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「ジーヴスと恋の季節」 ウッドハウス

『ジーヴスと恋の季節』 THE MATING SEASON

ジーヴスと恋の季節 (ウッドハウス・コレクション)
 著者:P・G・ウッドハウス (Pelham Grenville Wodehouse)
 訳者:森村たまき
 出版社:国書刊行会 ウッドハウス・コレクション 





<簡単なあらすじ>
アガサ伯母さんからの命令で、伯母さんの友達が住んでいるデヴリル・ホールに行き村のコンサートに出演協力せよと指示される。友人ガッシーも参加者の1人だと知るとますます憂鬱になるバーティ。そんな時、ガッシーが警察に逮捕されバーティがガッシーの替え玉としてデヴリル・ホールに行くことに。すると今度はキャッツミートがガッシーのフリをしたバーティの従者としてやってきた。さらに今度は逮捕されたはずのガッシーがバーティのフリをしてジーヴスを連れてやってきた!3人が違う人物のフリをしている中、ガッシーの婚約者やアガサ伯母さんまでデヴリル・ホールに向かってた。バーティはどうする?はたまた各カップルの行方は…?シリーズ第8弾。

<感想>
もう8弾まで出てたんだ~。今年9月には9弾も発売になるし順風満帆♪数年前まではウッドハウスの本がこんなに出るなんて思いもよらなかった。嬉しすぎて涙が出そう(泣)。

デヴリル・ホールではキャッツミート&ガードルード、ハドック&コーキー、ガッシー&バセット、巡査&デヴリル・ホールのメイドの4組のカップルが登場。
キャッツミートはハドックがガードルードに近づいてると思い、コーキーはハドックが同居している伯母さんたちに頭があがらないのに対し苛立っている。ガッシーはガートルードに対し腹を立てておりコーキー心を奪われている。挙句の果てにガッシーの婚約者バセットはバーティがまだ自分の事を好きだと勘違いしている様子。どのカップルも相変わらずこんがらがっています(笑)。
背景は春でまさしく恋の季節。あちらこちらで恋の話があるというのにいつも他人の恋話に巻き込まれてばかりのバーティには一向に春がやってこないっていうのも周知の事実。

バーティは嫌な役目の仕事を請け負い皆のためだと思ってしたことが全て裏目に出て、結局は皆に振り回されてとばっちりを受けるのは結局バーティっていうのはもう定番中の定番。
今回は本人自身もこんな役を引き受けるのは結局自分なんだと自負してるようで承諾も早い^^;

デヴリル・ホールにはハドックと個性的な5人のおばと住んでるだけでなくジーヴスの叔父チャーリー・シルヴァースミスが執事をしてるんです。でも風貌は巨大な禿頭で目が突き出てる19世紀の政治家の銅版画のようって…恰幅もよさそうだけどジーヴスとは似てるところも。このチャーリー叔父さんは今後もどこかで登場してほしいな~。

そういやアガサ伯母さんのイメージが前より増してる…割れビンを食い破り、歯で大ネズミを殺戮するだなんて、性格云々よりも凶暴な人物になってるよ~。
最初ににここまで描写しておいて、こんなラストにするとは!結果がかんなり気になるんだけど(笑)。このストーリーで一番印象に残ってるシーンはやはりラストかな。

本の帯に「百に及ぶウッドハウスの全小説中もっとも複雑で凝りに凝ったプロットを持ち、英国ウッドハウス協会元会長をして《全作品中のベスト》”と言わしめた傑作長編小説」と書かれてるのですが、確かにプロットは凝ってるとは思うけど《全作品中のベスト》はちょっと言いすぎなんじゃ^^;
個人的には新鮮さが落ち着きシリーズに慣れてきたって感じ。まぁこのシリーズに新鮮さは必要ないといっちゃそうなんだけど(笑)。
次作は9月刊行予定の『ジーヴスと封建精神』。今回はあまりジーブスが登場しなかったので、次は大活躍してるジーヴスに期待!

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