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「ブルー・ストーン」 幾米

『ブルー・ストーン』  藍石頭  THE BLUE STONE

ブルー・ストーン

 作・絵:ジミー(幾米)
 訳者:岸田登美子
 出版社:小学館




<簡単なあらすじ>
一万年が過ぎ、千年が過ぎ、百年が過ぎ、十年が過ぎ、そして一年が過ぎた。森の奥深くに青く光る石があった。世界が終わる時までここにいるだろうと石は思っていたが、ある日森で火事が起こり全ては無に。いずれ全てが元に戻るだろうと思っていた最中、人間の手により石は2つに割られ半分だけが様々な場所へ運ばれその都度身を削られ小さくなっていく、森へ帰りたいと強く願う石の運命は…

<感想>
つい先日、幾米の本を読み自分がどの本を持っているのか、どの本を読んだのかをチェックしてみました。そしたら日本語版が出版されてるのに読んでない本書に気付き早速図書館で借りてきました^^私の中ですっかり読んだ気になってなのですが読んでなかったよ~(><)。

森に残された片方の石を思い出し、森に帰りたいという強い想いがつのると自ら身を砕いてしまう。するとまたどこかで何かしらの形に削られる。砕けては削られ砕けては削られ、どんどん小さくなっていきます。小さくなるにつれ帰りたいという想いはますます強いものに。
自分の存在が人間の心を慰められなくなった時、また人々の嘆き・孤独を感じ自分の事を思い出した時、ますます小さくなっていく石。それと同時に森の記憶さえも薄れていってしまう。

これは石の旅物語?

・何万年もの時をかけ森が育つのをみてきた石、今度は人間の様々な情に触れる。
・強い想いがあればいつかは願いが叶う。
・石は弱い人、寂しがりやの人を癒してくれる。が大切にされては捨てられる。逆に言えば人々は最初は大事に大切にするが飽きたりいらくなったらすぐ捨てる。
・行く場所ごとで喜ばれる形に削られ人々の心を慰めたり心を温めたり…。逆に言えば人々は求めるばかり。

いろんな意味に捉えることが出来そうな内容のような気がします。
ところで石が列車の線路にいる時、前ページまではなかったピンク色の靴が落ちているのが気になる…

-6 Comments

孔雀の森 says...""
こんばんは♪
おっしゃるように「石の旅物語」で、いろいろな解釈が
できる作品ですね。
人間のエゴにさらされて、故郷への思いを強くして、
成り行き任せの暮らしをずっと続けていくブルー・ストーン。
石なのにいろんな人生と触れ合って、人間よりも経験が豊かだったりして。
人間への警鐘と思えることも多くて、終始不思議な感覚がつきまといました。
石が意思を持つという発想が斬新!!
でも意思を持っても壊れるしかその表現方法がないのよね。
案外身近にブルー・ストーンがいるかもしれないな、
なんて思ってしまいましたよ。

前の方のページで列車に乗っていた女の子は緑色の靴を履いていて、
ピンク色の靴の持ち主はわかりませんね。
何かの拍子に脱げてしまったものかもしれません。
2010.01.31 20:31 | URL | #W/rA3xXw [edit]
TKAT says...""
石が意思を持つという発想自体が面白いですよね~。
確かに意思を持っても壊れるしかないのが石にとって辛いところ^^;
さすがに喋る石だと成り行き任せの暮らしができやしない(笑)。

>ピンク色の靴の持ち主はわかりませんね。
>何かの拍子に脱げてしまったものかもしれません。

ペンダントの石を捨てた少女は緑の靴。
石のそばには何もなかったのに次ページでは片方のピンクの靴が…
私は誰か落ちたの?!と縁起の悪いことを考えてました^^;

ところでもう一度『向左走・向右走』を確認してみました。
"男性は座っていますが、女性は立っています。 男性はパジャマ、
女性はガウンを着ています。"
というシーンがないんですよね。どぼじでどぼじで~(TT)。
12月24日と1月5日の間は4pしかなく、原書とは違うのかしらん。
もしや日本語版を出すにあたり著者からそのシーンの削除依頼があったのか?!

次回台湾に行った時、原書版『向左走・向右走』を購入します!
こりゃ確認せずにはいられないってもんですぜ!
まして日本語版は完璧でないという事実がわかったら
今後の私の幾米読書は…オリジナルでいくしかない?!ガ、ガンバロウ…
2010.02.02 02:14 | URL | #- [edit]
孔雀の森 says...""
またまたこんばんは♪
ちょっと気になることがありまして…。

>12月24日と1月5日の間は4pしかなく、
私の本の12月24日と1月5日の間には、例の絵が
描かれている見開き2pだけなんですよ!
TKATさんの4pにどんな絵が描いてあるのか、気になります。

版によって編集が違うのかしら。
各国で出版されている『向左走・向右走』を見たいものだわ。
2010.02.02 20:21 | URL | #W/rA3xXw [edit]
TKAT says...""
こんばんは、孔雀の森さま^^
12月24日と1月5日の間が見開き2pですか?なんと!
こりゃ衝撃の事実発覚ですね(驚)。
ってことは…本当のオリジナルは6pあるってことなのかしら。

ちなみに私が持っている本は、

・12月24日→見開き2pが対になっており、2人共ソファーに
 座り相手から電話がかかってくるのを待っている。
・12月31日→12月24日と同じシチュエーション。
 違うのはこちらは夜という感じで2人ともソファーに座り
 待ちくたびれている様子

※ちなみに前ページは12月23日で互いに渡した電話番号を
 書いた紙が滲んでいる絵です。
 次ページの1月12日は噴水が解体されてる絵です。

どうでしょう?このような絵はオリジナル版にもありますか?
版・国によって編集違うのかしら…
ふと気付いたのですが他の著書ももしかしたら
オリジナルと日本語版では編集によって絵が違うとか?
出版国の本の尺の問題なのかなぁ。気になりますね~。
2010.02.02 23:41 | URL | #- [edit]
孔雀の森 says...""
こんにちは。
最初に訂正を。私の本で例の絵が描かれているのは
12月24日と12月31日の間の見開き2pでした。
またまたごめんなさい。(31日をとばしてしまいました…)
で、12月23、24日、31日、1月12日の絵はTKATさんのものと同じです。
私の本は中国版で、オリジナルではないということに、
今気がつきました。
やっぱりオリジナル版を見たいですね~

2010.02.03 06:51 | URL | #W/rA3xXw [edit]
TKAT says...""
孔雀の森さま、こんばんは^^
いえいえ、ご丁寧にありがとうございます!
こちらこそお時間をとらせてしまい申し訳ないですm(_ _)m

ということは……ガーン!
日本語版は12月24日と12月31日の間の見開き2pがないってことですね(悲)。
ソファに座って電話を待っている間に例の絵があったんですね…
なぜゆえ~(TT)。確かに例の絵を入れなくても違和感はありませんが
〈blue stone〉の原型ともいえるべき絵を削除しちゃうだなんて
悲しすぎですわ~。

>私の本は中国版で、オリジナルではないということに、 今気がつきました。 やっぱりオリジナル版を見たいですね~

もしかしたらオリジナルはもっとページ数が多かったりして(笑)。
ん?もしかして中国版ということは簡体字なのかしら。
中国語を勉強している初期は簡体字を習ってましたが、
最近では幾米のオリジナルを読んだり台湾版の台湾映画や香港映画に
触れることが増えたので繁体字の方が見慣れてきました。
でも画数が多いので書くのは相変わらず苦手です^^;
2010.02.03 21:04 | URL | #- [edit]

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