「妖怪大戦争」
『妖怪大戦争』
製作年:2005年
製作国:日本
監督:三池崇史
出演:神木隆之介、菅原文太、豊川悦司、宮迫博之ほか多数
プロデュースチーム「怪」:水木しげる、荒俣宏、京極夏彦、
宮部みゆき
<簡単なあらすじと感想>
「妖怪大戦争」(1968年)をCGを使ってリメイクしたしたものです。
神木隆之介くんを筆頭に、妖怪役の人たちが超豪華なことで公開前に話題になり(角川グループ創立60周年記念作品だからここまでキャストを揃えられたのか?!)DVDになったら是非!と思っていた作品。
世界の平和を守る子ども「麒麟送子」に選ばれたタダシ(神木隆之介)。
この時神社でのタダシのセリフが結構好きかも。同級生は棒読みなのに対してタダシは素で返事しており、田舎の子どもたちの中に入りきれない都会の子って感じが良く出てます。
タダシのお祖父さん役に菅原文太さんが演じており、いつものイメージとは全然違うちょっと呆けが入った憎めない役で超意外な感じがしましたが、このじいちゃんが話す言葉が格言(?)みたいに字幕として出るのが可笑しくって笑っちゃいます。
そして「麒麟送子」に選ばれたことからタダシは大天狗山から剣を取ってこないといけないことに。
(この詳細については、劇中じいちゃんがタダシに説明してくれてます)
ここでタダシは言葉のわかる奇妙なスネコスリと出会い連れて帰るのですが、キュ~と鳴きタダシの頭にちょこんと乗ってる姿はちょっと可愛い♪
偽じいちゃんに呼び出されて再び大天狗山に入ったタダシは、そこでいろんな妖怪たちと出会うことに。
そしてヨモツモノという人間が生み出した大怨霊、人間を闇の世界に葬るためにこれを蘇らせた加藤(豊川悦司)とタダシたちとの戦いが始まるのですが、怨念の都である東京がえらいことになります!
加藤側の敵と戦うも、どちらかと言えば剣に振り回されてるタダシだったのですが、スネコスリの一件があってから徐々に勇ましくなっていく姿にも注目!(このスネコスリの一件では、ちょっとホロリとくるかも?!)
かなり多くのシーンでコメディ要素が入っており、ただの妖怪映画ではなく面白く見ることができる内容となってます。
小豆の歌や飛行機の羽にしがみついたりごぼ天のごうぼうが出るシーンは結構好き(笑)。
しかし肝心の決闘がよくわからない感じで終わっており、結局どーなったの?!と謎が残るかも・・・。
タイトルにもある大戦争ってのがイマイチ盛り上がりに欠けたかなというか、大戦争と言えるようなシーンは殆ど無かったような・・・。でもまあコミカルなシーンが盛りだくさんだからいいっか。
エンドロールでは、聞いたこともない妖怪たちの名前がたくさん出てくるので是非意識して見てほしいところ。
この作品で一番印象に残ったのはやはり神木隆之介くんの可愛さかな~。