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「スカイジャック」 トニー・ケンリック

『スカイジャック』 A TOUGH ONE TO LOSE

スカイジャック
 著者:トニー・ケンリック(Tony Kenrick)
 訳者:上田公子
 出版社:角川書店  

  


<感想>
私の好きなユーモア・ミステリ作家の一人、トニー・ケンリック。
オーストラリア生まれで、最後に読んだ著書のプロフィールには世界各国を転々とあり(しかし最近では新しい作品が出ないため近況わからず)。
古本屋の100円コーナーなどでケンリックの本はよく置いてあり、比較的安価で手に入れやすいのが嬉しいところ(背表紙が緑で桜井一さんのイラストが書いてある昔の角川文庫)。
このブログに感想を書くために数年ぶりに読み直しました(笑。

ある解説者がケンリックについて、

 ・奇想天外な設定
 ・ユニークな人物と多彩なユーモア
 ・独創的な着想と意外性に満ちた展開

と言ってますが、まさしくその通り!!(これってウェストレイクにもあてはまるかも・・・)
この「スカイジャック」でも、ジャンボ機が消息を経ってしまうというあり得ない設定。そしてそれを調査する弁護士べレッカーと秘書アニーの元夫婦。
ジャンボ機の行方も意外といっちゃ意外だけど、このストーリーの魅力はなんと言ってもべレッカーとアニーの会話のやりとりですね。
個人的に上田公子さんの訳しかたも好き(私の持ってる12冊の中では「チャイナ・ホワイト」以外全て訳してます)。
そして怪しげな宗教団体や、いつも車の駐車場所でモメてる近所の人、同じアパートに住んでる犬を飼ってる婦人。
脇役クラスと思いがちな人物を、のちのちのストーリー展開に準主役級と言っていいほど関わらすのもケンリックの魅力の一つ。
これ以上書いてしまうとネタバレになってしまいそうなのでやめときます(笑。

最後のオチもしっかりとしており、読み終わったあとは「あー面白かった」の一言に尽きる!
ジャンボ機の行方は驚愕するほどでもないような気がしますが(不可能ではないにしろ、今の時代じゃきっと無理だろうと)、それでも全体的にちゃんとまとまってるだけでなく満足感一杯にしてくれるケンリックに拍手。

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