さんなのでこりゃ次に期待しよう!

『444のイッペン』
3ヵ月前に東京タワーで起きた事件で失職した土江田はペット博で運営スタッフの欠員補充として働くことになった。だがそこで四百四十四匹の犬が忽然と消えるという事件が起こる。警察が捜査に来るがそれとは別に女子高生の格好をした赤井までもがまたしても事件を調査していた。
一応この話は『story Seller』に収録されていた「333のテッペン」の続編かなと。探偵赤井と謎の男土江田コンビは健在だったのねー。今回は土江田の過去のヒントが少~しずつわかるように。といってもあくまでヒントでありまだ詳細は何もわかっちゃいないけど。。もしかして土江田って宇宙人だったりして。(←まんざら悪くない想像だと思うw)

『日曜日のヤドカリ』
よく晴れた日曜の昼、俺と弥生さんが家にいると訪問者が2組やってくる。前者は事なきを得たが後者の方はただならぬ客だった。
俺と弥生さん…というとまるでカップルか夫婦みたいだけど弥生さんは男が結婚した相手の小学5年生の連れ子。親子っぽくない会話を繰り広げるもこの2人はこれが1番しっくりくるんだとか。普通っぽくなくておっとりしている2人、のどかな日曜をのんびり過ごす…のではなく少しミステリちっくな内容になってます。作中に出てくる"男はヤドカリ"という言葉、これは意外と名言かも~。ところでカレーの匂いや味がしないカレーってどうやったら作れるんだろ?!


このアンソロジーの2巻が出てたのを知りませんでした。2巻を読んでこりゃ3巻もあるなと。。と思っていたら文庫はまだだけど雑誌として既に出版されてました。(3巻では湊かなえさんの名が!!)
オール読み切りとありますが、2作品は一応前作から続いてるようなものなので(完全な続編ではないけれど)やはり『story Seller』から読んだ方がいいような気がします。個人的には『story Seller』の方が好きですが、このシリーズ本はなかなか充実していてお気に入り☆早く3巻も読もう!

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