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「わが庭に幸いあれ : 紳士の国の園芸術」 K.R.G.ブラウン&ヒース・ロビンソン

『わが庭に幸いあれ : 紳士の国の園芸術』  HOW TO MAKE A GARDEN GROW

わが庭に幸いあれ―紳士の国の園芸術

 文:K.R.G.ブラウン (K.R.G. Browne)
 画:ヒース・ロビンソン (W.Heath Robinson)
 訳者:中尾真理
 出版社:筑摩書房



<感想>
日頃お世話になっているkazuouさんのブログ『奇妙な世界の片隅で』でヒース・ロビンソンの挿絵が紹介されており興味を持ち借りてきたのですが、内容は私とは縁遠い園芸術。こりゃどうかな?と思いつつ読んでみるとガーデニングど素人でも十分楽しめました^^

レイアウトから手入れ、菜園、飾り物、庭での楽しみ方などが書かれているのですが、本当に一からガーデニングを真剣にしたいと思っている人向け、準備するものとか詳しい肥料が載っているようなHow to本ではなく、園芸に興味がある人がちょっと息抜きに楽しく読めるユーモア本って感じかな。
もちろん園芸に興味がなくても専門的なことが書かれてるわけではないので(←おそらく)、文を読みながら画を見てるだけで楽しい気分になっちゃいます。

この本って1938年発行?ってことは昭和13年?(西暦より昭和の方が分かりやすくしっくりくるのは私だけ?)そんな前に書かれただなんてビックリ。
全く時代を感じさせない文章と挿絵。当時はどれをとってもさぞ斬新で奇想天外なアイディアだっただろうと。『上手に仕立てた樹』『思慮深い剪定』などは実用的でよさげな感じ^^

庭、じゃなくてガーデン(英語で言うとなんかオシャレ~)に凝るところはさすがイギリス。
だってガーデンでお茶したりシルクハット被ったお客さまがくるんだよ?!今の時代の家庭はどうか知らないけど(笑)。
一度でいいから超上流階級の家、由緒ある高級ホテル、もしくは個人所有の宮殿(開放されてる宮殿のカフェではない。これ重要)であの3段プレートにサンドイッチやケーキが沢山載ったアフタヌーンティーなんぞをその住居の主人ご自慢のキレイに整備されたガーデンを見ながらいただいてみたい。

ヒース・ロビンソンの画はとってもわかりやすくて見やすい!人の顔や体系が多様で雰囲気が良いしよ~く見ると細かいとろこまで丁寧。
複雑な機械装置を描いたのをますます見たくなってきた。あとがきによるとオックスフォード英語辞典には「馬鹿馬鹿しいほど巧妙にできているが、およそ実行不可能な装置や発明工夫」を指す形容詞としてヒース・ロビンソンの名が収録されてるんですって。そりゃすごい。

この本ってK.R.G.ブラウンとヒース・ロビンソンが組む3作目なんだそうな。1作目が『フラットに住む方法教えます』、2作目が『理想の夫になるには』。←なんかこれ面白そうなタイトルじゃない(笑)?

調べてるとこの本を読む方ってやはり園芸に嗜んでいらっしゃる方が多いような…。あとがきを読むと園芸初心者よりも経験を積んだ園芸家に読んで欲しいって書いてある通り、園芸の基本を踏まえた上で(それなりに熟知した上で)読むと思わず「ニヤっ」ってしまう箇所がいくつかあるんだろうな~。
園芸超初心者、そして英国人ではない私はその面白いであろう箇所を見つけられずにいた思うと歯痒くなってきた…。それでも遊び心満載の文と画なので楽しく読めました^^

-2 Comments

kazuou says..."ヒース・ロビンソン"
ネットの感想などを見てみると、園芸好きの方が読んでいるようで、純粋に「ユーモア本」として読んでいる人はあんまりいないようなのが、ちょっと残念ですね。
古い作品ですが、今読んでも全然古びていないですよね。このコンビによるシリーズはいくつかあるみたいですが、他の作品もぜひ読んでみたいです。
『Heath Robinson Contraptions』という本は、ヒース・ロビンソンの総集編といった感じの本なんですが、『フラットに住む方法教えます』の挿絵もいくつか載ってますよ。他にもマンション生活を描いたシリーズとか、奇想天外な戦争ものとか、本当に楽しめます。

2009.06.06 08:16 | URL | #- [edit]
TKAT says...""
おはようございます、kazuouさん。
本当に昭和13年の作品とは思えない内容ですよね。
それだけガーデニングというものはいい意味で今昔変わらないのかな。

ウッドハウスにしてもそうですが、ユーモアは意外と昔の方が面白かったり^^
やはり笑いに飢えてた時代だったからでしょうか。
アンディ・ライリーもウッドハウスも今作品も皆イギリス人。
イギリス人はユーモアのセンスばっちし?!

久しぶりに『わたしを見かけませんでしたか』をチラっと読み直しましたが
kazuouさんのおっしゃる通り確かにタッチが似てますね。
ユーモア作品はホント楽しい^^

P.S やはりTBがうまく出来ません(TT)。懲りずにまたチャレンジしてみます!
2009.06.06 10:46 | URL | #- [edit]

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