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「眠りをむさぼりすぎた男」 クレイグ・ライス

『眠りをむさぼりすぎた男』  THE MAN WHO SLEPT ALL DAY

眠りをむさぼりすぎた男

 編者:クレイグ・ライス(Craig Rice)
 訳者:森英俊
 出版社:国書刊行会 <世界探偵小説全集>





<簡単なあらすじ>
レイヴンズムーアのフランクとジョージのフォークナー兄弟のパーティーに招かれたディクソン夫妻、ローリンソン夫妻、元コーラスガール、その恋人の刑事弁護士、灰色ずくめの小男の7人。それぞれが面識のない奇妙なパーティーの翌朝、ジョージが寝室で殺された。招待客の7人、フランク、執事はさまざまな理由からジョージの寝室に侵入しており、皆が彼が死んでるのを知っていた。が、ジョージに握られていた自分の秘密がバレるのを恐れ、あるいはパートナーが犯人じゃないかという思いから各々が彼が死んでることを黙っていた。そんななか新たな殺人が・・・。

<感想>
クレイグ・ライスは好きで他名義の本があるのは知ってたのですが、マイケル・ヴェニング名義の本が出版されてるとはつゆ知らず。っていうか今作品がクレイグ・ライス著で出版されてるのを偶然図書館で見掛けて知ったわけで^^;やっぱり全集ものは侮れない!

死体となったジョージは悪ふざけが好きで不愉快な男。他人の秘密を調べ脅迫まがいのことをしており、秘密を握られてるパーティーの招待客はジョージが寝ている寝室に忍び込んでその証拠を取り返そうとする訳で。が!寝ていると思ってたジョージが死んでいると知ると・・・。
自分が犯人じゃなくても状況的に犯人に思われてしまう、あるいはもしかしたらパートナーが犯人なんじゃないかという思いから、ジョージが死んでること誰もが言えずに。
各々が誰が犯人なのかわからず、しかもジョージは死んでるのにまだ眠ってるんじゃない?という演技をしている中、冷静にその場を見てる謎の人物が1人。

この謎の人物が言うとおり、ジョージ以外はみんな愛すべき人物ばかり。登場人物たちはそれぞれが誰にも言えない悩みを抱えており、次第にわだかまりが消えいくところはどこか心温まる人間ドラマのよう。
登場人物たちが死体を発見する場面からも真相は明白なのですが、結末はそれを踏まえ新たな真実が・・・という感じでしょうか。個人的にはもうひとひねり欲しかったことですが、それでも登場人物たちが魅力的で面白かったです。
あとで知ったのですが、謎の人物はシリーズものだと判明。シリーズものとしてはかなり登場の仕方が控え目な男性だ^^;彼が登場する他の小説でもこんなに控え目なんだろうか?どうなんだろ。

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