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「この自由な世界で」

『この自由な世界で』  IT'S A FREE WORLD...

この自由な世界で
 製作年:2007年
 製作国:イギリス/イタリア/ドイツ/スペイン
 監督:ケン・ローチ
 出演者:キルストン・ウェアリング
       ジュリエット・エリス
       レズワフ・ジュリック
       ジョー・シフリート
       コリン・コーリン
       レイモンド・マーンズ








<簡単なあらすじ>
11歳の息子を持つシングルマザーのアンジーは仕事をクビになり、今までのノウハウを生かしルームメイトのローズと職業紹介所を立ち上げる。そして移民労働者たちの仕事を斡旋するようになるが、徐々に仕事がトラブルに見舞われ、次第に労働者たちの不満が爆発する。仕事で危機に陥ったアンジーはさらに息子まで巻き込むことになる。

<感想>
この監督の映画は初めて観たのですが、一貫して社会的弱者を描く作品を撮り続けているんだとか。
確かにこの主人公のアンジーもそうかもしれない。といってもアンジーはとってもエネルギッシュで上昇志向が強い^^;今の生活を改善するため、生きるために激しい競争社会に飛び込み上へ上へいこうとする意思が固いのなんのって。
もちろん両親に預けている息子と一緒に住むという目標があってのことですが、それと同時に自分自身のためであったりもする(いい意味でも悪い意味でも)。

「自分がよければ他人を地獄に落としてもいい――何をやっても自由」そんなアンジーですが、血も涙もない女性というわけではなく、働くことができず隠れて住んでるイラン人家族を家に泊めてあげたりもする。だけど生きるためなら彼らを踏み台にすることもためらわない。
うーん、なんだろう、根っからの悪人ではないんですよね~。自分がどんなひどい事をしているのか心の中ではちゃんとわかってる。移民労働者たちを斡旋するシステムがそこにあるから有効に利用した…という感じ?
自分自身の今の状況を何とかしなきゃいけない!という思いもあるんだろうけど、違法な手段でも「これはいける!」とか「他の人がやって捕まらないんだから私がしても大丈夫でしょ」と思えば即実行。まさに目的のためなら手段選ばずといったところでしょうーか。

監督は「この作品を単に犠牲者の物語にするのではなく、背景となっている搾取する側の態度や心に注目しているらしく、ジャッジは彼女が成功を収めることを可能にする社会体制に対して下されている」と言っている通り、アンジーだけを一方的に悪者にするような雰囲気の映画じゃないです。
だってアンジーには時々天使の声が聞こえ優しい気持ちになることがあるんですもん(←実際天使が登場しささやくシーンはないよ^^;)。だけど現代のイギリス社会のせいか悪魔のささやきの方が勝ってるいるだけ。

ラストは「これが現実なのか」と。お金を稼ぐという夢を持っている移民労働者、それを斡旋する業者、どちらの一方が欠けても本人たちはおろか、国さえも危うくなってしまうという現実。どうすることもできない現実を目の当たりにした作品でした。

-6 Comments

hiyo says...""
ほほ!これもご覧になられたのですか!
そうです、ケン・ローチ監督は弱者の味方・・・というか、そういう作品が多いです。
お薦めは『麦の穂をゆらす風』、あ、聞いてない?
じゃあ、『明日へのチケット』の最終話、うん?これも聞いてない??

『明日へのチケット』は別ですが、大抵の作品は鑑賞後にドォ~ンと暗い気分になりますねぇ、、、1人きりのクリスマスには最適です・・・ふふ、最適です・・・。
もちろんこれも、DVDになったら速攻見ます!
2008.12.04 00:36 | URL | #B9A5zm5U [edit]
TKAT says...""
こんばんは、hiyoさん^^

『麦の穂をゆらす風』も『明日へのチケット』も気になってる作品ですわ。1人っきりのクリスマスに最適ですって?私が1人っきりだとどうしてご存知で?クリスマスまでまだ3週間もあるじゃないスか~。どこでどんな運命が待ってるかまだまだわからないっすよ~( ̄ー ̄)フフフ

そうそう、今密かに『BOY A』という映画も気になってるんです。アイルランドの監督さんだからhiyoさんもおそらく興味があるんじゃないかと・・・もしかしてもうご覧になった?
観に行きたいんですが「台湾シネマ・コレクション」を大阪まで観に行くのに忙しくって忙しくって^^;しかも図書館で予約した本が一気に4冊も手元にやってきて毎日寝不足ですわ…。
こんな趣味で時間を費やすのに忙しい私って贅沢すぎ?だって1人なんですもん、他にすることがなくって(苦笑)。贅沢とむなしさって紙一重なのよね…。
2008.12.04 23:08 | URL | #- [edit]
hiyo says...""
『BOY A』もっさり暗い映画ですよねぇ~、『ダブリン上等!』の監督さんだから、海外サイトも調べまくりましたよ(笑)。
観たいですね・・・DVDで・・・。

あ、じゃあクリスマスは、うんと明るい映画を、お・ふ・た・り・で♪ふふ♪♪
2008.12.04 23:48 | URL | #B9A5zm5U [edit]
TKAT says...""
やっぱり『BOY A』ご存知でしたか!さすがhiyoさんに知らぬヨーロッパ映画はないですな。じゃあも一つ私が気になってる映画を。
実話をもとにした『バンク・ジョブ』。えっ?これもとっくに調べてるって?なんか雰囲気的に面白そうなんでぜひとも観たいもんです。

>じゃあクリスマスは、うんと明るい映画を、お・ふ・た・り・で♪ふふ♪♪

も、もちろんですとも!クリスマスはう~んと明るい映画を観ますとも!ふ・た・り・で♪♪
2008.12.05 00:07 | URL | #- [edit]
hiyo says...""
またぁ、聞かれたら答えないとね(笑)
『バンク・ジョブ』は是非見てください!
これはアメリカでも以外に話題になって、結構ヒットしたらしいですよ♪
あたしの気になる役者も多数出演してますので♪
わたしも・・・DVDで・・・(笑)。
2008.12.06 13:02 | URL | #B9A5zm5U [edit]
TKAT says...""
『バンク・ジョブ』、是非是非観ます!
hiyoさんおススメならこりゃ観ないと。

わたくし、ジェイソン・ステイサムが出演してるというだけで
かなりの期待をしております。はい。
予告編を観ただけで面白そうだし♪
神戸は来年1月公開、大阪は今月公開。
大阪まで行くべきか来年まで待つか…
どちらにしろhiyoさん、お先に~(^З^)
2008.12.06 21:13 | URL | #- [edit]

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