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「マイケル・コリンズ」

『マイケル・コリンズ』  MICHAEL COLLINS

マイケル・コリンズ 特別版 [DVD]
 製作年:1996年
 製作国:アメリカ
 監督:ニール・ジョーダン
 出演者:リーアム・ニーソン、アラン・リックマン、
       エイダン・クイン、スティーブン・レイ、
       ジュリア・ロバーツ、イアン・ハート 、 ジョン・ケニー

<あらすじ>
1916年ダブリン、マイケル・コリンズ、デ・ヴァレラらはイースター蜂起と呼ばれる武装蜂起を行うが失敗し逮捕され首謀者たちは死刑となる。1918年5月、釈放されたコリンズは独立運動の新たな指導者となる。ある日ずっと付きまとっていた男を問いただすと警察の人間で演説でコリンズに興味を持ったという。彼から内部情報を得てコリンズは英国側の全Gメンを暗殺し戦っていた。その頃、刑務所にいるデ・ヴァレラをコリンズと同士ハリーは脱出させることに成功。だがデ・ヴァレラはアイルランド共和国の大統領として、支援と共和国支援を取り付けるため、また国際世論で英国に圧力をかけるためにハリーを連れて渡米。だが交渉は失敗に終わりデ・ヴァレラは英国総督府カスタム・ハウスを攻撃するがまたもや失敗し犠牲者が沢山出た。
ついに英国が休戦を求めてきた。デ・ヴァレラの命令で代表団の隠し玉としてロンドンに行き英国と交渉することになったコリンズ。結果、アイルランド共和国として独立は認められ政府も持てるが英国に忠誠を誓うこと、北は当面英国内に留まるという内容であった。コリンズは条約を呑むが、英国に忠誠を誓うということ、北を手放すということが納得いかない条約反対派と衝突。議会の多数決で条約承認なるがそれが面白くない反対派のデ・ヴァレラは議会と決別。だが1922年6月、国民投票で条約承認。またしてもデ・ヴァレラは負けてしまうが条約は頑なに拒否。そして義勇軍までも分裂しコリンズの仲間が反対派に回ってしまい…そして内戦へ。コリンズはデ・ヴァレラと会談するために故郷コークに行くが反対派の若者たちに奇襲攻撃され撃たれる。その頃コリンズと結婚の約束をしているキティーは花嫁衣裳を選んでいた。
アイルランド独立のために重要な役割を果たしたマイケル・コリンズの半生を描いた歴史ドラマ。

<感想>
こんなに長いあらすじを書いたのはじめてかも。。この内容を簡単にまとめるのって難しいよ。予備知識を頭に入れてからと思いほんの少しだけ勉強してからこの映画を観ました。うん、勉強しなかったら意味半分ぐらいわからなかったよ・・・^^;この作品は予備知識があった方が観やすいかも。

コリンズは自らを破壊大臣と言ったりしつつ、「戦争は立派な殺人」と言ったり「引退したい」と言ったりと決して強人ではない面ものぞかしている。警察の人間を上手く使い内部資料を見せてもらったり、英国側の全Gメンに警告書を送ったりとすることが大胆で行動も早い!

一方、デ・ヴァレラは私がイメージしていた人物像とは少し違った。映画の中では俳優さんの技量でコリンズを前に出し引き立てているけれど、実際はコリンズに対しものすごい嫉妬してる。デ・ヴァレラの口からコリンズへの嫉妬深さは前面的に出ておらず、コリンズの言葉でしか彼のいやらしさが聞けない。
1966年にデ・ヴァレラの声明(?)で「自分が愚かだった」といった内容を出してるけど、これはどこまでが本気なんだろう。条約反対した時に、演説で条約は共和国への道を国民の血で満たすとか義勇軍は同胞の血を浴びるとか、内戦をしなくては完全独立はありえないみたいなこと言ってたじゃないか~。デ・ヴァレラが主人公のドラマも観てみたい。そしてコリンズに対し、そして独立運動に対し心中
思っていることが知りたいよ。

本当はデ・ヴァレラが行くべきの英国との交渉。完全な独立なんて夢のまた夢。コリンズはデ・ヴァレラがそれを知ってて自分をロンドンに送ったと思ってる。コリンズは自由国の立場を使って共和国を達成しようと思ってる。条約を呑むか英国と戦争をするか…
条約を呑まなかったら悲惨な戦争を引き起こすと訴えるコリンズ、だが反対派のデ・ヴァレラは独立を手に入れるなら内戦してでも自由国政府を打倒する、全ては真の自由を手に入れるためだと。真の自由とは?条約賛成派、反対派ともに真の自由を求めている。英国に忠誠を誓い北の分断を受け入ることが出来ない者、条約が独立への第一歩だと考える者が対立してますが、条約までは皆同じ思想を持ちそれこそ真の自由を求め一つになってたはず。最終目的は同じなのにその過程で昨日の同士が敵に・・・

今までのように破壊するのではなく、これからは共和国への道を築いていくべきと考えるコリンズ。前半と後半ではコリンズの心情が違う。前半は自分の国のためにどんな手を使ってでも戦う、後半は共和国への道へ進むのにかつて同士だった者と内戦をしたくないという想い。だけど完全独立のために条約賛成派と反対派が内戦をする。何か違うんじゃ?と思うんですがその時代、その時に生きてきた彼らは自分の祖国を思う気持ちが強いからこそ内戦に発展したわけで。

結果、短い期間で自由国、そしてのちに共和国への道をつくったコリンズはやはり英雄なんだろう。英国から自由国軍へダブリン城が移管された時にコリンズが7分遅れて到着した時のセリフ、「700年待たせたんだ、7分ぐらい待て」これは名言。ユーモアっぽく聞こえるけど言葉の意味は重い。

このテの感想は本当に難しい。。。でも歴史ドラマとしては傑作だと思います。

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