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「ラブコメ今昔」 有川浩

『ラブコメ今昔』  

ラブコメ今昔
 著者:有川浩
 出版社:角川グループパブリッシング







以下の6編で構成されています。
『ラブコメ今昔』
習志野空挺部隊――。そこで隊内紙「あづま」の担当をしている吉敷のもとに新しい上官がやってきた。27歳で元気一杯の矢部千尋は「あづま」に新コーナーを作るにあたり熟練の幹部である今村二佐に"自衛官の恋愛と結婚について"を聞き出そうとするが…

何がなんでも今村二佐に話をさせたい千尋ちゃんと、妻との馴れ初めが記事になるという事態は何としてでも避けたい今村二佐。この2人の押し問答がしばらく続き…。
今村二佐が妻と出会った馴れ初めはステキ。お見合いではあるけれど、結婚して数十年経ち重ねた年月をありがたく思えるのはこの奥様だから?出会い時と今現在しか描かれてませんが、平凡だけど積み上げてきた時間があるからこその今ですね。…でラストは「えっ、いつの間に?」と気になる終わり方。こちらの感想は後ほど。

『軍事とオタクと彼』
桜木歌穂の彼は海上自衛隊。出張帰りの新幹線の中で出会った時に、彼の笑顔にやられ自分から釣ったのだった。最初は良い雰囲気ですぐ落とせると思っていたがなかなか告白をしてくれない彼。別に彼女がいるんじゃないかと歌穂はある日彼の後をつけると…

女性に対し純情で最高の笑顔を持っている年下の彼。歌穂の前ではあわわ状態だけど、仕事に対する姿勢はさすがです。でも普段はホント可愛らしい男の子。はたから見ればベタ甘ですが、可愛いカップルなので違和感なしです^^この2人がもし結婚したらカカア天下なること間違いなし!

『広報官、走る!』
自衛隊が協力しないと撮影できないドラマにさまざまな情報や撮影場所を提供するのが広報室の仕事。政屋征夫は「広報に必要な適正は女ったらしであること」という理由で上官に引っこ抜かれた。しかし実際は彼女はおらず女友達が多いだけだった。ある日、仕事で知り合った女性が気になるようになるが、その仕事はトラブル続きだった。

知り合った女性汐里はテレビ局の人間でスケジュール調整・連絡係をしてます。それはそれは大変そうなお仕事で…。
このストーリーで描かれているラブは甘甘ではないです。どちらかと言えば自衛隊に関連するドラマや映画に自衛隊自体がどのように関わっているか、協力する大変さ、そしてテレビ局側がいかにスケジュール通りに動かないかというのが本筋で、おまけとして恋愛話がちょこっとって感じ。
政屋征夫の手際のよさから広報に引っこ抜かれた理由もよくわかりました。世の中に理解してもらおうと取材や娯楽作品への協力に好意的な自衛隊。それがアピールできただけでもよかったかも^^

『青い衝撃』
相田公恵の夫は航空自衛隊の花形「ブルーインパルス」のパイロット。いつもファンの女の子に囲まれ自衛隊の中でも人気は最頂点。ある日、夫の制服の後ろ襟にメモが入っており、そこには公恵に対し宣戦布告ともとれることが書かれていた。取り巻きの女性から公恵へのメッセージはその後も続き、公恵は誰にも相談できずどんどん息苦しくなっていく。夫は浮気をしているのだろうか?

「夫がモテて困るんです」だなんてなんて贅沢な悩みなのかしら~。という思いが一気に吹っ飛びました。お目当ての男性を通り越し奥さんだけにわかるようにメッセージを送り続けるなんてかなりやり方が姑息です。しかも子供の世話ばかりで自分自身に手をかけれない時、グサっとくるような内容だとヘコむだけでなくかなりキツイ。でも最後はガッツリやってくれる。
今回はカップルではなく子供もいる夫婦ですが、結局は可愛い子供とステキな旦那さまがいて幸せで良かったね~という甘い話でした(笑)。

『秘め事』
明野駐屯地に所属する手島はパイロット。彼女の有希はこともあろうか上官である水田の娘。もとはと言えば上官が2人の出会いを作ったようなものだが、手島は上官に付き合っていることをなかなか言い出せないでいた。そんな時、手島の同期が妻と小さな子供を残したまま勤務中に亡くなりますます上官に言えなくなった手島は…

この話は1話目の『ラブコメ今昔』と少し似てるかなぁと。ストーリーは全く違うのですが、今と昔の考え方がわかります。
年配の自衛官は自分たちの職業の危険さを十分承知している。自衛官と結婚することはこういうことなんだと。このように上官がいることで部下たちも自分の仕事の重みや責任感を持っていくんでしょうね。

『ダンディ・ライオン ~またはラブコメ今昔イマドキ編』
朝霞駐屯地の通信群に勤務する千尋は、広報センターの写真展を見た時あまりにも巧さにカメラマンの名前を探した。吉敷一馬二曹――。そしてカメラ雑誌にも投稿していることを知り、千尋はどんな人物なのか気になり吉敷を捜し出し本人に声を掛けることにした。が、吉敷は千尋に対しきついことを言ってしまい深く傷付けてしまう。なんとか謝ろうと吉敷は…

これは『ラブコメ今昔』より少し前の話で、千尋ちゃんの恋話になってます。
元気一杯で押しが強くなかなかめげない千尋ちゃんというイメージでしたが、ここではちょっとおセンチな女の子。と思ったのもつかの間、やはり主導権はちゃっかり握ってました(笑)。

帯に「乙女だってオタクだっておっさんだって自衛官だってベタ甘ラブで何が悪い!」と書かれてあるんですが、全然悪くございませんよ^^
有川浩=ベタ甘という図式が頭の中にすでにインプットされてるので逆に一切恋愛話が出てこない本格ミステリーなど書かれた方がびっくりしますって~。

今作品にはそれぞれモデルがいるそうで、ご本人たちは自分の経験が文章になったストーリーを読んでどんな気分なんだろう??まさかこんなにベタ甘になるとは!って感じかな^^この本を読んで、モデルとなったカップルはさらに親密になったりして(笑)。

-2 Comments

孔雀の森 says...""
こんにちは♪
TKATさんがレビューをアップされた日に図書館から「来ましたメール」が届き、その翌々日に取りに行きました。
ベタ甘な台詞、よく考えつくなあと感心しながらもう一度読んでる私。そうとうやられてます:笑
モデルの方々、ほんとにどんな気持ちで読んでいるのかしら。

>モデルとなったカップルはさらに親密になったりして(笑)。
ホントに!!

第三弾を期待している私です。
2009.01.24 08:03 | URL | #W/rA3xXw [edit]
TKAT says...""
こんばんは、孔雀の森さん^^

ホントこんなベタ甘な台詞、次から次へとよく考えだすな~と感心。
これは有川浩さんの実体験?それとも願望?!
彼女の手にかかれば金田一だってホームズだって恋愛モノに早変わりしそう。
↑これはいくらなんでも言い過ぎだろうって(笑)?
でも自衛官=恋愛モノにしちゃうぐらいだから侮れませんよ~。

早く次のベタ甘が読みたいですね。たまに読むベタ甘はなかなかいいもんです♪
今度こそ早い目に図書館に予約しなきゃ~。
2009.01.24 18:42 | URL | #- [edit]

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