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「人のセックスを笑うな」 山崎ナオコーラ

『人のセックスを笑うな』  

人のセックスを笑うな (河出文庫)

 著者:山崎ナオコーラ
 出版社:河出書房新社





<簡単なあらすじ>
19歳の磯貝みるめは美術の専門学校に通う19歳。39歳の講師:ユリのモデルを引き受けそのまま付き合い出した2人。新学期が始まる4月、突然ユリが学校を辞めたことを人づてに聞くことになったみるめ、帰ったら電話するからというユリの言葉どおり待っていたが・・・

<感想>
松山ケンイチ、永作博美、蒼井優主演の映画版を観ようと思っていたらいつの間にか上映が終わっており、DVDが7月に販売(レンタルも同時)されるのでその前に原作を読んでおこうかなと。
映画を観てないのであくまでも勝手な想像だけど、なんだか映画のストーリーとは少し違う模様。
映画では蒼井優演じるえんちゃんが結構絡んでそうだけど原作ではさほど重要ではないような気がする。原作の中のえんちゃんは少ししか登場しないけど、なんか切ない役だったな~。

内容は19歳の専門学校に通う青年と39歳の講師との不倫恋愛の話。
といってもタイトルとは裏腹に、過激でもなく情熱的でもなく甘くもなくせつなくもないゆる~い雰囲気。あっさりした感じで書かれているのが逆に繊細でいい感じ。なんでこのタイトルにしたんだろう。

19歳の磯貝みるめから見た20歳年上の39歳が妙にリアルに描かれてます。目じりのシワがどーのこーの、ぽっちゃりとした下腹部がどーのこーの(←19歳の青年から見ればユリが十代の子のように下腹部が平らでないのが不思議らしい)。

19歳の青年が39歳の女性に恋をする?
もしかしたら私にも10代の子と恋に落ちる可能性ってあり?とふと読んでて思ってしまった自分がイタい…だって松山ケンイチだよ?!(相手役が永作博美っていうのは無視して。←彼女は反則でしょ~。もっとリアル39歳の女性に演じてもらいたかったなぁ。そしたら世の中のアラフォー世代の女性たちは勇気が持てるようになるのに)

全体的にゆるい感じがするものの、山崎ナオコーラさん(よく考えたらすごい名前だ)はなかなか図星的なことを書いてる。

人は他人のちょっとしたしぐさから、勝手にその人の感情を恣意的に読み取る。
相手が自分から目をそらす行動を、「もしかして怒ってる?」と自分が想像してると相手の目をそらすという行動が怒っているものと思う。
「自分と仲良くしたがってるんじゃ?」と想像してると同じ目をそらす行動が照れているものと思う。


うん、わかる。言われてみればその通りだ。気なる異性ならなおさら。相手の行動を自分の想像次第でいろんなように捉えてしまう。

みるめからみたユリは可愛らしい女性ではあるけれど、一方では勝手な女性とも思ってたりもする。「できないことを言ってオレを喜ばす努力をするなら、小さなことでもできることをしてオレを喜ばせて欲しい」
ふんふん、松山ケンイチはこのように思っているのね(←松山ケンイチは関係ないってっ^^;)。
相手に必要とされなくなり恋が終わった時、寂しさを受け入れるみるめ、だけど未来がある19歳。彼が綴る恋愛日記を読んでる感じでした。

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