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「塩の街」(ハードカバー版) 有川浩

『塩の街』   

塩の街

 著者:有川浩
 出版社:メディアワークス





<感想>
『塩の街』の電撃文庫版は読んだのですが、こちらには『塩の街、その後』が収録されてなかったので収録されてるハードカバー版を借りてきました。あとがきによると出版に至りいろいろと制約があったようで、文庫版とハードカバーでは設定が少し違うようで。文章の節々も多少違ってます。文庫版では秋庭の爆撃シーンがあったのにハードカバーでは削られてました。「ヒーローの見せ場」としてこれは文庫本では必要とされていたそうな。

爆撃シーン以外は大きな違いはなく、著者がこだわった登場人物の年齢の違いも読み比べてそんなに違和感なかったかな。
本編は前回感想を書いたので、今回は文庫版には収録されてなかった番外編の感想を。


『塩の街 -debriefing- 旅のはじまり』
結晶攻撃が成功し結晶の撤去作業が始まって数ヵ月後、塩害被害が少なかった土地に住んでいる中学生のノブオは将来ルポライターを目指している。変わってしまった世界を見るためヒッチハイクをするとその車には秋庭と真奈が乗っていた。2人が過ごした塩害時期や関係を知らないノブオは真奈に恋するが…

赴任先の関西方面に向かっている秋庭と真奈。そこに現実を知らずカッコいいというだけでルポライターを目指してるノブオが加わります。2人と出会ったことでカッコ悪い自分に気付き上っ面だけではダメだと悟ったノブオ。秋庭と真奈は世界を変えただけでなく1人の少年までもを変えてしまうという…。そしてかなり大人気ない秋庭の姿も描かれており、結局2人のラブラブ度が増したということが分かったストーリーでした。

『塩の街 -briefing- 世界が変わる前と後』
関口由美が野坂と出会ったのは練馬駐屯地の喫茶室にある自販機の前で缶のカフェオレがきっかけだった。陸曹試験を目前に控えた由美は野坂から個人指導してもらうことに。ある日、野坂が自販機で飲みのものを購入する姿を偶然目撃した由美は…。本編に登場する野坂夫妻の出会いのストーリー。

これは読みたかった!本編でははっきりモノを言うかっこいい由美と、穏やかで誠実、そして由美が弱音を吐くと力強い言葉で支える野坂。この2人の出会いから結婚に至るまでの経緯が描かれてます。そして駐屯地だけでなく塩害が始まった頃の駐屯地内の様子も。本編よりもこちらの方が自衛隊っぽい話だったりして。。塩害がきっかけで絆がより一層深まった野坂と由美、この番外編もラブラブストーリーでした^^

『塩の街 -debriefing- 浅き夢みし』
陸上自衛隊立川駐屯地臨時司令の入江が拉致された。拉致した首謀者は中学生ぐらいの少女だった。塩害に関することでの理由だというが…。本編にも登場する入江の番外編。

あとがきに、主役にしようとするとこんなに厄介な人物はいないとwだろうなぁ、頭は切れるけどあー言えばこう言う、タチの悪い天才と紙一重なんだから。なので結局作者の言う通りゲストキャラに頼った内容に。このストーリーも塩害がきっかけで絆が深まった者が…。他の3編に比べると著者が言う通り確かに入江は扱いにくそうに感じました。

『塩の街 -debriefing- 旅の終わり』
塩害から2年後、国内の結晶処理は完了した。秋庭は百里に異動となり、その道中、ある理由から秋庭の実家によることになった。真奈はそこで秋庭の父親と対面することとなる。

まだまだ少女だと思っていた真奈が20歳になってる!真奈が歳を重ねると当然秋庭も同じように歳を重ねる。いつまで経っても歳の差が追い着かないのは当たり前。だけど10歳ほど離れてていつもガキ扱いされてる真奈にとってはそれが悔しいらしい。真奈ちゃんって可愛い~♪それでもやっぱりラブラブな2人。そして3年後、物語のシメは…そうですか、それですか!とってもキレイにまとまってますねー。
それぞれが塩害をきっかけに新しい人生を踏み出したという終わりでよかった^^残りは『空の中』と『海の底』。発行順でいくなら『空の中』かな。

-2 Comments

孔雀の森 says...""
こんにちは~
ハードカバー版、さらっと読んでみました。
いや~、なかなかのラブラブぶりでしたね。
秋庭の話し方が堂上そっくりで、真菜の突発的な
行動パターンが郁そのものに思えました。
文庫版には終章がなかったのですか。それはちょっと…ですね。
年齢差はあるけれど、これから秋庭は真菜の尻に敷かれるのかしらん、と
思ってしまいましたがどうなんでしょ?
『空の中』と『海の底』は、なぜか忘れていません。
お読みになったらどうぞ、コメントをお願いします。
あっ、これ忘れてそうだな~というような作品の
レビューにもどうぞ突っ込んでくださいませ~
かえって気を遣わせちゃってごめんなさいね~
最後はホッとしました。ああ、よかった…。
2010.05.26 17:41 | URL | #W/rA3xXw [edit]
TKAT says...""
こんにちは、孔雀の森さん☆
秋庭&真奈は堂上&郁とタイプがなんとなく似てますよね。
有川さんが描くカップルパターンって実は結構限られてたりしてww

『空の中』と『海の底』の内容は覚えてらっしゃるんですか?
では読み終わったあと(いつになるか分かりませんが^^;)、
コメントさせていただきますね~♪
もちろんそれ以外でも昔のレビューにどんどんコメントさせて
いただきます(笑)。

さっき孔雀の森さんのところをちょこっと覗かしていただいたら
『走向春天的下午』の感想が!やっぱり孔雀の森さんの方が早かったw
私はこの書かれた感想を参考に『走向春天的下午』を
読ませていただきます♪
読む前におおまかなあらすじを知ることが出来て嬉しい~(TT)。
先にアップしていただきありがとうございます(笑)。
2010.05.27 10:40 | URL | #- [edit]

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