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「西の魔女が死んだ」 梨木香歩

『西の魔女が死んだ』  

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

 著者:梨木香歩
 出版社:新潮社 新潮文庫





<簡単なあらすじ>
中学に入った頃、喘息があることや同級生になじめないことから学校に行かなくなったまいは、田舎に住んでる母方のおばあちゃんのところで少しの間一緒に暮らすことになった。イギリス人である大好きなおばあちゃんから魔女の話を聞き、自分も魔女の能力が持てるようおばあちゃんから手ほどきを受ける。「意思の力、自分で決める力、自分で決めたことをやり遂げる力」が大切だと聞き魔女修行をする中、まいの転校が決まりおばあちゃんの家から去ることとなった。その2年後、おばあちゃんが死んだ。

<感想>
気が付けば映画が終わっていたので原作を読むことに。てっきり翻訳本だと思ってたら梨木香歩さんという方の本でした^^;すごい勘違いしてたよ~。

西の魔女=祖母が亡くなり、一ヵ月余り一緒に住んでいたおばあちゃんとの生活を思い出す回想となってます。
「アイ・ノウ」と応えるおばあちゃん、まいの存在を優しく、時には厳しく包み込む姿は凛々しくもあり寛大でもあります。中学生になったばかりの孫にわが家は魔女の家系だという話をしたのはおばあちゃんの知恵といっていいかも。まいが今後生きていくうえで必要なことを教え、強い精神力を持つようにと。

ほのぼのした中にも"死"がテーマとして盛り込まれてます。おばあちゃんの魂の話はわかりやすく、そして現実的。まいと交わした約束もちゃんと守るところはさすが魔女と言われてるおばあちゃん!最後の数ページはおばあちゃんの「アイ・ノウ」が聞こえてきそうですもん。

『西の魔女が死んだ』には、その後のまいが描かれている『渡りの一日』も収録されています。
新しい学校で友達ができ、その子の母親からある展覧会のチケットをもらい2人が向かう話。まいは世の中にはいろんなタイプの女性がいることを知り、未来に向かっていつか自分もその中の1人になるだろうと。おばあちゃんのことは出てきませんが、少なからず成長をしているまいです。
こちらの話はユーモアがあり、特に同じクラスの男の子とその兄がとってもいい味だしてる♪なんて前向きな誤解をする兄弟なんだろう(笑)。"誤解は人生を彩る"。まさにその通り!

まいだけでなく、現代の子供たちへのメッセージ的要素が感じられる『西の魔女が死んだ』、ユーモアのある『渡りの一日』、この2つの話があってこそ面白く読める1冊かなと思います。個人的には『渡りの一日』の方が好きかも。

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