TK.blog

好きな映画や小説etc

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「あの子を探して」

『あの子を探して』  一個都不能少 NOT ONE LESS

あの子を探して

 製作年:1999年
 製作国:中国
 監督:チャン・イーモウ(張藝謀)
 出演者:ウェイ・ミンジ(魏敏芝)、チャン・ホエクー(張慧科)、
       チャン・ジェンダ、カオ・エンマン


<簡単なあらすじ>
山の中にある交通の不便な水泉小学校で、カオ先生の代わりに1ヵ月間代理で教師をすることになったウェイ。村長から代用教員になると50元もらえるという話で、カオ先生が戻ってくるまで生徒の数が1人も減ってないことが条件だった。お金をもらうため、生徒を減らさないようにするウェイだったが生徒のホエクーが街に出稼ぎに行ってしまった。1人も減らすことが出来ないウェイは街に探しに行くが・・・。

<感想>
前から観たいと思っていた映画で、半年程前に深夜のテレビで放送してたのを録画してたのをやっと観ました。『大阪アジアン映画祭2007祝!開催2夜特集』の一つだったみたいですが、もう一つは何だったんだろう??録画してないってことは既に観たことがある映画だったのか、興味がなかったのか…。

ウェイ先生はなんと頼りないこと^^;だってまだ13歳なんだもんね~。何も教える技術がないウェイはとりあえず教科書を黒板に写すだけの授業なんですが、生徒たちは騒いでばかり。
クラスで1人はいるという腕白坊主のホエクー。彼はいい味出してる!見るからにごんたさんっぽい(笑)。
そして子どもたちはお金にシビア。
金をもらうために生徒を1人も減らすまいとするウェイ。好きで代用教員になったわけじゃないので授業も投げやりだ~。こんな小さな子には背負うものが重過ぎるんじゃないかと思ってしまいます。でも実際こんな田舎が存在するんだろうな。私が13歳の時なんて遊んだりテレビを観たりと娯楽に忙しかったというのに…^^;。
お金に対しシビアなのは節約にも繋がるということ。ミンシエンの日記で物を大切にすることが大事だと私も心を入れ替えようとしたところ、結局はお金(笑)。ホエクーを探しに行くにもバスを使うので当然お金がいるわけで…。
ホエクーのためを思って探しに行くのではなく、1人も生徒を減らさず村長さんからお金をもらうことが前提。だからバス代も他の生徒から集めようとするのはどうなんだろう。生徒たちはウェイとは違い、純粋にウェイがホエクーを連れ戻すのに一生懸命になっており人助けだと思ってるのが救いでしょうか。ウェイは何でも人任せで意外にたくましい^^;

クラスで一番小さい女の子がとってもキュートで可愛らしい♪
また計算が出来ないのに出来るといって何回も手を挙げたり、皆が工場へ走って行くときも一生懸命追いつこうと一番後ろで頑張ってる。1年生から4年生がいるクラスだから、上級生と同じように振舞いたいんだろうな~。
ウェイは授業らしい授業をすることが出来ないと思ってたのが、バス料金の計算をするのに算数の授業らしくなってる!何も知識がないウェイが生徒に質問することで授業が成り立つなんて…奇跡だわ(笑)。

出演者が皆素人というだけあって、映画というよりドキュメンタリーっぽいです。
これにナレーションが入ってたら何かの番組かと思っちゃう。街やテレビ局で他の人に聞き回るシーンなんて、皆カメラの存在を知らないんじゃないかと思えるほど良しも悪しも自然な対応。

尋ね人の張り紙広告をインクが切れるまで夜通し何枚も何枚も書いている姿やテレビ局での奮闘ぶりを見てると、自らのお金のためにしてるのではなくホエクーのためにしてることなんだと思えてくる。
テレビ局で受付の人に対し「没有」としか答えれないウェイ、「没有」ってこんな悲しい言葉だっけ?って思えてきちゃいます。
しかしテレビ局の受付の人は言い方キツイな~。それにめげないウェイは強い!子どもの頃から大人にこんな対応されてるから意思の強いしっかりした中国人女性に成長するんだろうかなんて^^;それだけにテレビで見せた涙はなんとも言えない(泣)。
局長の人道的な対応に感動してたらあれよあれよと言う間に…。子どもたちの無邪気な喜びは観てるこちら側も素直に嬉しい。プロの俳優さんではなく、素人の本人出演だから逆にそれが伝わってきたのかも。
1999年の作品でウェイ先生は13歳、ってことは今は22歳。頑張って農業に従事してるのかな~。ホエクーはちゃんと恩返ししたのかな~。その後の生徒たちがちょっと気になります^^

-2 Comments

孔雀の森 says...""
こんにちは♪
あのテレビの場面では、ウェイやホエクーと一緒にボロボロ泣いてしまった私です。
泣かせる作品には、「さあ、泣いてもらいましょう」という制作者側の意図を感じるものが多い中で、これは全然そうじゃなかったです。

>「没有」ってこんな悲しい言葉だっけ?って思えてきちゃいます。
そうなんですよね。相手も自分も、この後が続かないのよね。
テレビ局の受付嬢(?)は、自分の役割を越える事柄についてはすべてシャットアウトしてしまうんですよね。
あれがあたりまえの風潮だったりして。
ラストの思いがけない展開と対照的だったと思います。
今主演の二人はどうしてるんでしょうね。
2008.07.11 09:46 | URL | #W/rA3xXw [edit]
TKAT says...""
こんばんは、孔雀の森さん♪

>「さあ、泣いてもらいましょう」という制作者側の意図を感じるものが多い中で、これは全然そうじゃなかったです。

そうなんですよね、セシリア・チャン主演の『星願』のように泣かせる気マンマンではなく(←制作者側の思惑どおり大泣きしちゃったけど^^;)、子どもたちの涙がすごく自然でした。これが演技だったら脱帽です(笑)。

中国語勉強のためにとセリフを一生懸命聞いてたのですが、私のレベルでは当然ほとんど聞き取れず(泣)。最後の黒板に生徒達が簡単な単語を書くシーンでは知ってる単語ばかりで、嬉しさのあまり私も生徒達と一緒に声に出して読みました(笑)。
字幕に日本語と中国語(ピンイン付き)が出たらいいのにな。←な~んて3ケタの字幕が出たら画像を見るのに邪魔になってしょーがない(笑)。
2008.07.11 20:46 | URL | #- [edit]

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://tkat.blog55.fc2.com/tb.php/333-a7dc2413
あの子を探して
 1999年/中国/1時間46分(レンタルDVD)  監 督  張芸謀(チャン・イーモウ)  原 題  一個都不能少/ NOT ONE LESS  出 演  魏敏芝(ウ...
該当の記事は見つかりませんでした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。