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「I LOVE YOU」

『I LOVE YOU』  

I LOVE YOU (祥伝社文庫)

 著者:伊坂幸太郎/石田衣良/市川拓司/
     中田永一/中村航/本多孝好
 出版社:祥伝社 祥伝社文庫




<感想>


・『透明ボーラーベア』 伊坂幸太郎
・『魔法のボタン』 石田衣良
・『卒業写真』 市川拓司
・『百瀬、こっち向いて』 中田永一
・『突き抜けろ』 中村航
・『Sidewalk Talk』 本多孝好
以上、男性6名による恋愛アンソロジー。

『透明ボーラーベア』
"僕"は自身の転勤によりもうじき遠距離恋愛になる彼女と動物園に行った。そこで姉の元彼氏:富樫とその彼女と偶然出会う。昔から男と別れると旅に出てた姉は富樫と別れた後も旅に出たが、それきり帰ってこなかった。シロクマが好きだった姉、そのシロクマがいる動物園で僕たちは何を思うのか。

恋愛っぽくないんだけど、こんな繋がりがあってもいいかも…という感じ。登場人物は限られてるのに姉の存在感がすごいあるストーリー。バリ島から帰ってき「ケチャケチャ」としばらく口ずさむ姉。なんか親近感あるわ~。そうそう、厳重にされてるレッサーパンダってもしかして?ここってあの動物園だったのっ?!

『魔法のボタン』
彼女と別れ4日間で3kg体重が減った"ぼく"は20年を超える幼馴染みの萌枝と飲みに行くことに。それ以来、休みがくるだび会うようになる2人。いつもはすっぴんでジャージ姿の萌枝がある日待ち合わせ場所にイメチェンしてやってきた。

幼馴染みや長年の友人から一線を越えるのって難しい。それを2人が通っていた幼稚園時代に流行っていた"魔法ごっこ"を上手に取り入れてるんですが、読んでてなんだかハズカシイ。。やってる本人たちはドキドキもんだろうけど^^;最後に萌枝の持ち前の明るさが炸裂している会話がなければほんとハズカシイ話だったかも。。でも"魔法ごっこ"のような会話、ちょっとしてみたい(笑)。←もちろんハッピーエンドで終わること前提で。

『卒業写真』
"わたし"に急に声を掛けてきたのは中学時代の渡辺君だった。なんとなく思い出したものの、どうも話が噛み合わない。どうやら違う渡辺君と勘違いをしてることが判明し…

彼女の思いだそうとする姿や慌てぶりはなんか共感できる。でもそこからその展開は…こういうのもありなんだ。忘れかけてた初恋…今再び恋の予感。

『百瀬、こっち向いて』
大学卒業間近に里帰りした"僕"は神林先輩と偶然出会った。高校時代、彼女と付き合ってた男性は僕の憧れの宮崎先輩だった。ある日、宮崎先輩から浮気が神林先輩にバレないようその浮気相手と僕が付き合ってる演技をしてくれと頼まれる。女性と全く縁がない僕は…

人間レベル2と自分で位置づけしている僕、そんな僕にいきなり百瀬の存在が心の中にどっぷり入ってきたもんだからたまったもんじゃない。人を好きになって苦しい思いをする僕に対し、友人の田辺くんは純粋だ。この田辺くんの今が知りたい。主人公と同じような感情をもう経験したのか気になるところ。

『突き抜けろ』
"僕"は同じ大学に通う彼女がいるが、うまく付き合っていくためにルールを決めていた。電話する日、会う日を決めそれなりにうまくやっていたある日、友人の坂本から地元の先輩である木戸のアパートに一緒に行ってほしいと頼まれる。それ以来毎週木戸のアパートに行く2人だった。

これは青春ストーリー?木戸のキャラが際立ちすぎ(笑)。伊坂幸太郎の小説に出てきそうなキャラだわ。ところで富士山って5合目まで車で行くことができ、そこから日の出が見れるということを初めて知りました。富士山、死ぬまでに一度は行ってみたいなぁ。
ちなみに同著者の『絶対、最強恋のうた』という本とリンクしてるらしい。←知ってしまうと気になる~。図書館で借りてこよっと^^

『Sidewalk Talk』
"僕"が彼女を待つのはこれが最後。今日で5年間の結婚生活が終わろうとしていた。離婚を決めた夫婦が最後の晩餐をするストーリー。

大人の男女が穏やかに最後の晩餐をしてます。これが本当に最後?と思ってしまうような雰囲気の2人。このまま別れていいのか?と思っていたら絶妙なタイミングで香水の思い出が…。しっとりとしてラストを飾るにふさわしい内容。
全体的に男性が書く恋愛ってどこかロマンチックのような気がする。
こういう青春時代があったら、こんな出会いがあったら、こんな落ち着いた恋愛の終わりがあったら…なんて。なのでどれもドロドロしてなく結果がどうであれ、全体的に前向きな終わり方なので後味も全く悪くない。恋愛モノって嫌いじゃないけど読んでてたまに「こんな展開ないない~」って小説なのに突っ込みたくなる(笑)。「あるある~、わかるわかる」と頷けるようなものすごい現実的な恋愛ストーリーってないのかな?

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