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「あるキング」 伊坂幸太郎

『あるキング』  

あるキング

 著者:伊坂幸太郎
 出版社:徳間書店





<簡単なあらすじ>
弱小球団仙醍キングスの南雲監督の最後の試合、そして監督自身最期となった日に1人の男の子が生まれた。仙醍キングスの熱烈ファンの両親から生まれたこの子は王求(おうく)と名付けられ、野球選手になるよう育てられる。とび抜けた才能をも持ち合わせており、のちにプロ野球選手へと進むのだがその道は本人の意思とは関係なく簡単なものではなかった。幼児期から青年期の王求の人生を描いた伝記のようなストーリー。

<感想>
仙醍キングスに将来行くと確信し両親が付けた名前「王求(おうく)」。仙醍キングスから求められる存在、すなわち王に求められると書いて王求。並べて書くと球という字に。発想が素晴らしい!阪神の藤川球児という名前も素晴らしいけど王求もなかなか考えてるなー。

なんかいつもの伊坂さんとが違うなと思いつつ一気に読んでしまいました。『SOSの猿』でも同じように思ったものの会話とかを考えると『あるキング』の方が今までの作品と比べより違うかも。どこかで盛り上がってくるんじゃないかという期待をしつつ…。とっておきのオチがあった訳じゃないのですが、野球がベースになっているせいか個人的に嫌いではないかも。
こんなストーリー展開も面白いなとは思ったのですが、魔女のような3人組の存在と獣の描写が最後までよくわからなかった。シェークスピアは超昔に読んだので忘れてるせいか、使われてる引用のようなものもちょっと意味がわからず^^;

王求が生まれた時からずっと見ているかのような語り手も一体誰なんだ?!とずっと不思議に思ってました。途中、この語り手は王求の未来を話してしまうので将来どうなってしまうのか、どのような道を進むのか知った上で読んでいくことに。といってもずっとこの謎の人物が語り手(←のちに誰かわかります)というわけではないようで、クラスメイトだったりもするんだな。

王求は天才ゆえからなのか普通の青年が持つ感性は持ってないようで。クラスメイトの乃木がグラウンドに立つ姿、そしてその場で思っていることの方が人間味があるような…。これぞ青春!って感じではないけどw

野球がベースになっているとはいえ、全体的に青春!スポーツ!って爽やかな感じが全くなかったりする。確かに野球はキレイごとばかりではないけど、凶器の一部にしたり直接関係ないけど犯罪の一部分で登場したり、少年野球では賄賂があったりとイメージが悪すぎるよ~(>_<。)仙醍キングスの監督やコーチが選手に対し嫉妬したりするのもプロとは言い難いし。

そんな中、仙台→仙醍、東京→東卿、名古屋→名伍屋となぜか都市の名前がもじられてるのにはちと笑っちゃった。ほかの著書ではちゃんと都市名は出てくるのにこの本書はなぜなのかしらん。やはり物語という枠ではなく、なんて言ったらいいんだろ?違った世界というかなんというか…なんて言ったらいいんだろ、ムズカシイ…
伊坂氏が「自分が読みたい物語を自由に書きたい」と思って出来た1冊、ご自身にはきっと満足いく内容なんでしょうね。←本当に満足してるのかなー?

-2 Comments

藍色 says...""
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしています。
2010.10.18 19:02 | URL | #- [edit]
TKAT says...""
>藍色さま

TBありがとうございます^^
先ほど藍色さまのブログにもTBさせていただきました。
今後ともよろしくお願いします。
2010.10.19 06:32 | URL | #- [edit]

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