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「絶対、最強の恋のうた」 中村航

『絶対、最強の恋のうた』

絶対、最強の恋のうた

 著者:中村航
 出版社:小学館





<簡単なあらすじ>
「その一、スクランブル」
大野が語り手。大学の試験に受かり浪人生活を終え、予備校仲間とスクランブル交差点であることをする。そして大学生になった大野は彼女と出会った。
「その二、突き抜けろ」
大野が語り手。彼女との楽しい時間、友人坂本と一緒に行く木戸さん宅、学生生活をなんとなくそれなりに過ごしていた。
「その三、春休み」
大野の彼女が語り手。はしゃぎまわっていた中学時代、クールに振る舞おうとしていた高校時代。大学に入ったら彼氏を作ろうと思っていた。正しい男子を見極めハートを一撃で射貫いちゃおうと。これからのことをとりとめなく考えていた。
「その四、最強の恋のうた」
大野の彼女が語り手。新学期の初日、大野から突然もみじ饅頭をもらい、それから毎日会い話をするようになった。だが恋と勉強の両立ができなくなり大野に本音を打ち明ける。
「その五、富士に至れ」
ノー残業デーの日、坂本は同じ会社の女性:高原から飲みに誘われ、それから毎週飲みに行くようになった。そんなある日、高原はモトカレが出るサーフィンの大会に誘われていることを坂本に話す。それを聞いた坂本は…

<感想>
アンソロジー『I LOVE YOU』に収録されてる「突き抜けろ」読み、全体像が描かれているこの本を読みたくなって図書館で借りてきました。ある本の一部分がアンソロジーに入っていると、どうしてもその一部分以外の話も読みたくなっちゃよ~。

彼女とどういう経緯で出会ったのか、どんな流れで付き合うようになったのか、どうして付き合う上でのルールを決めることになったのか。
そして彼女はどのような中高時代を過ごしてきたのか、大野に対してどのように思っているのか…などなど、アンソロジーではわからなかったことがこの本ではわかり、このカップルの謎が解けたような気がする^^

特に彼女!5編のうち2編は彼女が語り手なのでどんなことを思ってるのかわかってよかったかも。恋と勉強の両立ってムズカシイと思う。特に学生時代はね~。恋を優先しまいその悩みを彼氏にストレートに相談。そこで彼氏がルールを決めようと提案。うん、こんなルールがあってもいいかもしんない。
同じシーンでも、大野と彼女がそれぞれその瞬間をどう感じているかを比較することができこれはこれでまた楽し。
淡々としてるようで彼女、意外とロマンチストだったりもするんだな。「私の過去にあったいろんなことは、この人に話すために存在したような気がする」だって。 キャ~。

そして「その五」では大野の友人坂本が社会人で登場。社会人になっても苦い思い出、くせ(?)はちゃんと健在でちゃんとツボを押さえてくれてる~。最後の話がまさか坂本だなんて…意外なとこ突かれて笑えた(笑)。
「その五」は「その二」にリンクしているんだけど、その間にクッションのように彼女の話を挟んでるので、頭の中から忘れかけようとしている木戸さんや坂本の学生時代を思い出させてくれてるという感じ。

そういや主要な登場人物の中で木戸さんだけが語り手になってない!木戸さん目線の話も聞きたかったなぁ。だって「その二、突き抜けろ」 では個性強いキャラだったもん。←アンソロジーも含め2回同じ内容を読んだから余計にそう思うのかな。

「その一」でこういう浪人生活の締めくくりっていいなーで始まり、「その二」~「その四」大野と彼女と木戸さんと坂本の青春の話があり、「その五」でなぜか坂本の話。(←このラストにはやられた!)なかなか面白く読めた一冊でした^^

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