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「コレラの時代の愛」 G・ガルシア=マルケス

『コレラの時代の愛』  El amor en los tiempos del cólera

コレラの時代の愛 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1985))

 著者:G・ガルシア=マルケス (Gabriel Garcia Márquez)
 訳者:木村榮一
 出版社:新潮社




<簡単なあらすじ>
医者のフナベル・ウルビーノ博士が亡くなった。埋葬が済んだあと未亡人となった72歳の妻フェルミーナ・ダーサのもとへフロレンティーノ・アリーサがやってき、51年9ヵ月と4日間想い続けた彼女に愛を告白する。出会いから51年9ヵ月4日、2人はお互いどんな人生を過ごしてきたのか、そしてこれからどんなことが待ち受けているのか…

<感想>
映画の予告編を観て、原作が読みたくなったので借りてきました。
いや~読むのに疲れた(笑)。なんてたって会話が少ない!解説にも書いてあるけどとにかく写実的な記述や描写が永遠に続くのだ!しかも微妙~に登場人物が多く、途中で「これ誰だっけ?」って読んだページを戻る始末。巻頭に登場人物の紹介がないのがツライところ^^;

出会った頃のフロレンティーノの行動は純愛と言うべきかストーカーと言うべきか紙一重的な感じですが、男女間の接触が困難な時代を考えるとちょっと度を越した熱愛でしょうか。
一時は互いに夢中になり結婚の約束をしていた2人、フェルミーナが彼を「なんてかわいそうな人」と思い拒絶し、フナベル・ウルビーノ博士と結婚。たびたび顔を合わせることはあってもまったく別の世界を生きることになった2人。

フロレンティーノがフェルミーナが少女の頃に一目惚れして以来ずっと想い続けてるのですが、かといって彼女1人だけをずっと愛してきたわけじゃない。フロレンティーノは様々な女性と関係を持ってきたしフェルミーナも夫との長い結婚生活がある。なので51年9ヵ月と4日間想い続けたといっても純粋な純愛とは違う。期待・失望・苦しみ・現実と様々な描写が続くわけで。

しかし結婚したフェルミーナに対し力ずくでも奪うのではなく、彼女の夫が亡くなり未亡人になるのを待ってたというのはすごい。未亡人になった最初の夜にふたたび永遠の愛を誓うなんて尋常じゃない。

タイトル通りコレラの時代の愛なのですが、ところどころ伝染病コレラが流行してたという時代背景が垣間見れます。
そして51年9ヵ月と4日間という歳月で避けては通れないのは「老い」ということ。老いた2人の描写もリアルに書かれています。
若いときは「若すぎる」と反対され、晩年になると今度は「歳をとりすぎている」と反対される。しかし歳をとり未亡人になったフェルミーナにはもう何も失うものはないということなのか?愛とは死に近づくほど深まるものなのか?!

若い頃は女性の憧れの的だったフナベル・ウルビーノ博士と結婚したフェルミーナとの結婚生活は、波瀾な時もありいろんな感情を持ちつつ一心同体であったという関係。個人的にはフロレンティーノとの関係ではなく、夫との過ごした年月の方に興味を持ちました。

読み終えた思ったこと。これは映画の方がすんなり理解できるかも(笑)。といいつつ映画を観る予定はないので何とも言えないけど^^;

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