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「日本人と中国人とのコミュニケーション」 彭飛

『日本人と中国人とのコミュニケーション』

日本人と中国人とのコミュニケーション―「ちょっと」はちょっと…ポンフェイ博士の日本語の不思議

 著者:彭飛
 出版社:和泉書院





新聞に連載したものをまとめた『「ちょっと」はちょっと… ポンフェイ博士の日本語の不思議』に新たな連載を加え書き直したもの。上海生まれの著者が来日した最初の10年間に体験したことが書かれています。内容は以下の通り。


序章:来日当初の体験談
第1章:日本語、不思議発見
第2章:漢字の落とし穴
第3章:中国と日本、くらべてみれば
終章:日本人と中国人のコミュニケーション
「ちょっと」という言葉にはさまざまな言い方があって、日本人にとって実に使い勝手がいい言葉。
「○○ありますか?」と聞かれて「ありません」とはっきり断定せず「ちょっと無いようで・・」と使ったり、「この品物、ちょっとね~」と否定的に使ったり、「ちょっと失礼」と自分の行動を柔らかく言ったり、「ちょっと一杯」と軽い感じの誘い文句でも実は全然ちょっとじゃなかったり(笑)。「ちょっとした物だね」と言えばまた意味が違ってくる。そうかと思えば「ちょっと!」と非難的な言い方にも使われる。うーん、どれも普段から何気に「ちょっと」を使ってますが、外国の方にとっては使い分けが難しいだろうな~。

あるある!と思ったのが、「お詫びの決まり文句」が実に多く多様多彩だってこと。「お忙しいところ申し訳ございませんが・・・」「ご迷惑お掛けして・・・」「お手数ですが・・・」「大変申し訳ございませんが・・・」「お手をわずらわせて・・」等々。社会人にとっては当たり前の決まり文句ですよね。著者いわく、日本語にはお詫びの表現が豊富なんですって。さらに日本語は押し付けがましさを緩和する「よろしかったら」「ご無理でなかったら」「私の記憶に誤りがなかったら」と仮定&自分の誤りかも知れないという言い方も特徴的。

はっきりと「YES」「NO」を言わないのも日本的(有名な例えでは、「結構です」「いいです」という言い方はいいのかいやなのか外国の方にとっては判断不可能)。
それとは反対に、著者は日本語の配慮表現には感心したそうな。はっきりと「だめ」というのではなく「ご遠慮ください」。この遠慮という言葉は「遠慮なくどうぞ」という使われ方もご存知の通り。また「今日は遠慮させてもらいます」といった辞退するという意味にも使われますよね。

あとですね、著者の頭を悩ませたのは「~と言ってもいいのではなかろうかと思われる」という言葉。"思う"のではなく"思われる"というのは自分の意見ではなく世間的にそうだということ?しかも"なかろうか"って・・・。自分の意見としては自信がなく、"なかろうか"と推測した上で"思われる"と他人行儀な言い方って・・・。これって日本人からみてもかなり理解しにくい言い方だけど、わからんでもないのがまた日本人・・・。

自分でも全く気付かなかったのは「ありがとうございました」とは言うけど「おはようございました」とは言わないこと。なぜ過去形はダメ?と聞かれたら答えることが出来ない私。なぜなんだろう??「ありがとうございます」「ありがとうございました」は使うけど、「おはようございました」はあり得ん。なぜあり得んかはわからん・・・。ひゃ~、マジで解らない~。今まで質問されたことがないからよかったものの、今後どこかで聞かれてたどう答えよう??

第2章では、中国人の著者から見た漢字の落とし穴について。これって逆にも考えられる訳で。
「日本人からみた漢字の落とし穴について」と。これは同じ漢字でも日本と中国語では意味が違うということ(意味が同じのももちろんありますが)。中国では自国と同じ漢字の国だからと甘くみて日本語を勉強する人がいるそうなんですが、反対に日本でも同じように漢字だから覚えやすいだろうと勉強する人はいます。なにを隠そう私がその1人(苦笑)。
日本人や中国人は相手の漢字を中途半端に理解しているため、意味の違いに気付かずにコミュニケーションに失敗してしまうことが多いそうな。ああ、心が痛い^^;という前にコミュニケーションが全くとれない私には心配無用だったりして(笑)。
中国を勉強している私にとってはどれも興味深い話。日本人なら漢字がわからなければカタカナで書くという手段がある。が中国語圏内の人は、漢字が思い出せない時はその漢字部分を空欄にしてるそうな。マジで?!そう思うと日本語って便利だわ。漢字が書けなくても代用する平仮名・カタカナがあるんですもんね。
あと後半には日本と中国の漢字の違いなども詳しく書かれています。

いや~改めて考えると日本語って難しい(><)
私が英語圏の人間なら、漢字・平仮名・カタカナと覚えるのも大変だし、話す言葉も難しい日本語は絶対習いたいとは思わないよ~。
1章は中国の方に限らず、どこの国からみても不思議な日本語について書かれており、私自身もなるほど!と思うことばかり。何気に借りたこの本、大変勉強になりました♪

-2 Comments

孔雀の森 says...""
こんにちは♪

興味深い内容ですね。

>著者の頭を悩ませたのは「~と言ってもいいのではなかろうかと思われる」という言葉。

こういう表現、何も考えないで使っています。あまり突っ込まないでくれ、という心の表れかも。常日頃曖昧、婉曲、他人任せ的な表現に守られて生きているような気がします。←ほら、また(笑)

>中国語圏内の人は、漢字が思い出せない時はその漢字部分を空欄にしてるそうな。

へえ~、そうなんだ!でもそうよね。知らなければ書きようがないもんね。そう考えると中国の人は漢字の勉強、大変でしょうね。
2008.03.01 07:12 | URL | #W/rA3xXw [edit]
TKAT says...""
こんばんは、孔雀の森さん♪

ホント興味深い1冊でした^^日本語って外国の方から見れば超難解で、日本人の私からみても奥深いな~と驚かされました。

>中国語圏内の人は、漢字が思い出せない時はその漢字部分を空欄にしてるそうな。

著者は1984年に来日しており、殆ど日本で生活してらっしゃるようなので、もしかしたらちょっと昔の情報かもしれませんね^^;今の子はピンインで代用してるかも??

>中国の人は漢字の勉強、大変でしょうね。

ですよね~。特に繁体字!長い手紙を書く時めっちゃ時間掛かりそう(><)。小さい頃からペンダコが出来そうですね^^;
2008.03.01 20:17 | URL | #- [edit]

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