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2006.05.21 Sun 『被害者を捜せ!』 PICK YOUR VICTIM
著者:パット・マガー (Pat McGerr) ※本名はパトリシア・マガー 訳者:中野圭二 出版社:東京創元社 創元推理文庫 <感想> 異境の地に駐屯する海兵隊員のもとにクリスマスの小包が届き、隙間に詰められていたくしゃくちゃになった新聞を皆で回し読むことに。 そこには海兵隊員の1人であるピートが以前勤めていた『家善協』のボスが役員殺しを自供したという記事が! しかし記事が途中ちぎれているため肝心の被害者がわからない。 そこでピートが『家善協』で働いていたころの出来事や人物を事細かく話し、海兵隊員たちで被害者を予想し、賭けをするというもの。 <犯人>を当てるのではなく殺された<被害者>を当てるという、趣向を凝らした作品。 ピートが『家善協』に入社してからの4年間を話すのですが、被害者となりうる人物は10名。 その10名の『家善協』での位置付けや人間関係、それぞれ違う人物へ対しての複雑な思い、地位や名声への欲やプライドなどが交差しており、誰が容疑者になってもおかしくないほどそれぞれ人物の特徴がよく描かれてます。 犯人が知った上でストーリーが進められていくので、どの人物が犯人に殺人を奮い起こさせたのかを想像するのは結構楽しいもんです。 海兵隊員たちが犯人探しに真剣に理論付けし(なんてったって賭けてますもんね)、ピートの話だけから被害者を捜すというのは、安楽椅子探偵モノといってもいいかも。 パット・マガーの第1作目で、その後の作品「七人のおば」「探偵を探せ!」「目撃者を探せ!」「四人の女」でもユニークな着想を見ることができます。 00:00 | [小説]K-O | edit | trackback(0) | comment(4) パット・マガーは、どの作品でも、面白い着眼点で書いてますね。でも、たいていその趣向よりも、人間関係のドラマの部分の方が面白かったりするんですよね。
その点ミステリ部分と人間ドラマのバランスが一番うまくとれてるのが、『被害者を捜せ!』だと思います。 個人的には『四人の女』がいちばん好きですが。 パット・マガーの作品は、独特の趣向を凝らしてるだけでなく、人物描写や人間関係も面白く見れますよね。
私は長編5冊と、「ウーマン・オブ・ミステリー」「クィーンズ・コレクション」などのアンソロジーに入ってる作品しか知らないのですが、ミステリマガジンにも結構収録されてますよね。タイトルを見る限りでは一般的なミステリの雰囲気なのですが、こちらも読んでみたいですね〜。 こんばんは♪
みやぽーです。 遊びに来ました〜。 私もミステリーは大好きです。 この本は作者もタイトルすらも知りませんでしたが、犯人を捜すのではなく被害者を探すと言う趣向が面白そう! 是非早速手にとって見たくなりました。 これからもおもしろいミステリーのお勧めをお願いします(^−^) お久しぶりです〜、みやぽーさん♪
この本と文中に紹介した4冊は簡単に購入できますよ〜。ちなみに古本屋の100円コーナーでもすぐ見つかるかも? みやぽーさんこそ旬の映画紹介をどんどんお願いします♪ブームが去った頃に(しかもDVDレンタルが新作から1週間レンタルになってから)見ることが多い私は最新映画に疎くって・・・。 みやぽーさんの映画感想、毎回楽しみにしてます♪ TKAT URL #- | 2006.05.22 21:44 | edit?
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