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「ママは何でも知っている」 ジェイムズ・ヤッフェ

『ママは何でも知っている』 MOM, THE DETECTIVE

 著者:ジェイムズ・ヤッフェ(James Yaffe)
 訳者:小尾芙佐
 出版社:早川書房 ハヤカワポケットミステリ №1287   

<感想>
「ブロンクスのママ」シリーズの短編集。
毎週金曜日の夜に、息子であるデイビッドとその妻シャーリイがママのところへ。
殺人課で働いてるデイビッドはママの美味しいチキンを食べながら解決してない難事件を話し、それに対しママは少し質問しただけで事件を解決してしまうという安楽椅子探偵モノです。
マイペースで頑固でインパクト大のママは、あまり際立った出番は少ないですがスーパーレディ(女子大出で心理学専攻)であるシャーリイに対抗心を燃やし嫌味を言う。
シャーリイはシャーリイで時折間違った英単語を言うママに対し、どんな些細な間違いも見逃さない指摘ぶり。
まさしく嫁VS姑・・・。といっても陰気な関係ではなくサラっと描かれてるので楽しめます。

デイビッドの話を聞くだけで難事件を解決してしまうということは、デイビッドの話の中に真相や解決のヒントが全て詰まっているということであり、自分で話をしておきながらそれに全く気付かないデイビッドやシャーリイ、そしてデイビッドの上司ミルナー警部が少し間抜けに見えてしまう?!
それでも面白く読めてしまうのはやはりママのキャラクターのおかげでしょうか。
名探偵ママの謎解きを楽しめるシリーズです。

「ママは何でも知っている」から数十年後に再びママが登場する長編シリーズがあるのですが(「ママ、手紙を書く」「ママのクリスマス」「ママは眠りを殺す」「ママ、嘘を見抜く」)、なぜかシャーリイは亡くなっており、さらにデイブは警察を辞めニューヨークも離れて田舎町に住んでおり環境が一変。
ですが相変わらずママの明晰な頭脳は健在!
個人的には長編よりこの短編集の趣の方が好きかな。

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