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好きな映画や小説etc「道 ROAD」 ルイス・ サッカー
『道 ROAD』 STANLEY YELNAT'S SURVIVAL GUIDE TO CAMP GREEN LAKE
著者:ルイス・ サッカー (Louis Sachar)
訳者:幸田敦子
出版社:講談社
<感想>
『穴 HOLES』の主人公スタンリー・イェルナッツが語り手。中学生だった彼は高校生に。
『穴 HOLES』の後、キャンプは閉鎖されたけど警察・検察・政治家の偉いさんたちが『穴 HOLES』を読んで「こりゃいい!」ってことでグリーン・レイク・キャンプは再開。んでスタンリーがキャンプ場についてのサバイバル・ガイドを書いているという設定。
新しくキャンプに入ろうとする人に向けた感じで語っているのですが、X線のリーダーとしての素質、ジグザグの世界、磁石の脱走劇、ぴくぴくの性格等々、『穴』では書かれてないエピソードもあり、ホントいろんな子たちが集まってたんだなぁと。
キャンプ場のサバイバル・ガイドでもあるんですが、「目的を持って立ち向かえ!」といったエール的な本かな。
6つのサバイバル・テストがあるんですが、ぜっんぜん当たらないよ・・・
なかにはそのテストの前の文章をよ~く読んでたらわかるような問題もあり(答えを見て思わず「あっ!そーだった!」なんて感じ)、なかなかよく出来た面白いテストです。
スタンリーのキャンプでの仲間たちがなぜここに来ることになったのか、そして今現在何をしているのかも書かれてます。愛称ゲロ袋のその後が笑ける!
全体的に『穴 HOLES』を読んでないと大半の意味わからないかも…。というより『穴 HOLES』を読んでからの方が絶対楽しく読めるはず。
さぁ、お次はスタンリーの仲間であるX線と脇の下の話『歩く』を図書館で借りてこよう。
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