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「チルドレン」 伊坂幸太郎

『チルドレン』

チルドレン

 著者:伊坂幸太郎
 出版社:講談社





<感想>
雑誌に掲載された5つの短編を一つの長編にしたもの。


・「バンク」
・「チルドレン」
・「レトリーバー」
・「チルドレンⅡ」
・「イン」
最初の「バンク」では学生の陣内と鴨居が偶然銀行強盗に出くわし人質になるという話。ここで同じ人質だった全盲の永瀬と出会うのですが、「チルドレン」、「レトリーバー」と読んでいくうちにこの3人がこの1冊の軸になってるんだとわかりました。
話によって鴨居、陣内の部下、永瀬の彼女、永瀬と語り手は違うのですが、主役はこの人、陣内と言っていいでしょう!

家裁調査官の陣内はいいかげんで負けず嫌いで自分が一番という性格、だけどなかなか勘は鋭く洞察力も人並み以上。周囲に迷惑をかけつつも実はとっても影響を与えてたりする。
陣内と父親との確執については「バンク」から話題になっており、なにがきっかけで吹っ切れたんだろうと思わせておき最後にはちゃんとわかるようになってる。

銀行強盗の人質になって以来、付き合いのある永瀬は物静かだけど物事を考える力はまるで探偵のよう。彼を主人公にした推理小説があったら面白いだろうなぁ。
常識ある永瀬は非常識のかたまりの陣内の言動が楽しくて仕方がないという感じ。陣内は周りから煙たがられてもどこか魅力がある男性なんだろう、きっと。
確かに読んでても楽しそうな人物でとっても興味深い。実は音楽に長けてるというギャップさもまたいい^^
なんかですね、固いイメージの家裁調査官という職業に就いてるのも妙にマッチしていたりするんだな。

伊坂ワールドらしく、『陽気なギャングが地球を回す』の銀行強盗の話題が出てきたりその他にも伊坂著書に出てくる場所が出てきたりと毎度毎度楽しませてくれるよホント。今回もまたどっぷり伊坂ワールドにハマってしまいました^^

そうそう、「バンク」の銀行強盗のネタ、同じようなパターンをどこかで読んだような気がするんだよなぁ。ちょっと違うけどマンガ『有閑倶楽部』にも周囲に錯覚をおこさせて犯人が○○のフリをするという話があったような・・・。
どうでもいいか、そんなことは^^;ふと思い出しただけでーす。
『チルドレン』は伊坂サンの本でベスト3に入れたいぐらい面白かったです♪

-2 Comments

5011 says...""
実は最近ぼくも伊坂作品にハマってしまいまして…。
「チルドレン」はドラマ化されたものを先に見ていたんですけど、小説の方がやっぱり断然面白いです。

伊坂作品の良さはエンタテイメントを第一に考えてるところでしょうか。
だから活字をあまり読まない、ぼくみたいなものでも楽しめるってところですかね。

ちなみにドラマでは陣内役を大森南朋が、そして永瀬は加瀬亮がやってます。

2008.10.31 21:43 | URL | #- [edit]
TKAT says...""
こんばんは^^

伊坂ワールドへようこそ(笑)!
チルドレンってドラマ化もされてたんですね、へぇ~。伊坂作品が何本か映画化されてるのは知ってるのですが一度も観たことがないんですよ。唯一『死神の精度』だけは金城武主演なので(相変わらずミーハーですわ^^;)観ようと思ったのですが結局観てないし。
原作が面白い本の映画化ってあまり期待できないってイメージが付いちゃってて。興味はあるんだけどなぁ。

>伊坂作品の良さはエンタテイメントを第一に考えてるところでしょうか。
なるほど!そうかもしれないっすね。ミステリはこうじゃなきゃいけない!とかサスペンスはこうじゃないと!という次元を超えてるかも。

伊坂著書を制覇しようと思ってるんですが図書館で予約しても凄い人気でなかなか手元にこないんですよね(TT)。未だ衰え知らずの伊坂サン、次はどんな設定の本を書くのか楽しみです^^
2008.11.01 21:56 | URL | #- [edit]

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『チルドレン』講談社
短編好きな私にとって「バンク」はよかった。 斬新なトリックを使った、充実しているミステリーを短編で読めたのは嬉しい限り。 映像化作品のほうも見ないと。 ★★★★★
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