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03/06 「追伸」 真保裕一
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2008.03.06 Thu

『追伸』  
   
追伸
   
 著者: 真保裕一
 出版社:文藝春秋





<簡単なあらすじ>
単身でギリシャに赴任してる山上悟。一緒に行くはずだった妻の奈美子は交通事故に遭ってしまい、怪我が治るまで日本にいることになった。そんなある日、夫のもとに妻から離婚届が届く。その後さらに妻の祖父母の間で交わされた手紙のコピーが大量に送られてきた。そこには家族でさえも知らない真実が語られていた。そして離婚届を送った妻の真実も明らかになる。

<感想>
山上悟と奈美子の夫婦、奈美子の祖父母、2組の夫婦間で交わされた手紙だけで構成されてるストーリーです。
まず思ったのが、離婚届を送るつけるのはいいとして、別れようと思ってる相手に家族のことを長々と書いた手紙を送るだろうか。離婚とは無関係ではない内容と言えども、別れると決めたならそんな必要ないと思ったり。祖父母の関係を引き合いに出して、だから自分はこうなったと言い訳してるとしか思えないのは私だけ?それに対し戸惑いながらもちゃんと答えていく夫。略奪愛にしては手紙の内容はどこか丁寧すぎるような・・・。

現代を生きてるこの2人に対し、約50年前、刑務所にいる祖母と無実を信じてる祖父の間で交わされた手紙は時代のせいか、丁寧な文面でも妻への夫の愛が詰まってます。
誠実で優しい夫を持ち、自分は十分に幸せだと前置きした上で妻は夫に対し深い罪を手紙に書いてるのですが、これを読んだ夫の心情は・・・。
信じていた伴侶からこのような告白をされたら、私ならこの本の祖父のような態度を取れるかどうか・・・。
それなのに妻の無実を信じて自ら調べまわる夫。一方で離婚を覚悟したからこそ、相手を傷つける内容であっても自分の気持ちを正直に手紙に書くことができた妻。
といっても奈美子、祖母ともに最初から正直に言ってるのではなく、後になって(言い訳できる状態ではなくなったから?)真実を話してるのが気になるところ。

それに対し2人の夫は寛大すぎのような気がしてならないよ〜。2組の夫婦は似てるといっちゃ似てるけど、時代のせいか現代の夫婦の方がどうも現実味がないんだよな〜。
も、もしかして私が独身だから夫婦の繋がりというものに対し理解出来ないのか?!それを言っちゃおしまいよ〜(><)

22:41 | [小説]P-T | edit | trackback(0) | comment(0)






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