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「ユークリッジの商売道」 ウッドハウス

『ユークリッジの商売道』  THE ENTERPRISES OF UKRIDGE

ユークリッジの商売道 (P・G・ウッドハウス選集4)

 著者:P・G・ウッドハウス (Pelham Grenville Wodehouse)
 訳者:岩永正勝/小山太一
 出版社:文藝春秋 P・G・ウッドハウス選集Ⅳ  




<簡単なあらすじ>
ユークリッジは金持ちの伯母を持っていながらいつも無一文。普段から大儲けすることばかり考え行動に移すがいつも撃沈。それでもユークリッジは大儲けすることを日々考えている。
ウッドハウスが若かりし頃に出会った友人がモデルとなったと言われているユークリッジを主人公にした短編集でウッドハウス選集の第4弾。

<感想>
ウッドハウスものの中でもひと際パワーがある主人公。ここまで破天荒だと何しても許される気がしてくるよ。。超楽天精神でお調子者のユークリッジは横から見てる分にはおそらく楽しいはず。

手っ取り早く稼げる方法・大事業のアイディアを次から次へと出すが軍資金を出すわけでもなく、夕食代・飲み代だって出しやしない。元手なしで稼ごうなんて図々しいにもほどがある…でもユークリッジ自身はそんなこと気にしやしない。しかも勝手に家にやってきては人の服を勝手に持ち出し着る始末。

犬に芸を教え込みそのための学校を作ろうとしたり、ボクサーのマネージャーとなり全収入の半分をいただこうとしたり、コーキーを使い伯母の所に潜入させたり…
成功したかに見えても最後はいつも通り撃沈。他人は自分が望む通りには動いてくれるはずもなく…しかも伯母を騙そうとしたってかなうはずがない!なんてったってバーティーも伯母たちには頭があがらないもんね。

とりあえず思いついたことはすぐ実行というケタ外れの勇気と根性の持ち主。行動力もありやることも大きいが、その撃沈した時の見返りも十分大きい(笑)。でも諦めが早ければ立ち直りも早い。金銭が絡まなければ男同士の勝負なら真っ向からいくという面を持ってたりも。
そんなユークリッジにはとても素晴らしいお友達が!外務省に勤めており他人の悩みを自分の悩みのように受け止めてくれる心優しいジョージ・タッパー。本当に心が広い。こんな友達ならぜひ欲しい。

ウッドハウスのどの本を読んでも登場人物のキャラがインパクトあり、どの人物が一番好きか聞かれるとか困ってしまう。強いていうなら…やっぱり迷っちゃう~。

この本には『ツイてる男』シリーズの第2話が収録されており、ユークリッジとは正反対の性格のローランドの話。お人よしで謙虚な正確から甘い話に乗せられ騙される。けどシリーズ名の通り結果は"ツイてる"。1話だけだけどなかなか面白そう。このシリーズを最初から読んでみたいなぁ。

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